名物・特産
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 09:01 UTC 版)
サツマイモ江戸時代から特産品。飢饉の時の非常食であったサツマイモを美味な商品作物にまで育てたのは川越で、今では川越芋の生産量は減ったが、サツマイモの加工基地となっている。川越芋は、火が通りやすく芋きんとんなど加工すると美味になる品種で、芋せんべいや芋羊羹、芋松葉、芋納豆、芋シュー、二色芋ババロア、芋プリンなど豊富。川越の「芋菓子」は草加煎餅、五家宝とともに「埼玉三大銘菓」とされる。黄色い「芋ソフトクリーム」は川越発祥。イモ菓子だけでなくイモ料理も名物で、「サツマイモを食すなら川越で」と言われた天保年間から豊富な料理を築いてきた。芋うどん、芋おこわは定番。「えぷろん亭」、「源氏家」はオリジナルのサツマイモ料理。「いも膳」は、いも懐石で知られ「サツマイモ資料館」を2008年(平成20年)まで開館していた(閉館後、資料は川越市立博物館に寄贈)。 和菓子川越名菓「亀の最中」の「亀屋」は1783年(天明3年)創業で旧川越藩御用達。「亀屋栄泉」、「くらづくり本舗」、「芋十」、「東洋堂」、「道灌」、「紋蔵庵」、「稲葉屋本舗」など1世紀を経た老舗が揃う。亀屋栄泉には「芋菓子の歴史館」もある。 川越団子川越だんごは甘くない醤油味の焼きだんごで歯応えがある。寛永年間には城下の社交場として定着しており、今でも街中に店が多い。安政年間創業の「成田山だんご」や1861年(文久元年)創業の「田中屋」など。 煎餅生地から手作りの手焼きせんべいの店が「塩野」、「大玉や」など街中にある。川越煎餅は伝統的に醤油味の塩せんべいである。「せんべい・あられは鉄火焼」のCMのホンダ製菓は当市生まれの会社で本社・工場・直売所も全て市内にある。 漬物、豆腐、蒟蒻なども江戸時代からの名物。 川越茶円仁(慈覚大師)が川越で栽培したのが狭山茶のルーツ。昔は河越茶といった。群書類従所収の南北朝時代の異制庭訓往来に既に「日本5大銘茶」として河越茶の名が記されている。 素麺川越は江戸時代は小麦の大産地で、川越そうめんは新河岸川の舟運で将軍家に献上され続けた名産品。かつての高沢町には、そうめん屋が軒を連ねていた。「川越舟運亭」など。 うなぎの蒲焼入間川など、市内の河川で良質の鰻が取れたことから昔から鰻料理で有名。「小川菊」は1809年(文化6年)の創業。「いちのや」は1832年(天保3年)創業。「東屋」、「小川藤」なども明治初期からの老舗。埼玉県内にチェーンを持つ「大穀」の本社も市内にある。 懐石・会席料理「料亭の町」とも言われた。川越藩の貴賓館であった関東有数の豪商・横田五郎兵衛の1000坪の別邸を料亭にした「山屋」、文人墨客に利用されてきた1868年(明治元年)創業の「初音屋」など。 洋食「吉寅」は1877年(明治10年)創業のすき焼きの老舗。国の登録有形文化財の洋館の「太陽軒」は大正期の洋食。「楽天」は1932年(昭和7年)に初めてとんかつと名付けた東京・上野の「楽天」の唯一の支店(上野本店は今は無い)。 蕎麦古くから蕎麦の栽培に適した土地で、江戸の影響を受け継いで蕎麦屋が多く喜多院の参道などに蕎麦屋が目立つ(茶そばの「寿庵」など)。「百丈」は店舗が国の登録有形文化財に登録。 醤油・地酒天保年間創業の「松本醤油」、1789年(寛政元年)創業の「笛木醤油」など天然醸造の醤油作りが残る。「小江戸鏡山酒造」は地酒「鏡山」の造り酒屋。芋焼酎は三芳町で栽培された川越芋を原料とする川越いも焼酎「富の紅赤」がある。 地ビール(小江戸ブルワリー)COEDOビールは地元川越名産のサツマイモを原料としている。ドイツの名門ブラウマイスター仕込みのプレミアムクラフトビールで、モンドセレクションで最高金賞をダブル受賞、iTQi コンテストでは日本のビールで初めて最高のクリスタルテイストアワードを獲得、ヨーロピアンビアスターアワードでは2010年に国産ビールで初の金賞を受賞。北米、オーストラリアなど海外輸出も行っており、アメリカではグルメスーパーのホールフーズ・マーケットでも販売されている。 武蔵野うどん当市から東京都武蔵村山市にかけての武蔵野台地は江戸時代から「手打ちうどん」(武蔵野うどん)の本場で、「ざるうどん」の店は市街地の周辺に多い。製麺所も点在し、入間地方で食べられている「よもぎうどん」も作られている。 ラーメンラーメン店が多い激戦区である。中でも「頑者」はつけ麺ブームの火付け役で、テレビ・雑誌などのマスメディアに登場する機会も多く、新横浜ラーメン博物館にも支店を出している。 B級グルメ川越太麺焼きそばがある。もんじゃ焼きなど。東松山風みそだれ焼きとりの「ひびき」の本社は当市にある。 桐箪笥寛永年間に藩主の松平信綱が興した川越の地場産業で、桐箪笥発祥の地である。大火の多い江戸で重宝された。川越の桐箪笥は島村利正の小説『桐の花』でも描かれている。上皇后美智子のご成婚で桐箪笥を納めた天保年間創業の「桔梗屋」が有名。 唐桟織川越絹など織物の一大産地だった川越だが、唐桟(とうざん)は江戸時代に南蛮から入ってきた縞木綿で、粋で高価な唐桟は江戸で一世を風靡した。川越商人はいち早く量産化に成功して川越唐桟(川唐)と呼ばれている。川唐は近年メディアで特集されることが多くなっている。
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名物・特産
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くじらようかん - 餅とあんを鯨の脂身と皮に見立てたもので、成分に鯨が含まれているわけではない。 さどわらまんじゅう 佐土原人形-土人形(つちにんぎょう)。
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名物・特産
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 15:33 UTC 版)
志ぐれ 大洲(旧大洲市)と長浜(旧長浜町)に製造業者があり、長浜の方がどちらかというともちもちしている。大洲まちの駅 あさもや、冨永松栄堂などで買い求めることができる。 フグ 長浜沖で獲れ、昭和40年頃が最盛期であった。今日では漁獲高は激減し、ふぐ漁専用の設備を持つ漁業者は10戸程度となっている。主として、広島、松山方面に出荷されるが、地元料理店にも卸される。長浜にはふぐ料理店も数店存在し、市外ではあまり知られないが、隠れた名物となっている。
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名物・特産
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 15:31 UTC 版)
五家宝 - 菓子。埼玉三大銘菓の1つと評される。文化庁の『100年フード』「伝統の100年フード部門 ~江戸時代から続く郷土の料理~」にも認定されている。 ミニくま - ミニ野菜。JAくまがやによって商標登録済み。 雪くま - 地元の水を凍らせた氷を使って地元で作ったかき氷。特定の条件をクリアしたオリジナルかき氷を作り上げると、市から認定される。2007年現在16店舗。 いなり寿司 - 妻沼地区。聖天寿司。 フライ - 隣の行田市で有名だが、熊谷市でも古くからの名物料理である。 地酒(直実など) 炭酸まんじゅう(大里地区) 熊谷染 - 近年では衰退の傾向にある。 熊谷うどん(武蔵野うどん) 小麦 - 県内第1位、米との二毛作で作っていることが多い。 ねぎ - 隣の深谷市における「深谷ねぎ」が有名であるが、当市内でも妻沼地区を中心として、同一品種を多く生産している。以前は当市産のねぎも「深谷ねぎ」として市場流通していたが、深谷市が「深谷ねぎ」を深谷市内限定の地域ブランドとして認定させたことで出荷を禁止させられたことから、新たに「妻沼ねぎ」と命名して現在市場に出している。 ニンジン - 県内第1位。 熊谷笠(クマガイガサ) - 虚無僧や武士、医師が被ったとされる編み笠の一種だが、現在市内では製造されていない。
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