太平洋遠征
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 03:34 UTC 版)
「トゥパック・インカ・ユパンキ」の記事における「太平洋遠征」の解説
多くの研究者が事実ではないと考えているが、一方で彼はまた、1480年頃に太平洋へのおよそ10カ月間の探検航海を指揮したとも言われている。 伝承によると彼は「ニナ・チュンピ(炎の島)」、「ハフア・チュンピ(離島)」と呼んだ島を訪ねたという。この島は、ガラパゴス諸島ではないかとも言われているが、チュンピとは帯を意味し、「取り巻く陸」の比喩であるとするとサンゴ礁の存在を示すように思われることから、トゥアモトゥ、マルキーズ諸島と同程度に遠い西ポリネシアの島に関連するのではないかとも言われている。 なお、学会の主流にはなっていないが、このときの航海によりイースター島も発見されたとし、イースター島の巨石文明はインカから伝わったとする説も存在する。
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