北山修 北山修の概要

北山修

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/12 08:14 UTC 版)

北山 修
別名 きたやまおさむ
キタヤマ・オ・サム
自切俳人
生誕 (1946-06-19) 1946年6月19日(70歳)
出身地 日本の旗 日本兵庫県洲本市
学歴 京都府立医科大学
ジャンル フォークソング
職業 作詞家
ミュージシャン
精神科医
担当楽器
コントラバス
ギター
活動期間 1965年 -
共同作業者 ザ・フォーク・クルセダーズ
加藤和彦
ヒューマン ズー
D50 ShadouZ

兵庫県洲本市[1]出身。洛星高等学校京都府立医科大学医学部卒。医学博士九州大学名誉教授白鴎大学副学長教育学部特任教授国際基督教大学客員教授

専門は臨床精神医学精神分析学。元・日本精神分析学会会長。国際精神分析協会正会員。実家も京都駅前の開業医。妻、一男二女、長女は形成外科医でフェミークリニック総院長。長男は歯科医師で北山デンタルクリニック銀座院長。

略歴

1965年、京都洛星高等学校卒業後、京都府立医科大学入学。

1972年、京都府立医科大学卒業。札幌医科大学内科研修生として2年間勤務した後、ロンドンモーズレイ病院およびロンドン大学精神医学研究所にて2年間研修。

1980年、北山医院(北山研究所を経て、現・南青山心理相談室)を開設。精神分析家・心理療法家として活動する。

1991年、九州大学教育学部助教授に就任。1994年、同教授。1998年、九州大学大学院人間環境学研究院教授。2001年より同大学院医学研究院教授を兼任。2010年3月、九州大学を定年退職。

2010年4月より南青山心理相談室顧問。白鴎大学教育学部特任教授に就任。

2011年4月、国際基督教大学教養学部客員教授に就任。

2013年4月、白鴎大学副学長に就任。

『みんなの精神科』『みんなの深層心理分析』(講談社+α文庫)、『劇的な精神分析入門』(みすず書房)など著書多数。特に、イギリス小児科医で、後に小児精神分析家に転進したドナルド・ウィニコット(Donald Winnicott)に関する研究では、本邦の第一人者。

また、フロイトやユングがグリム童話を精神分析学の観点で分析していた事を参考に、自らも「夕鶴」などの日本の童話の分析も行っている。

著書

単著

精神分析学関係

  • 『悲劇の発生論――精神分析の理解のために』金剛出版 1982年
  • 『錯覚と脱錯覚――ウイニコットの臨床感覚』岩崎学術出版社 1985年
  • 『心の消化と排出――文字通りの体験が比喩になる過程』創元社 1988年
  • 『見るなの禁止』北山修著作集・第1巻、岩崎学術出版社 1993年
  • 『言葉の橋渡し機能』北山修著作集・第2巻、岩崎学術出版社 1993年
  • 『自分と居場所』 北山修著作集・第3巻、岩崎学術出版社 1993年
  • 『みんなの精神科』講談社+α文庫(きたやまおさむ名義)1997年
  • 『みんなの深層心理』講談社+α文庫(きたやまおさむ名義)1997年
  • 『幻滅論』みすず書房 2001年
  • 『精神分析理論と臨床』誠信書房 2001年
  • 『劇的な精神分析入門』みすず書房 2007年
  • 『覆いをとること・つくること』岩崎学術出版社 2009年
  • Prohibition of Don’t Look: Living through Psychoanalysis and Culture in Japan 岩崎学術出版社 2010年
  • 『最後の授業――心をみる人たちへ』みすず書房 2010年
  • 『評価の分かれるところに――「私」の精神分析的精神療法』誠信書房 2013年
  • 『意味としての心――「私」の精神分析用語辞典』みすず書房 2014年

文化論関係

  • 『くたばれ芸能野郎』自由国民社 1969年
  • 『戦争を知らない子供たち』ブロンズ社 1971年 のち角川文庫 
  • 『さすらいびとの子守唄』角川書店 1971年  
  • 『ピエロの歌』角川書店 1973年 のち文庫 
  • 『白いクジラの泳ぐ空』(広野勝絵)ブロンズ社 1975年
  • 『止まらない回転木馬』中央公論社 1975年  のち文庫 
  • 『人形遊び――複製人形論序説』中央公論社 1977年 のち文庫 
  • 『サングラスの少女』中央公論社 1979年
  • 『ジョン・レノン――All that John Lennon1940-1980』(共著)中央公論社 1981年
  • 『人形は語らない――出会いの不在-不在との出会い』朝日出版社 1983年
  • 『うい・あー・のっと・ざ・わーるど』彩古書房 1985年
  • 『他人のままで』集英社(きたやまおさむ名義)1985年
  • 『ビートルズ』講談社現代新書(きたやまおさむ名義)1987年
  • 『心のカタチ、心の歌』講談社(きたやまおさむ名義)1999年
  • 『ふりかえったら風』1―3巻、みすず書房 2005-06年
  • 『北山修/きたやまおさむ 百歌撰』(編著)ヤマハミュージックメディア 2008年
  • 『ビートルズを知らない子どもたちへ』アルテスパブリッシング(きたやまおさむ名義)2009年
  • 『帰れないヨッパライたちへ』きたやまおさむ、NHK出版新書、2012  
  • 『コブのない駱駝――きたやまおさむ「心」の軌跡』岩波書店(きたやまおさむ名義)2016年  

共著

  • 1993年 『こころから言葉へ』(共著)弘文堂
  • 1993年 『改訂版・精神医学辞典』(編著)弘文堂
  • 1996年 『日本語臨床1 恥』(編著)星和書店
  • 1997年 『日本語臨床2 〈自分〉と〈自分がない〉』(編著)星和書店
  • 1999年 『日本語臨床3 〈甘え〉について考える』(編著)星和書店
  • 2001年 『阿闍世コンプレックス』(編著)創元社
  • 2002年 『精神分析事典』(編著)岩崎学術出版社
  • 2004年 『語り・物語・精神療法』(編著)日本評論社
  • 2005年 『こころを癒す音楽』(編著)講談社
  • 2005年 『共視論』(編著)講談社選書メチエ
  • 2006年 『日常臨床語辞典』(編著)誠信書房
  • 2007年 『今語る あの時 あの歌 きたやまおさむ――ザ・フォーク・クルセダーズから還暦まで』(共著)アートデイズ
  • 2008年 『現代フロイト読本』1・2(編著)みすず書房
  • 2009年 『罪の日本語臨床』(編著)創元社
  • 2009年 『日本人の〈原罪〉』(共著)講談社現代新書
  • 2011年 『フロイトと日本人――往復書簡と精神分析への抵抗』(編著)岩崎学術出版社
  • 2012年 『幻滅と別れ話だけで終わらない ライフストーリーの紡ぎ方』(よしもとばななとの共著)朝日出版社

分担執筆(主要なもののみ掲載)

  • 1982年 「〈この国〉における父と母の位置づけ」、馬場謙一編『青年期の精神療法』金剛出版
  • 1982年 「治療の終結」、小此木啓吾他編「精神分析セミナー」岩崎学術出版社
  • 1986年 「多重人格」、詫磨武俊監修「パッケージ・性格の心理3「問題行動と性格」」ブレーン出版
  • 1989年 「移行期における〈わたし〉の危機」、河合隼雄編『心とは(岩波講座 転換期における人間3)』岩波書店
  • 1989年 「文化と精神療法」、河合隼雄編『臨床心理学大系9 心理療法3』金子書房
  • 1999年 「対象関係論」、岩崎徹也・小出浩之編『臨床精神医学』第15巻、中山書店
  • 2006年 「母性と心身一如性」、日本女性心身医学会編『女性心身医学』永井書店

翻訳

  • 1979年 H・ブレイサー『ぼく自身のノオト』人文書院
  • 1979年 S・ラックマン『恐怖の意味――行動療法の立場から』誠信書房
  • 1982年 M・ラター/L・ハーソブ編『最新児童精神医学』(共訳)ルーガル社
  • 1985年 M.クライン著作集4『妄想的分裂的世界』(共訳)誠信書房
  • 1988年 D・W・ウィニコット『小児医学から児童分析へ――ウイニコット臨床論文集1』(監訳)岩崎学術出版社
  • 1989年 D・W・ウィニコット『抱えることと解釈――精神分析治療の記録』(監訳)岩崎学術出版社
  • 1990年 D・W・ウィニコット『児童分析から精神分析へ――ウィニコット臨床論文集2』(監訳)岩崎学術出版社
  • 1996年 P・マホーニィ『フロイトの書き方』(監訳)誠信書房
  • 2002年 D・W・ウィニコット『ウィニコット書簡集』(共監訳)岩崎学術出版社
  • 2005年 J・ストレイチー『フロイト全著作解説』(編集・監訳)人文書院
  • 2006年 S・フロイト『「ねずみ男」精神分析の記録』(編集・監訳)人文書院
  • 2008年 J・サンドラー他『患者と分析者――精神分析の基礎知識 第2版』(共監訳)誠信書房
  • 2008年 P・フォナギー『愛着理論と精神分析』(共監訳)誠信書房



  1. ^ ほどなく京都府京都市に移り、以降学生時代にかけてを京都で過ごすが、プロフィールでは兵庫県淡路島生まれとしている。
  2. ^ 「食い止められず無念」精神科医きたやまおさむが追悼文ZAKZAKニュース 2009年10月19日
  3. ^ 北山修さん、加藤さんの分まで「オレは生きちまっただと言いたい」スポーツ報知2009年10月20日
  4. ^ 3月21日は加藤和彦の誕生日で、このコンサートも加藤の発案によるものであり、自殺がなければ加藤も出演することになっていたという。
  5. ^ 北山修著『最後の授業』


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