秋田赤十字病院とは? わかりやすく解説

秋田赤十字病院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/28 06:23 UTC 版)

秋田赤十字病院
情報
英語名称 Akita Red Cross Hospital
前身 日本赤十字社秋田支部病院
標榜診療科 内科
消化器科
呼吸器科
神経内科
外科
呼吸器外科
心臓血管外科
整形外科
脳神経外科
形成外科
精神科
小児科
皮膚科
泌尿器科
産婦人科
眼科
耳鼻咽喉科
放射線科
麻酔科
循環器科
許可病床数 447床[1]
一般病床:311床[1]
機能評価 一般200床以上500床未満:Ver6.0
開設者 日本赤十字社 秋田県支部(秋田県知事
管理者 河合 秀樹(院長)[1]
開設年月日 1914年7月1日
所在地
010-1495
秋田県秋田市上北手猿田字苗代沢222番地1
位置 北緯39度41分13.2秒 東経140度9分11.3秒 / 北緯39.687000度 東経140.153139度 / 39.687000; 140.153139座標: 北緯39度41分13.2秒 東経140度9分11.3秒 / 北緯39.687000度 東経140.153139度 / 39.687000; 140.153139
二次医療圏 秋田周辺
PJ 医療機関
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赤十字の標章

秋田赤十字病院(あきたせきじゅうじびょういん)は、秋田県秋田市に所在する医療機関である。日本赤十字社秋田県支部が運営する。救命救急センター[2]総合周産期母子医療センター[2]災害拠点病院[2]などの機能を有する。

沿革

かつて旧佐竹藩時代に兵具庫が並んでいた、旭川沿いに現在も残る「鷹の松」付近の場所に大正3年7月1日、東北以北では初の赤十字病院となる「日本赤十字社秋田支部病院」が開院。設計は辰野金吾が担当し、敷地面積約7200坪の敷地にベランダ付き木造2階建ての洋風建築として作られた。初代院長は京都大学出身の山内半作で、山内は特に秋田の外科部門の草創に大きく貢献することとなった。

その後、1939年に県立秋田中学校跡地(現在の中通小学校付近)に秋田支部病院として移築し4年後に秋田赤十字病院と改称。1968年に中通に三代目となる赤十字病院が建設された。1974年に道路を挟んで秋田県交通災害センターが開院すると、赤十字病院が運営を担当。両院を渡り廊下で結ぶ様式となり、長らく秋田駅前地区(ひいては秋田県内全体)の中心病院的役割を果たすようになった。

その後平成になって施設の老朽化と駅前街区の再開発計画の浮上、さらに旧市内地域には赤十字病院・災害センターに加えて市立秋田総合病院秋田県成人病医療センター脳研中通総合病院など多くの大型病院を抱えオーバー状態だったこと、加えて秋田市東部から南部にかけての地域に於いて病院過疎という事情を抱えていたことから、1998年7月1日に現在の上北手に移転した。

先行して、併設されていた秋田赤十字看護専門学校を現病院の隣接地に短期大学として移転・改組し、日本赤十字秋田短期大学(現・日本赤十字東北看護大学介護福祉短期大学部)とした。2009年、看護学科のみを再度改組し、現短大と同居する形で日本赤十字秋田看護大学(現・日本赤十字東北看護大学)が開学した。

年表

  • 1914年大正3年)7月1日 - 北海道東北地方では初の赤十字病院として、秋田市上中城町に日本赤十字社秋田支部病院として開設。同時に、看護婦養成所を併置。
  • 1939年(昭和14年)12月17-18日 - 秋田市東根小屋町に新築移転。
  • 1941年(昭和16年) - 産婆養成所を設立し養成開始。敷地内に秋田県乳児院を開設。総裁の閑院宮が病院視察。
  • 1943年(昭和18年)1月1日 - 秋田赤十字病院と改称。
  • 1945年(昭和20年)3月 - 大湊海軍病院の分院に指命。
  • 1968年(昭和43年) - 秋田市中通一丁目に新築移転。
  • 1974年(昭和49年) - 隣接地に秋田県交通災害センターを開設、県より運営委託。結核病棟を老人病棟に転用。
  • 1979年(昭和54年) - 秋田県神経病センターを開設。
  • 1980年(昭和55年) - 医師研修病院の指定。秋田県立衛生看護学院助産科の実習病院指定。ネパール人看護師の研修開始。
  • 1987年(昭和62年) - 第一種助産施設の認可。
  • 1988年(昭和63年)3月29日 - 外国医師臨床修練病院の指定[2]
  • 1993年(平成5年) - 胃腸センター開設。周産期医療センターを産科病棟内に付設。
  • 1996年(平成8年)12月26日 - 災害拠点病院指定。
  • 1998年(平成10年)7月 - 秋田市上北手猿田の現在地に新築移転。
  • 2005年(平成17年) - 病院機能評価 ( Ver. 4.0 )の認定。
  • 2007年(平成19年)4月1日 - 総合周産期母子医療センターに指定[2]
  • 2007年(平成19年)11月1日 - エイズ診療拠点病院に指定[2]
  • 2008年(平成20年) - 附属あきた健康管理センターを開設。名誉副総裁の正仁親王妃華子(常陸宮妃)が訪問。
  • 2008年(平成20年)2月8日 - 地域がん診療連携拠点病院に指定[2]
  • 2011年(平成23年) - 病院機能評価 ( Ver. 6.0 ) の認定。
  • 2012年(平成24年)1月23日 - ドクターヘリ導入[3]

医療機関の指定等

その他

  • 一般病棟入院基本料 7:1
  • 看護方式 固定チームナーシング
  • 認定看護師(平成23年12月現在)
    • 救急看護 1名
    • 感染管理 1名
    • 新生児集中ケア 2名
    • WOC(皮膚・排泄ケア) 1名
    • がん化学療法看護 1名

その他院内施設

近隣施設等

交通アクセス

脚注

出典

  1. ^ a b c 概要”. 2025年7月28日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 平成27年度病院名簿” (PDF). 秋田県. 2015年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月13日閲覧。
  3. ^ 秋田県ドクターヘリについて - 秋田県(美の国あきたネット)

関連項目

外部リンク





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