空中給油
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/23 09:28 UTC 版)
空中給油(くうちゅうきゅうゆ、英語: aerial refueling)とは、飛行中の航空機に他の航空機から給油を行うこと。専門用語としては In-Flight Refueling (IFR) や Air-to-Air Refueling (AAR) と呼ばれる。軍事目的での飛行で行なわれることが多い。
注釈
- ^ またベトナム戦争中、地上基地からの運用を行っていたアメリカ海兵隊でも、A-4攻撃機が最大ペイロードで離陸できないという問題に対して、燃料をやや減らした状態で離陸した上で、離陸後にKC-130Fからの空中給油によって補うという運用を行っていた[4]。
- ^ 1953年9月23日、北大西洋での演習中、アメリカ海軍・カナダ海軍の航空機42機が、空母から発進したのち霧のため着艦不能に陥り、奇跡的に霧の谷間が発生するまで緊急着水を覚悟するという事態が発生しており、空中給油の必要性が強く意識された[6]。
- ^ アメリカ航空宇宙局(NASA)が行ったAAR研究の一環として、給油時に自動で機体を制御する研究が行われ、F/A-18の改造機で実地テストも実施した[7]。
- ^ アメリカ空軍でも、フライングブーム方式が実用化されるまではこちらの方式を用いていた[2]。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k Clancy 1997, pp. 243–256.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 稲葉 2021.
- ^ a b c d e May 2004.
- ^ a b c d e f g Tokunaga 2021.
- ^ 陸軍機が滞空時間百五十時間の新記録『東京日日新聞』昭和4年1月9日(『昭和ニュース事典第2巻 昭和4年-昭和5年』本編p8 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
- ^ a b c d 徳永 2021.
- ^ Refueling Store on F/A-18 for AAR Project - NASA
- ^ a b 白井 2021.
- ^ a b c d e f g h 江畑 1988, pp. 297–300.
- ^ 坪田 2006.
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