えんか‐ナトリウム〔エンクワ‐〕【塩化ナトリウム】
塩化ナトリウム
塩化ナトリウム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/03 15:30 UTC 版)
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塩化ナトリウムの結晶(岩塩)
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ナトリウムを紫色、塩素を緑色で表した結晶構造[1]
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物質名 | |
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Sodium chloride |
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別名
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識別情報 | |
3D model (JSmol)
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バイルシュタイン | 3534976 |
ChEBI | |
ChEMBL | |
ChemSpider | |
ECHA InfoCard | 100.028.726 |
EC番号 |
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Gmelin参照 | 13673 |
KEGG | |
MeSH | Sodium+chloride |
PubChem CID
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RTECS number |
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UNII | |
CompTox Dashboard (EPA)
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性質 | |
NaCl | |
モル質量 | 58.443 g/mol[2] |
外観 | 無色の立方晶[2] |
匂い | 無臭 |
密度 | 2.17 g/cm3[2] |
融点 | 800.7 °C (1,473.3 °F; 1,073.8 K)[2] |
沸点 | 1,413 °C (2,575 °F; 1,686 K)[2] |
360 g/L (25 °C)[2] | |
アンモニアへの溶解度 | 21.5 g/L |
メタノールへの溶解度 | 13.75 g/L |
磁化率 | −30.2·10−6 cm3/mol[3] |
屈折率 (nD) | 1.5441 (at 589 nm)[4] |
構造[5] | |
面心立方格子 (see text), cF8 |
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Fm3m (No. 225) | |
a = 564.02 pm
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式単位 (Z)
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4 |
八面体 | |
熱化学[6] | |
標準定圧モル比熱, Cp |
50.5 J/(K·mol) |
標準モルエントロピー S |
72.10 J/(K·mol) |
標準生成熱 ΔfH |
−411.120 kJ/mol |
薬理学 | |
A12CA01 (WHO) B05CB01 (WHO), B05XA03 (WHO), S01XA03 (WHO) | |
危険性 | |
NFPA 704(ファイア・ダイアモンド) | |
致死量または濃度 (LD, LC) | |
半数致死量 LD50
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3 g/kg (経口, ラット)[7] |
関連する物質 | |
その他の 陰イオン |
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その他の 陽イオン |
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特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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塩化ナトリウム(えんかナトリウム、英: sodium chloride)は、化学式 NaCl で表されるナトリウムの塩化物である。単に塩(しお)、あるいは食塩と呼ばれる場合も多いが、本来「食塩」は食用や医療用に調製された塩化ナトリウム製品を指す用語である。式量58.44である。
人(生体)を含めた哺乳類をはじめとする地球上の大半の生物にとっては、必須ミネラルであるナトリウム源として、生命維持になくてはならない重要な物質である。
天然には岩塩として存在する。また、海水の主成分として世界に広く分布する
性質
塩(えん)の中でも正塩(せいえん)の1種。結晶構造は塩化ナトリウム型構造で、塩化物イオンとナトリウムイオンから成るイオン結晶であり絶縁体である。常温、大気圧下で白色の固体。無臭だが、独特の塩味を持つ。純粋な塩化ナトリウムは20°Cでは湿度75%まで潮解性を示さない。
融点800.4°C。溶融するとナトリウムイオンと塩化物イオンに分離するため電気を通すようになる。溶融時には揮発性を持つ。
塩酸と水酸化ナトリウムの中和によって得られ、水溶液は中性を示し伝導性を有する。
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