TBSラジオ エキサイトベースボール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/30 23:55 UTC 版)
番組の歴史
東芝ナイター ↓ 黄桜ゴールデン・ナイター | |
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ジャンル | プロ野球中継 |
放送方式 | 生放送 |
放送期間 |
1958年5月4日 - 1961年9月24日(東芝時代) 1962年5月6日 - 9月30日(黄桜時代) |
放送時間 |
日曜 20:00 - 21:00→19:30 - 21:40(東芝時代) 日曜 19:15 - 21:40(黄桜時代) |
放送局 | 日本 ラジオ東京→東京放送 |
テーマ曲 | 『コバルトの空』(作曲:服部逸郎) |
提供 |
東芝 清酒黄桜 |
特記事項: ラジオ東京最初のレギュラー編成による、プロ野球中継。 |
モロゾフナイター ↓ 木曜ナイター | |
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ジャンル | プロ野球中継 |
放送方式 | 生放送 |
放送期間 |
1959年5月7日 - 9月24日(モロゾフ時代) 1960年5月5日 - 1961年10月5日 |
放送時間 |
木曜 20:00 - 21:00(モロゾフ時代) 木曜 20:00 - 21:00→20:00 - 21:40 |
放送局 | 日本 ラジオ東京→東京放送 |
テーマ曲 | 『コバルトの空』 |
提供 |
東邦酒造(モロゾフ時代) 日本電気→伊藤ハム(木曜ナイター時代) |
フェザー・シルバー・ナイター 三菱ダイヤモンド・ナイター ↓ 日曜薄暮ゲーム | |
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ジャンル | プロ野球中継 |
放送方式 | 生放送 |
放送期間 |
1962年4月22日 - 9月30日(フェザー / 三菱時代) 1963年4月11日 - 1965年10月10日 |
放送時間 | 日曜 16:20 - 18:55 |
放送局 | 日本 東京放送 |
テーマ曲 | 『コバルトの空』 |
提供 |
フェザー安全剃刀(フェザー時代) フェザー安全剃刀→三菱グループ(三菱商事・三菱石油)(日曜薄暮時代) |
特記事項: 1.『三菱…』のタイトルは大相撲中継期間に放送。 2.試合の無い時は『ダイヤモンド・ハイウェイ』を放送。 |
中継放送開始 - 1960年代
局名が「ラジオ東京」だった1952年、3月の読売ジャイアンツ(巨人)対毎日オリオンズ定期戦(オープン戦)で初のプロ野球中継を編成(独占中継)[3]。この編成にあたり、当時スポーツアナウンサーが不足していた[注 1] ラジオ東京は、日本放送協会(NHK)から大阪局の小坂秀二と名古屋局の近江正俊を移籍させた[3]。最初の中継は3月12日の定期戦3・4戦[4]。実況担当は小坂、解説には野球記者の大和球士を迎えた[5]。その後は、1957年まで不定期で放送していた。
レギュラー編成の開始
1958年5月4日、毎週日曜20:00 - 21:00のレギュラー編成によるプロ野球中継を開始[6]。また、解説者も大和に元中日内野手の土屋亨を加入させ、初の複数人体制となった。当時は東芝(東京芝浦電気)の一社提供による冠スポンサー番組として『東芝ナイター』(とうしばナイター)のタイトルで放送された[6]。雨天中止の場合は、『東芝ジュークボックス』を編成[6]。
1959年は、週二回に増加。5月7日から9月24日の木曜20:00 - 21:00に東邦酒造一社提供の『モロゾフナイター』を放送(21:37までの延長オプションあり。雨天中止の場合は『モロゾフ・ハイファイ・タイム』を放送)[6]。「モロゾフ」は東邦酒造のワインブランド名。
1960年は、5月5日より木曜20:00 - 21:00に『木曜ナイター』(もくようナイター。日本電気一社提供)を開始し、全ナイター中継において21:37までの延長オプションが設けられた[6]。「東京放送」(TBS)となった[注 2]後の1961年は日曜が19:30 - 21:40、木曜が20:00 - 21:40にそれぞれ放送時間を変更[6]。『木曜ナイター』は1961年10月5日をもって一旦終了(終了当時は伊藤ハム一社提供)[6]。
1962年には、日曜夕方の薄暮ゲーム中継として4月22日から日曜16:20 - 18:55に『フェザー・シルバー・ナイター』を開始(フェザー安全剃刀の一社提供)[6][7]。大相撲中継期間は『三菱ダイヤモンド・ナイター』(みつびしダイヤモンドナイター)として放送[6]。日曜ナイターは東芝に代わり清酒黄桜(黄桜酒造)の冠番組として5月6日より19:15 - 21:40に『黄桜ゴールデン・ナイター』(きざくらゴールデンナイター)を放送(試合の無い場合は、『黄桜演芸場』『てんや・わんやの民謡百景』などを編成)[6]。いずれも9月30日まで放送[6]。
TBSナイター | |
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ジャンル | プロ野球中継 |
放送方式 | 生放送 |
放送期間 | 1963年4月6日 - 1969年10月5日 |
放送時間 | 火 - 木曜、土・日曜 18:55 - 22:00→月 - 日曜 18:40 - 21:40 |
放送局 | 日本 東京放送 |
ネットワーク | JRN |
テーマ曲 | 『コバルトの空』 |
特記事項: 1.通常は、各放送曜日名を入れた『○曜ナイター』のタイトルで表記。 2.試合終了まで完全中継。 3.雨天中止・早終了などの場合芥川隆行出演の『ナイター・ジョッキー』。 4.1966年4月からは金曜除く6曜日、1969年4月からは全曜日放送。 5.1965年5月2日以降は、JRN系列全国ネット番組としての役割も併せ持つ。 |
ナイター中心の編成開始
1963年4月には、編成部長の中村新と編成課長の辰繁存らにより、ナイター中継を夜間放送の中心に据える編成を導入[8]。月・金曜を除いた火 - 木・土・日曜の18:55 - 22:00の枠による帯番組編成となる[9]。また、引き続き日曜16:20 - 18:55枠には『日曜薄暮ゲーム』(にちようはくぼゲーム)としてフェザー安全剃刀の一社提供または三菱商事・三菱石油(いずれも三菱グループ加盟社)の提供で放送[9] 試合の無い時は『ダイヤモンド・ハイウェイ』[注 3]を編成)。4月6日の『火曜ナイター』(かようナイター)より新編成による中継を開始した。ナイター中継中心の編成が組まれた背景には、プロ野球中継しか夜間の番組がスポンサーがつかなくなっているという認識があったとされる[8]。また、『TBSナイター』(ティービーエスナイター)という総称が使用されるようになった[注 4]。
この編成に伴い、実況アナウンサーは渡辺謙太郎・吉川久夫・岡部達・石井智・池田孝一郎・山田二郎が特定球団ごとに担当することとなった[8]。また、巨人戦中心の編成をするとともに名古屋・関西(大阪・兵庫)・広島・福岡各本拠地球団主催試合をフォローする必要性から現地局であるCBC・ABC・RCC・RKBとの関係を強化した[10]。
21:00以降の枠には、雨天中止・早終了などの場合によるクッション番組として『ナイター・ジョッキー』が挿入[9][11] され、芥川隆行が担当した[11]。
ナイターのスポンサーも、引き続き各曜日ごとに単独で担当することとなった。火曜は日本酒造組合中央会、水曜はコカ・コーラ、木曜は日本漁網船具[注 5]、土曜は資生堂、日曜は前年から引き続き清酒黄桜[注 6]。
1964年も引き続き同じ編成[12]。スポンサーは、水曜がコカ・コーラ ボトラーズ(名称変更)、日曜薄暮ゲームが三菱商事・三菱石油のみとなった[12]。
1960年代後半
1965年、木曜のスポンサーが大関酒造に変更[13]。また、同年5月2日にTBSラジオをキー局とするネットワーク組織「Japan Radio Network」(JRN)が発足した事に伴い、中継カードによりJRN系列全国ネット番組としての役割も担うこととなる。10月10日をもって『日曜薄暮ゲーム』の放送を終了[6]。
1966年4月には、『月曜ナイター』(げつようナイター。ロッテの一社提供)も開始し週6回となる[14]。また、試合のない場合の予備枠として、20:00まで『ナイタージョッキー』、それ以降は『○曜リクエストジョッキー』[注 7] を設けた[14]。土曜ナイターのスポンサーから資生堂が外れ別の複数社による提供となる[14]。
1967年には、放送時間を18:25 - 21:30に変更[15]。試合のない日は、19:30までは『ナイタージョッキー』、20:00までは『○曜リクエストパレード』、それ以降は『ミュージックワイドショー』(月・日)『歌謡曲ワイドショー』(火)『ポピュラーワイドショー』(水・土)『ヒットワイドショー』(木)を放送していた[15]。また、この頃より番組表では『プロ野球ナイター実況中継』(プロやきゅうナイターじっきょうちゅうけい)という総称が使われた[15]。スポンサーは、月曜が東鳩製菓、土曜は前年複数社の一つだったトヨタ自動車販売の一社となり、日曜のスポンサー名義が黄桜酒造に変更された[15]。
1968年は、18:40 - 21:40に変更[16]。18:50までは『プロ野球デスク』(プロやきゅうデスク)として内包[16]。試合のない日は、20:00まで『ナイタージョッキー』、21:00までは月・日曜が『演芸バラエティ』火曜が『お笑いバラエティ』水・木・土曜が『ミュージックバラエティ』、21:40までは月・日曜が『爆笑ジョッキー』火曜が『歌謡ジョッキー』水曜が『こりゃまたジョッキー』木曜が『おかしなジョッキー』土曜が『まじめなジョッキー』をそれぞれ編成していた[16]。月曜のスポンサーは複数社となった[16]。
1969年は、『金曜ナイター』を開始[6]。全曜日編成となった。10月5日をもって、『TBSナイター』としてのレギュラー放送を終了[6]。
TBSエキサイトナイター | |
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愛称 | エキサイトナイター |
ジャンル | プロ野球中継 |
放送方式 | 生放送 |
放送期間 | 1970年4月12日 - 1999年10月2日 |
放送時間 | 火 - 日曜 18:00 - 試合終了 |
放送局 | 日本 東京放送 |
ネットワーク | JRN |
テーマ曲 | 『コバルトの空』 |
特記事項: 1.『TBSラジオエキサイトナイター』または『ステレオ・エキサイトナイター』(1992年 - 1995年)とも表記。 2.1979年 - 1981年の巨人戦については、ラジオ関東(1981年10月よりRFラジオ日本。以下、RF)と共同制作しており、RFの解説者やアナウンサーが出演する場合もあった(TBSラジオの解説ないしはアナとの共演含む)。 |
エキサイトナイター時代
1970年代
1970年4月12日より、『TBSエキサイトナイター』(ティービーエスエキサイトナイター)としての放送を開始[6][注 8]。タイトルについては『TBSラジオエキサイトナイター』と表記される場合もあり、初年度の番組表ではこの表記が使用された[17]。編成時間は、18:50 - 21:40。また、直前には平日・土曜は18:30 - 18:50に『歌のクリーンヒット がんばれジャイアンツ』が、日曜は18:40 - 18:50に『フレーフレージャイアンツ』がそれぞれ編成された[17]。この頃には、概ね複数スポンサー提供となっており、単独スポンサー提供となっているのは日産自動車が付いている日曜のみだった[17]。
1971年は、引き続き前年と同様の編成[18]。ただし、平日・土曜については中継直前に2本のミニ番組を内包する形をとった[18]。ミニ番組は18:30 - 18:40が『毒蝮のがんばれジャイアンツ』(出演:毒蝮三太夫)[注 9]、18:40 - 18:50は『マツダマチャアキスタジアム』(出演:堺正章・市地洋子。マツダ一社提供)[18]。また、この頃には国外旅行ないしは万円単位の賞金が当たるというリスナー向けプレゼントクイズの企画も行っている[18]。
1972年は、火 - 日曜の18:45 - 21:40に編成[21]。また、金曜のスポンサーは1974年まで三井グループ単独提供となった[21][22][23]。1973年は、火 - 日曜の18:40 - 21:30に編成[22]。
1974年は、18:25 - 21:10に編成[23]。この年をもって、初中継以来23年に渡り専属解説者を務めてきた大和が降板(同年11月には、解説としての功績を評価され、TBSラジオから「ゴールデンマイク賞」を受賞した[24])。
1975年は、18:15に繰り上げ、また、前座コーナーとして新専属解説者牧野茂による『牧野茂のナイター見どころ聞きどころ』(まきのしげるのナイターみどころききどころ)を開始[25]。
1976年は、18:20 - 21:10(月曜ナイターの場合もあり)[26]。また、試合のない日は『二郎で勝負!リクエストナイター』を編成していた(月曜は別編成)[26]。ナイター直前には『ナイタースタートダッシュ』と題した5分枠のミニ番組を開始(原則ナイター枠のない月曜も同時間帯に放送)。また、日曜昼には『TBSサンデースポーツスペシャル』と題して、土曜日にも『土曜ワイドラジオTOKYO』の枠内フロート番組として、適宜在京球団のデーゲーム中継を放送したことがあった。
1977年は、火 - 日曜の18:20 - 21:10、月曜は試合のある日のみ18:20 - 21:30の枠に編成[27]。月曜以外の試合のない日は『二郎で勝負!リクエストナイター』を編成[27]。
1978年は、火 - 日曜の18:20 - 21:10を基本編成として、試合予定のない日は『ラジオナイター・歌謡曲』を編成した[28]。また、デーゲームしかない日は『デーゲームハイライト』を編成。この時、巨人主管試合については、ラジオ関東が読売新聞社(巨人の親会社)との契約で独占中継権を獲得したことに伴い、JRN・NRN各局とも中継することが不可能となったため、巨人戦はビジターカードのみの放送となり、主管カードが実施される場合は、関東の他球団(主にヤクルト・大洋主管の試合)のカードを中心として放送した。
1979年は、基本編成変わらず[29]。デーゲームハイライトとして録音中継が編成されることもあった(参考:4月14・15・22・28・29日[29])。前年、巨人主管試合の中継から締め出された影響で、地方局の聴取率・営業面の低下が進んだことを受け、この年から、巨人主催試合のみ読売新聞社から販売購入を行う形で、ラジオ関東(1981年10月よりRFラジオ日本。以下、RF)との共同制作となったため、一部同局解説者及びアナウンサーを起用(片方のみTBSラジオからの起用となる場合があれば、両方がRFからの起用となる場合もあった。事実上RFの「TBS用裏送り」またはTBSの「RF用裏送り」と同じ)
1980年代
1981年は、火 - 日曜の18:15 - 21:00に編成[30]。同年限りでRFとの共同制作による巨人主催試合中継は終了。1982年より、RFから放送権を買い取ったうえで自社制作に戻る。
1983年は、18:00 - 21:00に編成(試合のない日は『歌謡曲で全力投球』を編成)[31]。1984年は、試合のない日の特別番組として『プロ野球ネットワーク』を編成[32]。また、高山栄がパーソナリティを務める『ナイタージョッキー』を終了後に放送[32]。1986年より、18:00 - 21:00を全日ナイター枠に設定[33]。また、4月7日より、試合予定のない月曜日限定で『マンデーナイトベースボール』を放送開始(時間は18:00 - 21:00)[34]。
1987年は、ナイターが予定されていない月曜の編成については、18:00から『マンデーナイトベースボール』(出演:小林繁、松下賢次)、20:00から『三菱ドライビングジョッキー』(三菱自動車工業一社提供。出演:かまやつひろし、早見優)、20:30から『ハロー!ワンニャン』(出演:宮野のり子)、20:45から『理佐の大冒険』をそれぞれ放送[35]。
1988年は、ナイターが予定されていない場合の編成は、火 - 日曜は『プロ野球ネットワーク』と『ナイターミュージックランド』、月曜は18:00から『マンデーナイトベースボール』(出演:田淵幸一、松下賢次)、20:00から『KMオン・ザ・ロード』(KMグループ単独提供)、20:30から『山東昭子のフレンドトーク -この人あの時-』(出演:山東昭子)をそれぞれ放送)[36]。
1989年のナイターが予定されていない月曜は、18:00から『マンデーナイトベースボール』(出演:小林繁、林正浩、香川恵美子)、20:00から『TBSラジオスペシャル』を放送していた[37]。
1990年代
1990年より、枠を21:30までに拡大。ナイター予定のない日について、月曜は前年と同様(ただし、『マンデー…』の出演は山田二郎と林正浩)で、それ以外は『プロ野球ネットワーク』『ナイター・ミュージック・ランド』(以下、火 - 木・土・日曜)または『プロ野球東西南北』『ナイター・ミュージック・ライブラリー』(以下、金曜)を放送[38]。
1992年は、ステレオ放送の開始[注 10]に伴い、『ステレオ・エキサイトナイター』のタイトルを併用開始(1995年まで)[39]。また、放送枠を21:20までに縮小した[39]。ナイターが予定されていない月曜は、18:00から『マンデーナイトベースボール』(出演:宮沢隆、神田紅)、20:00から『TBSラジオスペシャル』、21:00からは新番組『太郎と太郎』(出演:木村太郎)を放送していた[39]。
1993年は、ナイターが予定されていない月曜は、18:00から『マンデーナイトベースボール』(出演:栗山英樹、長峰由紀)、20:00から『TBSラジオスペシャル』、21:00から21:25まで新番組『ひでたけ・ゆみこのAKASAKAギャッピング』(出演:高嶋秀武、福島弓子)をそれぞれ放送していた[40]。同年をもって、『マンデーナイトベースボール』の放送を終了した(最後の放送は8月30日。時間は18:00 - 20:00だった)[34]。
1994年は、10年ぶりに火 - 日曜の週6日へ縮小(月曜ナイター枠を原則廃止)[41]。1995年は、21:00に縮小[42]。また、8月26日からのヤクルト対中日ナイター三連戦をニッポン放送からの番販購入により放送した[43](1997年にも、普段ナイターが組まれることのない月曜となる5月5日にヤクルト対中日戦中継が編成された[44])。いずれもCBCラジオへのネットは認められず、同局では他カードおよび定時番組で穴埋めしたと思われる。
1999年10月2日をもって、30年に渡る『TBSエキサイトナイター』としてのレギュラー放送を終了[6][注 11]。
TBSラジオ ザ・ベースボール | |
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愛称 | ザ・ベースボール |
ジャンル | プロ野球中継 |
放送方式 | 生放送 |
放送期間 | 2000年4月4日 - 2005年 |
放送時間 | 火 - 日曜 17:50 - 試合終了 |
放送局 | 日本 東京放送→TBSラジオ |
ネットワーク | JRN |
特記事項: 1.実際の中継は18:00から(前の10分は直前情報枠に充てられる)。 2.2001年4月から、巨人主催試合のネット配信を開始。 3.2001年10月より、東京放送からTBSラジオ&コミュニケーションズの放送に移行。 |
ザ・ベースボール時代
2000年、『TBSラジオ ザ・ベースボール』(ティービーエスラジオ ザ・ベースボール、TBS Radio The Baseball)に変更(レギュラー放送としての開始は、4月4日[6])。印刷物やウェブサイトにおけるタイトルロゴは『ザ・ベースボール』『the baseball』の2つを使用していた。前座番組は『キャッチ・ザ・ベースボール』(Catch The Baseball)のタイトルで、試合終了後のハイライト番組は『ザ・ベースボールジョッキー』(The Baseball Jockey)のタイトルで放送。
2001年4月には、巨人主催試合のネット配信を開始した[6]。同年10月1日、従来テレビとの兼営局だった東京放送がラジオの放送事業を子会社TBSラジオ&コミュニケーションズへ完全に移行[注 12]。それに伴い、『ザ・ベースボール』の制作・放送も同社に移行した。
エキサイトベースボール時代
2006年、タイトルを『TBSラジオ エキサイトベースボール』に変更。デーゲーム、ナイターオフなどの特別編成時は『TBSラジオ エキサイトベースボールスペシャル』(TBS Radio Excite Baseball Special)のタイトルで放送。また、同年よりTBSグループの番組制作会社であるティーエーシーが制作に関わる[46]。
土・日曜ナイター編成廃止後
2010年、土・日曜のレギュラー編成によるナイター枠を廃止した[47][48]。併せて、JRN系列の土・日におけるナイター中継も廃止した[48]。
これには、
- TBSラジオの放送エリアにあたる首都圏内のナイター中継聴取率が減少傾向にあること[49]。
- 2005年以後巨人戦(ホーム・ビジター問わず)の週末・祝日の開催の多くがナイトゲームからデーゲームに移行し、全試合デーゲーム・もしくは東京ヤクルト主催試合のみナイトゲームとなって放送枠自体の維持が困難になりつつある[49]。
- 先述の要因などからナイトゲームの定期ネットを打ち切る局が続出している。
などの点が挙げられる。
この影響から、NRN/JRNクロスネット局(主にAMが1局しかない県)で週末にJRNナイターを放送していた局は、放送を打ち切って野球以外の通常番組に切り替えたか(TBSラジオからの音楽番組のネット受けを含む)、NRNナイターのネット受け(これでJRNナイターが実質火曜日のみとなる)にした局も多数ある(但し、土曜・日曜・月曜<祝日・セ・パ交流戦期間など>はプロ野球チームがある地域へ向けて、そのチームが関東圏で試合をする場合の裏送りはある。後述)。
具体的なアナウンスはないが、この2010年以降、公式戦期間中の月曜の中継も原則として行われていない。2012年6月の聴取率調査期間には、約3年ぶりの月曜の中継が実施された[注 13]。
2012年10月1日、制作プロのティーエーシーがテレコム・サウンズと合併しTBSプロネックスが発足[50]。以降、制作体制が同社とTBSラジオに移行する[51]。
2013年8月31日、土・日ナイターレギュラー編成廃止後初めて、巨人が関与しないナイターとなる、阪神対広島戦(阪神甲子園球場)を放送した(解説:元木大介、実況:小笠原亘、リポーター:戸崎貴広)。しかし、公式戦期間中の土・日ナイター中継は同年9月22日の巨人対広島戦(巨人のリーグ優勝決定試合)を最後に実施されておらず、2014年以降の土・日ナイター中継はクライマックスシリーズと日本シリーズのみとなっている。
RFラジオ日本との再提携(2016年)
2016年シーズンからこれまでのTBSラジオを始めとするJRNの各局に加え、以前共同制作をしたことのあるラジオ日本との協力関係を復活させ体制を見直すことを決定。これによって、ラジオ日本側では、巨人主催試合およそ20試合を制作し、JRN各局に放送するのに対して、ラジオ日本へはJRN各局が、それぞれの球場で作るナイター中継(主に巨人のビジターゲーム中心。TBSラジオからもDeNA主催試合を配信)をネット受けすることになっている[52][53]。これによって、本番組での巨人戦中継カードは2015年シーズンに比べ約20試合増え、全中継カードの約8割が巨人戦となる[53]。
プロ野球中継の放送業務からの撤退(2017年)
『週刊ポスト』は、「TBSラジオが2017年の日本シリーズを最後に、プロ野球中継の制作から撤退する可能性がある」という記事を同年の9月29日号に掲載した[54]。当該記事では、近年の野球中継について、内部情報を基に「聴取率悪化による広告収入の減少や、球場の放送席の使用料の高騰などで、採算が厳しい」という状況にあることを指摘。TBSスポーツアナウンサー時代に長年中継に携わってきた松下賢次は、同誌記者からの取材に対して、「ラジオ中継のファンからブーイングが起こるのではないでしょうか。TBSは日本で初めて帯番組としてナイターを行った老舗であり、音声だけであらゆるものを網羅するラジオ中継はひとつの文化。赤字を理由に辞めるのは悲しい」という趣旨のコメントを寄せた。
これに対して、TBSラジオでは「『中継の独自制作を続ける』『他社制作分中継のネット受け限定で放送を続ける』『中継の放送自体から撤退する』という選択肢を検討したうえで、2017年内を目処に結論を出す」という見解を示していた[55]。11月29日には、2017年シーズンを最後にプロ野球中継の放送業務から完全に撤退することを、TBSラジオ社長(当時)の入江清彦が定例記者会見で発表した[56][57][58][59]。この結果、11月4日に『エキサイトベースボールスペシャル』として放送された「SMBC日本シリーズ2017」福岡ソフトバンクホークス対横浜DeNAベイスターズ第6戦中継(福岡ヤフオクドーム、RKBラジオ制作分のネット受け)が、TBSラジオで放送された最後のプロ野球中継になった[60]。同局におけるプロ野球中継の通算放送期間は66年間であった[61][62][注 14]。
入江によれば、週末デーゲームが増えたことを背景に週末のナイトゲーム中継から撤退した2010年頃から、「『ラジオのマーケット拡大』『TBSの選択肢』という視点で考えれば、『(関東地方で)同じエリアのラジオ局(最大で5局)が同じカードを横並びで放送する』という編成状況はどうなのか」という疑問を持ちながら局内で検討を重ねていたという[56]。その一方で、先の会見では、関東以外の球団所在地が放送対象地域に当たるJRNナイター参加局(北海道放送・東北放送・CBCラジオ・朝日放送ラジオ・毎日放送・中国放送・RKB毎日放送)との制作協力体制を「最終的に調整する」という方針を提示。プロ野球を初めとするスポーツ関連のニュース番組や、プロ野球選手が出演するバラエティ番組については、中継からの撤退後も制作や放送の可能性があることを示唆していた[56]。
プロ野球中継の放送業務からの撤退後(2018年以降)
TBSラジオでは2018年以降も、横浜スタジアムでのDeNA主催試合に限って、裏送り向け中継の制作業務および、他のJRN加盟局による乗り込み方式での中継の技術協力を継続。東京ドームでの巨人主催試合中継をRFラジオ日本が制作する一方で、首都圏開催分の西武・ロッテ主催試合については、開催の曜日や時間帯に応じて文化放送とニッポン放送(ロッテ主催は対広島戦デーゲームの中国放送向けのみRFラジオ日本も)が中継の制作業務を分担する体制へ移行した。
その一方で、2021年4月4日からは、「プロ野球専門の情報番組」として『石橋貴明のGATE7』(帝京高等学校硬式野球部出身のとんねるず・石橋貴明による事前収録の冠番組)を毎週日曜日にレギュラーで放送。2017年までナイトゲームを中継していた時間帯(平日の18:00 - 21:00)に2018年4月から2023年9月まで編成していた『アフター6ジャンクション』(さまざまなジャンルの「カルチャー」を取り上げる生ワイド番組)では、当番組に2014年から出演していた熊崎風斗(TBSテレビのスポーツアナウンサーで2013年の入社)を月曜日の「パートナー」に起用していたほか、プロ野球の話題を「カルチャー」の視点で取り上げる特集を月曜日(主に20時台の「BEYOND THE CULTURE」)に随時組み込んでいた。
JRN/NRNクロスネット局の一部では、TBSラジオのプロ野球放送業務終了に伴って、(2017年までプロ野球シーズン中にJRNナイターが割り当てられていた)火曜日に2018年からナイトゲーム中継の放送枠を組まなくなった。このような局では、2018年度から2022年度までの火曜日に、『アフター6ジャンクション』のネット受けを通年で実施していた(当該項で詳述)。ちなみに、熊崎は『アフター6ジャンクション』の「パートナー」を担当しない日に、DeNA主催試合(火 - 日曜日開催分)の裏送り向け中継で実況を続けていた。
もっとも、TBSラジオは2022年限りで、プロ野球中継の制作業務からも完全に撤退[64]。TBSテレビも裏送り向け中継に対するスポーツアナウンサーと解説者の派遣を終了したため、熊崎を始めとする同局のアナウンサーがラジオのプロ野球中継で実況・ベンチリポートを担当する機会も完全に消滅した。
ただし、TBSラジオでは2023年以降も横浜スタジアム内に放送ブースを保有しているほか、野球中継関連の技術スタッフを確保している。このため、横浜スタジアムのDeNA主催試合中継を2022年まで定期的に放送してきたJRN加盟局では、以下のいずれかのパターンで放送を続けている。
- DeNA球団が公式に配信する試合の映像を活用した本社スタジオでの「オフチューブ実況」に移行(主にCBCラジオ・北海道放送)
- 乗り込み方式による中継の自社制作をTBSラジオ・ニッポン放送・文化放送のいずれかの技術協力を受けながら継続(主に朝日放送ラジオ・MBSラジオ)
- ニッポン放送・文化放送・RFラジオ日本のいずれかに中継の制作業務をTBSラジオ経由で委託(主に中国放送の週末デーゲーム中継)
また、TBSラジオでは2023年の10月改編で、自社制作による平日の生ワイド番組の放送時間を大幅に変更。『アフター6ジャンクション』が『アフター6ジャンクション2』として月 - 木曜日22・23時台の生放送へ移行した一方で、前月(9月)まで平日の夕方に放送されていた『荻上チキ・Session』が『アフター6ジャンクション』の放送枠を引き継いでいる。
- ^ 最初のスポーツ中継となった1952年1月の『大相撲春場所実況』は新日本放送(NJB)のアナウンサー(杉本隆平、江本三千年)が担当し、1952年2月9日のボクシング中継(日本バンタム級タイトルマッチ:白井義男対堀口宏戦)はスポーツ実況未経験の若林漸(前年10月入社の1期生)が担当した。いずれも、『TBS50年史』各種資料を参照。
- ^ 1960年11月29日に社名変更。「TBS」の略称も制定。
- ^ 三菱商事・三菱石油の提供番組[9]。
- ^ 『TBS50年史』資料編に掲載の番組一覧において、1963年から1969年のナイター中継は、このタイトル表記でまとめられている[6]。
- ^ 1972年2月、石油部門を分離し、東燃(現JXTGエネルギー)との共同出資によりキグナス石油を設立。
- ^ 1963年当時のスポンサーは、次の資料を参照[9]。
- ^ ○の中には放送曜日名が入る。
- ^ 『TBSアナウンサーの動き』(#参考資料を参照)では、1958年から1969年のナイター中継についても『エキサイトナイター』の名前でまとめられている。
- ^ その後も、1973年までプロ野球シーズン中に放送[19][20]。
- ^ なお、TBSラジオでは2011年1月30日をもってAM波におけるステレオ放送を廃止している。
- ^ 『エキサイトナイター』時代の1992年 - 1999年に印刷物などで使用されたタイトルロゴ[45] は、改題後もRBCラジオ(2002年よりRBCiラジオ)の同名中継に流用されている。
- ^ a b c 2000年4月に東京放送のラジオ部門における番組制作などを委託する子会社として「TBSラジオ&コミュニケーションズ」が設立。2001年10月を持って正式に同社へラジオ局としての放送免許を承継し分社化された。その後、2009年4月に東京放送は放送持株会社「東京放送ホールディングス」となり、テレビ部門も2004年に番組制作などを委託する子会社として発足(2000年4月から2001年にかけテレビ制作部門を分立した「TBSエンタテインメント」「TBSスポーツ」「TBSライブ」の3社を合併)した「TBSテレビ」へ放送免許を承継し分社化された。
- ^ これと引き換えに、予備日となっていた同じ週の金曜日に、『Kakiiin』のスピンオフ番組『4時間まるごと洋楽三昧!みんなが聴きたい電リクカウントダウン!』を関東ローカルで設定し、『プロ野球東西南北』を裏送りとした。また、一部の月曜定時番組を、翌週の交流戦予備日の21時台に移したため、該当日の交流戦振替試合の中継には延長制限がかけられた。
- ^ TBSラジオでは、放送期間を65年とし、同局が制作したラジオ番組としては史上最長記録としている[63]。
- ^ 2015年9月22日が該当。この日は国民の休日のため4試合はデーゲームで開催され、もう1試合のナイターは中継権のないヤクルト主催試合のため、唯一の中継可能なナイターであるDeNA対中日を放送。17:00開始の該当試合では、ビジター地元局のCBCラジオは17:00から中継を開始し、TBSラジオ及びJRN火曜ナイターネット局は通常通りの開始時刻から中継した。また、CM消化の都合上、イニング間のCMも通常の1分間のCM放送後、概況説明のあともう一度1分間のCM枠を挟むという構成となっていた。21:00より前に試合が終了したため、9月18日にパ・リーグ優勝を決めたソフトバンクの1年の闘いを振り返る特集音源(ナレーション:清水大輔)を放送した後、スタジオに待機していた青島健太が、JRNナイター終了までスタジオ担当の山田美幸とともにデーゲームの試合結果などを伝えた。
- ^ 2011年現在、TBSで『-ジョッキー』の直後に放送される『ニュース探究ラジオ Dig』はTBSで野球中継が続いていても22時からネット局向けの裏送りを開始する。ただし、裏送りになっている間は音楽と出演者のフリートークでつなぎ、TBSが『Dig』に飛び乗ってから通常のスタイルの放送が始まる。
- ^ 最近では2015年8月21日の「広島対巨人」が該当。24時を越えても試合が続いていたが、TBSの放送は24時前に終了した。また、この試合は金曜開催のためRCCからの裏送り中継であり、他のネット局も既に終了していたため、TBSでの終了を以って事実上の中継打ち切りとなった。
- ^ JRNは東京ヤクルトスワローズ主催試合の放送権を持っていないが、放送素材用の実況録音は行う。
- ^ 主に土日のTBSテレビ『SAMURAI BASEBALL』のために解説者を派遣しているカードの場合に多い。
- ^ 2012年7月25、26日の巨人対DeNAは25日が19時開始のためか2戦とも中日対阪神をCBCからネット受けした(おそらく19時開始の場合の後続番組への影響や、地方局は延長オプションがないまたは22時までの局が多いことを考慮したとみられる。LF-NRNもヤクルト対広島を放送した。)。また2013年7月24日・25日の巨人対広島も18:30試合開始であることを考慮してか、中日対DeNAをCBCからのネットで放送した(LF-NRNもヤクルト対阪神を放送し、RCC向けは裏送りで対応した)
- ^ 中日戦はCBCが曜日に関係なくネット受けするため、原則TBS自社でも中継が行われるが、稀に裏送りとなるケースもある(2012年は7月31日からの3連戦、8月28日からの3連戦が該当。いずれもCBCアナウンサーが1試合ずつ実況も担当)。
- ^ 水 - 金曜はRCCがNRN向けを自社放送とするため、裏送りとなる。この場合、自社向けがNRN予備を兼ねたローカル放送でJRN裏送り分が全国ネット扱いとなる場合もある。
- ^ セ・リーグの地方開催が2試合開催の場合は、本拠地開催のセ・リーグのカードを本番カードとして、パ・リーグのカードの予備順位を繰り上げた上で、地方開催カードの予備順位を最後位とすることがある。また、2013年7月30日は巨人主催ゲーム(対ヤクルト)が東京ドームでの開催であるにもかかわらず、パ・リーグのカードよりも予備カードとしての優先順位を下げられ最後位となった。
- ^ この場合、LFのみ関東ローカルでヤクルト戦を放送した上で、NRN各局へはLF及び系列局から巨人戦を送り出す場合があった(この場合、巨人・横浜・(以下交流戦)西武・ロッテ主催はLFから裏送り)。2010年以降は火曜日にNRN全国中継のネット受けのみ行う局が皆無となった事情もあり、LFが巨人の関わらないヤクルト戦を放送した場合にもそのまま全国中継カードになることが殆どとなっていたが、2011年は9月27日 - 29日に、ヤクルト対阪神戦がLF単独放送(ABC・MBSは自社制作)で、横浜対巨人戦がLF裏送りによるNRN本番カードとして設定された。また、交流戦以外の時期でも、時折NRN本番カードをヤクルト戦として巨人主催試合を予備カード・対戦相手地元局への裏送り・LF単独放送・LFと対戦相手の2局ネットとする事がある。
- ^ 『ライオンズナイター』がバラエティ番組扱いだった1984年まではTBSラジオが西武主催試合の優先権を持っていたため、JRNに放送権のなかったヤクルトまたは大洋主催巨人戦の裏カード時を中心に、JRN全国ネット本番または関東ローカル(JRNはセ・リーグの他カードを本番に設定)で西武戦を優先することがあった。
- ^ 2014年6月のスペシャルウイーク中に当初西武主催試合のみ組まれ、後に雨天順延の楽天主催試合が組まれたが、西武主催試合を放送した。
- ^ 年度により、平日も西武戦の非開催時に巨人戦を中継したことがある。
- ^ 但し、関西地区はCRKで放送が行われ、ABCラジオは放送しなかった。加えてこの日はJRN向けの全国放送用本番(ABCラジオ含む)はCBCラジオ制作によるナゴヤドームの「中日対阪神」戦を放送していた。
- ^ デーゲームで巨人やDeNA主催となった場合、JRN系列局(主にCBCやABC)への配信はビジターチーム側の地元局に委託するため、TBSラジオが裏送り制作するのは在京球団同士の試合となった場合に限られる。
- ^ これは、セ・リーグで巨人が2位となり、ファーストステージが東京ドームでの開催となった場合はナイターとして行われる予定だったのが、阪神が2位となったためデーゲームに変更されたため。第1戦はどちらの場合でもデーゲームを予定していた。
- ^ ただし2007年のセ・リーグCS第2ステージ「巨人対中日」はTBSの中継をラジオ福島や静岡放送へネットしているほか、2009年のパ・リーグCS第1ステージ「楽天対ソフトバンク」ではTBSが唯一放送した第1戦がTBC制作裏送りであったほか、TBSこそ関与していないが同第2ステージ「日本ハム対楽天」で、TBCがHBCからネット受けしたことがあった。また、2012年のセ・リーグCS第2ステージ「巨人対中日」はABCラジオが第4戦以降の中継をTBSからネット受けした(第3戦まではABCが自社制作を行った)ほか、2013年のセ・リーグCS第2ステージ「巨人対広島」はTBSの中継をRCC(第4戦以降自社制作の予定だったがシリーズが3試合で決着した為実現せず)・CBC・ABCがネット受けした。
- ^ RCCは1990年代後期から2004年まで、広島優勝時以外放送しない方針を取っていたが、その間広島は低迷し、Bクラスの常連となっていた。それ以前に放送していた頃は、広島が絡まない場合はシーズン中のネット割り振りに準じ、RCCが制作に関与する広島優勝時は、年度により異なっていた。2012年以降は再び広島優勝時以外放送しなくなった。
- ^ 特殊例として、国政選挙が日曜日に投開票された場合、平日にナイターが1試合も組まれていない日に、一部のスポンサー番組を代替放送する場合もある。事例として2016年7月21日があり、7月10日に行われた参議院議員通常選挙の開票速報実施により、日曜日付けの協賛スポンサー付き定時番組が一部放送できなかったことによる代替として、この日のナイター相当枠(ナイター自体はこの日開催無し)に振り替え放送を行う[66]。なおTBS以外のネット各局向けには裏送りの形で通常と同じ『プロ野球ネットワーク』を配信する
- ^ 当時は巨人主催試合放送権の見返りとして、巨人の親会社である読売新聞社の協力によるラジオニュースを放送していた
- ^ 1999年6月17日、ファーストスマイルからシングルCDとして発売。ジャケットに『エキサイトナイター』のテーマ曲である旨が明記された。
- ^ この曲は、日本テレビ『Going!Sports&News』でも使用されていた。
- ^ 楽天球団がニコニコ生放送で動画による生中継を実施している関係で、radikoでの配信契約に合意していないため。TBSラジオの場合、中継の間、radikoでは理由を説明した上で「地上波でお楽しみください」というアナウンスが繰り返し流されている。しかし、JRN加盟局でも、HBC・CBC・RKBの3局は2011年シーズン時点では実用化試験配信期間にあたるため、楽天主催試合も当面の間は配信される。
- ^ 2007年は全シーズン、2008年以後は4-6月については阪神戦デーゲーム開催日は土・日ナイターの放送を休止。2008年以後の7-9月は阪神戦がデーゲームであってもJRN(2010年以後はNRN)のナイターを放送
- ^ TBSラジオへの土・日曜日のデーゲームの音源提供も、QR向けとの共用で引き続き行っている(例として、巨人の優勝が確定した2013年9月22日の阪神対ヤクルトのデーゲーム。高校野球期間など例外あり)。
- ^ TBSラジオへの土・日曜日のナイターの音源提供も基本的にMBSが行っている(基本的にはLF向けの音源を共用。例として甲子園へイタチが乱入した2013年8月31日の阪神対広島戦)。なお、TBSテレビへの音源提供は、JNNのネットワークが優先されるため、開催日時に関係なく実施している。
- ^ 土・日はQRで放送される場合はQRからのネット受け、ない場合はLFからの裏送り。ただし、2011年以降はヤクルト対楽天の中継実績なし。
- ^ 土・日の試合で、関東地区で放送されない場合、デーゲームはLF、ナイターはQRからそれぞれ裏送り。
- ^ a b 現状はMBSは曜日に関係なくLFのみ。ABCは2019年から月・金曜日のネット受けはLF、その他の曜日のネット受けの場合はQR、(過去はアナウンサーもLFより派遣していたが、現在阪神戦についてはABCとMBSからそれぞれアナウンサーを派遣している)
- ^ 該当試合が土・日にあたった場合は、代替として日本ハムの二軍戦を放送するか、JRN加盟局からの個別ネットで他球団の試合を中継する。但し、NRNとのクロスネット局であるため、北海道のNRNナイター担当であるSTVラジオが中継できない場合にはLFから裏送りで放送する。
- ^ 『12球団全選手カラー百科名鑑』シリーズでは、2006年よりTBSラジオ解説者として紹介(2003年から2005年まではフリーとして紹介)。
- ^ ゲストはオリックス投手の金子千尋。
- ^ 『12球団全選手カラー百科名鑑』シリーズでは、一貫してTBS解説者として紹介(2018年まで)。
- ^ 『12球団全選手カラー百科名鑑』シリーズでは、一貫してTBS解説者として紹介。
- ^ 2005年6月28日巨人対ヤクルト戦ラジオ中継(栗山とのダブル解説)[87]
- ^ 『12球団全選手カラー百科名鑑』シリーズでは、一貫してTBS解説者として紹介(2018年現在まで)。
- ^ 参考…2016年6月15日巨人対楽天戦(元木とのダブル解説)[90][91]
- ^ 参考…2017年4月21日巨人対阪神戦(川口とのダブル解説)[92]
- ^ 参考…2017年6月14日巨人対ソフトバンク戦(槙原とのダブル解説)[93][94]
- ^ 参考…2016年6月16日巨人対楽天戦(田淵とのダブル解説)[90]、2017年6月13日巨人対ソフトバンク戦(佐々木とのダブル解説)[93][95]
- ^ 参考…2017年4月20日の広島対DeNA戦[92]
- ^ 参考…2015年7月11・12日のロッテ対ソフトバンク戦[96]
- ^ 参考…2016年6月17日巨人対ロッテ戦(川口とのダブル解説)[90]、2017年6月16日巨人対ロッテ戦(元木とのダブル解説)[93][97]
- ^ 2010年より、一部系列局向け裏送りでリポーターを担当。参考…2010年9月29日ロッテ対オリックス戦HBCラジオ向け裏送り[104]
- ^ 2014年より、TBSホームページ内プロフィールに担当番組として掲載[109]。
- ^ プロ野球初実況について、2016年の日刊スポーツでは1980年秋の日本ハム対南海戦と記載(媒体は明記せず[111])。一方、フリー転身後の所属事務所公式サイト内プロフィールでは1981年デビューと記載[112]。
- ^ 2016年4月13日に実況を担当した西武対ソフトバンク戦はRKB向け裏送りの予定[113] であったがJRN雨天予備カードから昇格。定年退職後では初めてTBSラジオの中継に登場した[114]。
- ^ 実況アナウンサーを目指す為に練習をした事があった。
- ^ 但し、FMでのサイマルが行われる2016年以降が不明。
- ^ 1990年代までは全試合のテレビ中継やインターネットでの速報がなかった為、各球場から送られてくる実況を元に他球場速報を行っていた。この為の実況を経過送りとも言う。
- ^ 全国高等学校野球選手権大会期間中のABCラジオと同様の措置である。この場合HBCについては関東在住の解説者が多いため、解説者を含めた全出演者をHBC側で賄うことが多い。
- ^ 牛島(先述の通り、CBCの解説者でもある)が登場し、顔ぶれが自主制作と何ら変りないということも多い。
- ^ 通常の裏送りの場合も、CBCはリポーター担当のアナウンサーを1名派遣しているため、リポートと実況の役割が変更されているだけであり、どちらの形式の場合でも技術スタッフなどはTBS側が担当、中継もネットワーク向けの音源として制作される。また、3連戦の全ての試合を同様の体制で中継する場合は、アナウンサーの負担を考慮して、実況だけでなく中日サイドのリポーターも配置する(2名のアナウンサーが交互に担当)。ちなみにHBCとRKBはビジター裏送りの際のレポーター派遣を、JRN本番カード予定の試合を除き原則行っていない。
- ^ この手法は土曜・日曜のカードに限らず、裏送り対象カードでありながら予備カードからの昇格の可能性が低い場合にも行われており、一例として2011年のCBCは中日の関東での交流戦ビジターゲームを平日開催分も含めて全てこの手法で放送した。特に交流戦は原則として2連戦であることも理由となっている。
- ^ 「ヤクルト vs 中日」を放送できないCBCとの関係上、SFがLFまたはQR制作の「巨人 vs 中日」を放送するのはNRN全国ネット本番カード時と優勝決定試合に限定しているため。
- ^ 2015年7月4日予定のTBC制作「楽天 vs 日本ハム」が該当(LF向けは予備待機、HBC向けは自社、STV-NRN予備向けは裏送り)。
- ^ 最近の例では2011年9月3日と4日の「広島対中日」デーゲームのRCCが該当。TBCはまだ実例がない。
- ^ RCCは過去に、CBC・SF間のネット受け比率調整のため週末デーゲームでCBC向けを裏送りまたはCBCの乗り込み自社制作・SF向けを自社向け本番としたことがあった。
- ^ 日本ハム・ソフトバンク主催ゲームが東京ドームで行われる場合、HBC・RKB/STV・KBCに代わってTBS/QRが制作することがあるが、2015年現在土曜・日曜の対楽天戦の開催実績がない。また、この場合にJRN(TBS)とNRN(QR)のどちらを利用するかは不明。
- ^ 似た例として2011年にはTBCの「楽天対阪神」が関西の聴取率調査期間にあたり、ABCでの1試合を地元に特化した特別内容としたが、TBCはMBSからのネットに振り替えずにABC制作の裏送り分を放送している。
- ^ 2018年度よりナイターの雨傘番組は全曜日NRN扱いとなるが、便宜上記載。
- ^ 開催球団の地元局が制作しない場合に限り予備カードとして配信することが多かったが(開催球団の地元局が乗り込んだ場合はそちらを優先)、2016年の『オリックス vs 楽天』は火曜日に限り東北放送に本番カードとして配信した(朝日放送ラジオおよび東北放送が乗り込み自社制作体制を取らなかったため)。
- ^ 当該カードを放送する北海道放送とRKB毎日放送と火曜日の宮崎県を除く九州・山口地区は琉球放送制作中継をネット受け、CBCラジオも当該日に中継不可のビジターのヤクルト戦があるため両日ネット受け、東北放送も在京局への裏送り依頼を経費上の都合で休止しているビジターのロッテ戦があるため火曜日のみネット受けする(水曜日はNRN本番の「広島 vs 巨人」を中国放送からネット受け)。また、NRN側ではSTVラジオが担当し、両日とも九州朝日放送にネットする。
- ^ a b c テレビ・ラジオ兼営局の山陽放送・西日本放送については、テレビ部門の放送対象地域を準広域扱いの「岡高地区」(岡山・香川両県)に定めているのに対して、ラジオ部門における名目上の放送対象地域を本社が所在する県(山陽放送は岡山県、西日本放送は香川県)と扱っていることに準拠(当該項を参照)。
- ^ 佐賀県内の中継局であるNBCラジオ佐賀を含む
- ^ 2017年シーズンまでホームゲームに限ってネット受けを実施してきた南日本放送も、2018年シーズンからは、他の3局や新規ネット局の山口放送と同じくビジターゲームもネット受けで放送する。
- ^ フジテレビ系列の鹿児島テレビ開局50周年記念企画の一環
- ^ 東北放送では、自局およびRKB毎日放送・南日本放送・大分放送・長崎放送・熊本放送・山口放送向けの中継と、九州朝日放送向けの裏送り中継を別々に制作。
- ^ 当初は東北放送裏送りのNRNネット(九州朝日放送と2局ネット)でYahoo!テレビなどの電子番組表で発表されていたが、当日までにJRNネットに変更となり、Yahoo!などの電子番組表も修正され、当日の東奥日報朝刊の番組表もJRNネットで記載された。
- ^ 新潟放送と横浜DeNAベイスターズ主催試合で、新潟県出身の青島健太が解説者として出演。TBSラジオからは、実況(『アフター6ジャンクション』月曜日のパートナーでもある熊崎風斗)・ベンチリポーター(清原正博・戸崎貴広)担当のアナウンサーを3名派遣した(リポーターはTBSチャンネル・BS-TBS向けのテレビ中継と兼任)。
- ^ 読売新聞社・報知新聞社・日本テレビが主催し、日本テレビ系列の西日本放送が共催。
- ^ 和歌山県は朝日放送ラジオ・毎日放送・大阪放送の放送対象地域でもあるが、和歌山放送の番組編成が他のAM1局地域におけるJRN/NRNクロスネット局とほぼ同じで、自社制作番組も主に県内を対象に構成されていることから便宜上記載。
- ^ ヤクルト球団と東京ヤクルトスワローズ松山協力会の主催、愛媛新聞社・南海放送とテレビ愛媛・あいテレビ・愛媛朝日テレビの共催に加えて、FM愛媛が後援社に名を連ねた試合(試合開催のパンフレット)。当初は、朝日放送ラジオが関西ローカル向けの中継、ニッポン放送がNRNナイターの第1予備カード扱いで毎日放送向け裏送り中継を2試合とも制作する予定だった(実際には4月25日開催分のみ放送)。
- ^ なおNRNナイターをネットする25日についても切り替えは行わず、本番カードを通常通りネット受けした。
- ^ 2018年のJRN系列におけるフレッシュオールスターゲーム中継について
- 北海道放送…実況:松尾武、解説:上岡良一・安倍昌彦、リポーター(レポーター):伊藤晋平の記載あり[131]
- ^ 2018年のJRN系列におけるオールスターゲーム中継について
- ^ 2018年のJRN系列におけるオールスターゲーム中継について
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