か行 か行の概要

か行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/18 02:26 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

発音

清音

清音か行の頭子音の音素/k/ である。音声学的には、か行各音の頭子音は無声軟口蓋破裂音 [k] で、舌の後部を口蓋の奥の部分(軟口蓋)に押しあて一旦閉鎖した上で破裂させることで発する無声子音である。ただし、「き」の頭子音は硬口蓋化するため、調音点が他のか行音より前方推移し、後部硬口蓋になる。ローマ字では日本式・ヘボン式ともに ka ki ku ke ko と表記される。

濁音

か行の仮名に濁点をつけて表記される濁音が行(が・ぎ・ぐ・げ・ご)の頭子音の音素は /ɡ/ である。日常的に鼻濁音を使う話者の場合は、この頭子音は文節の頭では清音のそれを有声化した有声軟口蓋破裂音 [ɡ]、それ以外では軟口蓋鼻音 [ŋ] に、日常的に鼻濁音を使わない話者の場合は、この頭子音は文節の頭および撥音「ん」の後では、有声軟口蓋破裂音 [ɡ]、撥音の後を除く文節中・文節尾では有声軟口蓋摩擦音 [ɣ] またはそれに近い音(閉鎖密着の度合いが弱い有声軟口蓋破裂音)に発音される。ただし、いずれの場合も「ぎ」の頭子音は「き」の場合と同様に硬口蓋化して調音点が前方推移する。ローマ字では日本式・ヘボン式ともに ga gi gu ge go と表記される。

日常的に鼻濁音を使う地域は共通語の基盤となった東京方言が話される地域を中心に東日本から以北に広がっている。一方、中国、四国以西の地域ではほとんど鼻濁音は使われない。

拗音

  • か行とが行のい段音を第一文字とする開拗音 「きゃ」「きゅ」「きょ」と「ぎゃ」「ぎゅ」「ぎょ」 の頭子音の音素はそれぞれ /kj//ɡj/ である。その発音は「き」および「ぎ」の頭子音とまったく同様である。ローマ字では日本式・ヘボン式ともに kya kyu kyo および gya gyu gyo と表記される。
  • 伝統的に使われた合拗音「くゎ」「ぐゎ」は、現在はほとんど使われない。これらは、現在ではほとんどの地域で「か」「が」と発音され、現代仮名遣いでは「か」「が」と書かれる。ローマ字では日本式・ヘボン式ともに ka ga である。

外来語の表記

  • 「クァ」(クヮ)「クィ」「クェ」「クォ」は『外来語の表記』第2表に挙げられており、外来語の原音または原綴りになるべく近づけて書き表そうとする場合に使われる仮名である。日本語では「クア」「クイ」「クエ」「クオ」や「クワ」「クウィ」「クウェ」「クウォ」または「カ」「キ」「ケ」「コ」と発音され、またそのように表記される場合もある。クァルテット(カルテット)・クェスチョン(クエスチョン)など。
  • 「グァ」(グヮ)は『外来語の表記』第2表に挙げられており、外来語の原音または原つづりになるべく近づけて書き表そうとする場合に使われる仮名である。日本語では「グア」または「ガ」と発音され、またそのように表記される場合もある。パラグァイ(パラグアイ)・グァテマラ(グアテマラ・ガテマラ)など。
  • 「キェ」は『外来語の表記』の表中では挙げられていないが、たまに使われることがある。例えばキェルケゴール(キルケゴール)など

「き」「く」の後にか行の音が連続する場合の促音化

「き」「く」のあとに他のか行の音が連続する場合、モーラに合わせて促音化することがある。「学校→がくこう→がっこう([gäkːo̞ː])」「赤血球→せきけつきゅう→せっけっきゅう([se̞kːe̞kːʲɯ̹ː])」。但し、「的確」「毒気」など促音とならず表記・発音される場合もある。この場合は最初のか行の母音が無声化して発音されることが多い[1]。「的確→てきかく→てkかk([te̞kʲi̥käkɯ̥])「毒気→どくけ→どkけ([do̞kɯ̥ke̞])」。

か行の仮名の由来

平仮名片仮名のか行はそれぞれ次の漢字に由来している。

平仮名 漢字 片仮名 漢字
加の偏から
幾の上部の転じたもの
久の最初の二画
介を略したもの
己の最初の二画

変体仮名として以下に示す漢字に由来するものも用いられた。

  • か - 可、閑、家、我
  • き - 支、起、貴、喜
  • く - 具、倶、九、求
  • け - 介、希、遣、気
  • こ - 古、故、許、期

  1. ^ 第7期国語審議会 (1966年). “発音のゆれについて(部会報告)”. bunka.go.jp. 文化庁. 2020年4月10日閲覧。


「か行」の続きの解説一覧





か行と同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「か行」の関連用語

か行のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



か行のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのか行 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2021 Weblio RSS