論理とは? わかりやすく解説

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論理

読み方:ろんり

論理(ろんり)とは、事実現象理解し解釈するための一連の思考過程を指す言葉である。論理は、一貫性矛盾のない思考可能にし、結論導き出すための手段となる。論理的な思考は、事実情報整理し、それらの間の関連性明確にすることで、問題解決意思決定に役立つ。 論理には、帰納的論理と演繹的論理の二つ主要な形式存在する帰納的論理は、特定の事例から一般的な法則原則導き出す方法である。一方演繹的論理は、一般的な法則原則から特定の事例導き出す方法である。 現代では、論理的思考科学的な研究ビジネス意思決定日常生活問題解決など、多岐にわたる分野重要な役割果たしている。また、コンピュータサイエンス人工知能分野では、論理を基にしたアルゴリズム広く用いられている。

ろん‐り【論理】

読み方:ろんり

考え議論などを進めていく筋道。思考論証組み立て思考妥当性保証される法則形式。「—に飛躍がある」

事物の間にある法則的な連関

論理学」の略。


論理学

(論理 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/18 17:03 UTC 版)

論理学(ろんりがく、: logic、ロジック)とは、「論理」を成り立たせる論証構成やその体系研究する学問である。


注釈

  1. ^ 特に、安易に書かれている文献では、本末があらかじめ転倒されて「不完全性定理によりヒルベルト・プログラムは頓挫した」という結論が実は最初から大前提になっていて、それにもとづいてヒルベルト・プログラムとはいかなるものであったか、という論理構造で記述がされていることがある。そのようにすると、その説明自体は論理的には何一つ曇り無く正確であることに注意。連続体仮説選択公理などを参照のこと。

出典

  1. ^ a b 「論理学史」p195 山下正男 岩波書店 1983年9月14日第1刷発行
  2. ^ 毎日新聞社編『話のネタ』PHP文庫 p.55 1998年
  3. ^ 「近代科学の源をたどる 先史時代から中世まで」(科学史ライブラリー)p91-92 デイビッド・C・リンドバーグ著 高橋憲一訳 朝倉書店 2011年3月25日初版第1刷
  4. ^ 「アリストテレス」(人と思想6)p71-72 堀田彰 清水書院 1968年6月25日第1刷発行 2015年9月10日新装版第1刷発行
  5. ^ 「近代科学の源をたどる 先史時代から中世まで」(科学史ライブラリー)p157-158 デイビッド・C・リンドバーグ著 高橋憲一訳 朝倉書店 2011年3月25日初版第1刷
  6. ^ 「近代科学の源をたどる 先史時代から中世まで」(科学史ライブラリー)p249 デイビッド・C・リンドバーグ著 高橋憲一訳 朝倉書店 2011年3月25日初版第1刷
  7. ^ 「近代科学の源をたどる 先史時代から中世まで」(科学史ライブラリー)p177 デイビッド・C・リンドバーグ著 高橋憲一訳 朝倉書店 2011年3月25日初版第1刷
  8. ^ 「中世ヨーロッパの都市の生活」p225 ジョゼフ・ギース、フランシス・ギース著 青島淑子訳 講談社学術文庫 2006年8月10日第1刷
  9. ^ 「論理学史」p176 山下正男 岩波書店 1983年9月14日第1刷発行


「論理学」の続きの解説一覧

論理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 03:49 UTC 版)

ウェイソン選択課題」の記事における「論理」の解説

カード片面偶数書かれているならば、その裏面は赤い」の「ならば」は古典論理における論理包含である。そのため、この課題モーダスポネンス偶数カード全ての裏面が赤いことを確かめなければならない)とモーダストレンス(赤でないカード全ての裏面が偶数でないことを確かめなければならない)を用いることで解くことができる。

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論理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 14:34 UTC 版)

並行性」の記事における「論理」の解説

様々な時相論理並行システム理解助けるために使われる。特に線形時相論理計算木論理は、並行システムの各時点の状態を確認するのに使用可能である。Action Computational Tree Logic や Hennesy-Miller Logicレスリー・ランポートTemporal Logic of Actionsなどは、「アクション状態変化)」の並び確認することができる。これら論理の主な利用法は、並行システム仕様記述することである。

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論理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 01:04 UTC 版)

「アルゴリズム」記事における「論理」の解説

アルゴリズムは、制御され演繹であるとも言われる。これを アルゴリズム = 論理 + 制御表現することもある。論理部分計算使われる公理表し制御部分は公理演繹適用される方法決定する。これは論理プログラミングというパラダイム基本である。純粋な論理プログラミングでは、制御部分が固定されていて、アルゴリズムは論理部分だけで指定されるこの手法の魅力は、プログラム意味論的なエレガントさがある点である。公理変化定式化されたアルゴリズム変更を伴う。

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論理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/27 10:07 UTC 版)

あみだくじ」の記事における「論理」の解説

数学的に横線が何本あっても、重複することはない。このことは数学的帰納法背理法証明できる

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論理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/02 21:12 UTC 版)

微分包含式」の記事における「論理」の解説

解の存在考えるときは通常、F(t, x) が x と 可測なt の半連続 (hemicontinuous または upper semi-continuous, en) な関数で、F(t, x) はすべての t and x について閉じている凸集合であることが前提である。初期値問題 d x d t ( t ) ∈ F ( t , x ( t ) ) , x ( t 0 ) = x 0 {\displaystyle {\frac {dx}{dt}}(t)\in F(t,x(t)),\quad x(t_{0})=x_{0}} の解は、十分に短い時間 [t0, t0 + ε) (ここで ε > 0) では存在する。また F が発散しない ( ‖ x ( t ) ‖ → ∞ {\displaystyle \scriptstyle \Vert x(t)\Vert \,\to \,\infty } as t → t ∗ {\displaystyle \scriptstyle t\,\to \,t^{*}} for a finite t ∗ {\displaystyle \scriptstyle t^{*}} ) 場合は、大域的な解が存在することが示される凸集合でない微分包含式 F(t, x) の解の存在定理は現在、明らかにされていない解の一意性を示すには、通常他の条件が必要となる。たとえば関数 F ( t , x ) {\displaystyle F(t,x)} において片側リプシッツ条件 ( x 1 − x 2 ) T ( F ( t , x 1 ) − F ( t , x 2 ) ) ≤ C ‖ x 1 − x 2 ‖ 2 {\displaystyle (x_{1}-x_{2})^{T}(F(t,x_{1})-F(t,x_{2}))\leq C\Vert x_{1}-x_{2}\Vert ^{2}} をすべての x1 and x2 について満たすような C があるとする。このとき、初期値問題 d x d t ( t ) ∈ F ( t , x ( t ) ) , x ( t 0 ) = x 0 {\displaystyle {\frac {dx}{dt}}(t)\in F(t,x(t)),\quad x(t_{0})=x_{0}} の解は一意定まる。 これはミンティ (G. J. Minty) と ブレジス (H. Brezis, en) による maximal monotone operators とも深く関わっている。

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論理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/16 07:00 UTC 版)

リキッドバイオプシー」の記事における「論理」の解説

従来の手法比較して手軽に確度の高い検査受けられるうになる反面将来罹患する可能性のある疾病従来よりもより客観的に明確になることにより、保険掛け金算定雇用昇進などにも影響与え可能性があり、情報取り扱いには細心の注意要すると共にガイドライン策定望まれる

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論理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 04:22 UTC 版)

数学パズル」の記事における「論理」の解説

いくつかの命題与えられ、各命題矛盾無く真か偽に振り分ける唯一のパターンを見つける、といったようなスタイルロジックパズルという分野がある。学術的に制約充足問題などとして扱うことができるようなものである代表的な問題として、「天使と悪魔嘘つき正直者)」「帽子問題」「天秤問題」などが知られている。

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論理

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 23:34 UTC 版)

名詞

(ろんり)

  1. 議論思考進めていく筋道
  2. 事物の間の法則的な繋がり
  3. 論理学

発音(?)

ろ↘んり

関連語


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