こうナトリウム‐けっしょう〔カウ‐ケツシヤウ〕【高ナトリウム血症】
高ナトリウム血症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/03 06:42 UTC 版)
高ナトリウム血症(こうナトリウムけっしょう、英: Hypernatremia)何らかの原因により水の調節機能が正常に働かず血中のナトリウムの濃度が上昇してしまう電解質代謝異常症のひとつである。臨床的には血液中のナトリウム濃度が145mEq/lを超えることである[1]。
- ^ 越川昭三, 小岩文彦。「2.高Na血症と低Na血症」 『日本内科学会雑誌』 1991年 80巻 2号 p.162-167, doi:10.2169/naika.80.162, 日本内科学会
- ^ 齊藤寿一、「老年者の水電解質代謝異常」 『日本老年医学会雑誌』 1994年 31巻 5号 p.353-359, doi:10.3143/geriatrics.31.353, 日本老年医学会
- 1 高ナトリウム血症とは
- 2 高ナトリウム血症の概要
- 3 参考文献
高ナトリウム血症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 10:07 UTC 版)
ナトリウムイオンは血中の陽イオンの大部分を占めている。血中ナトリウム濃度が上昇した際に、電気的中性を維持するためクロール濃度が並行して上昇する。 高ナトリウム血症の主たる原因は水分の喪失であり、腎からの水分喪失には、腎性尿崩症、利尿剤、浸透圧利尿、閉塞後利尿、などがある。腎以外からの水分喪失には、発熱、代謝の亢進、運動、下痢、熱傷、などがある。 水分喪失以外の原因として、食塩の過剰摂取やナトリウムの輸液過剰による高ナトリウム血症も存在する。 いずれも、水分補充など、高ナトリウム血症に対する治療を行う。
※この「高ナトリウム血症」の解説は、「高クロール血症」の解説の一部です。
「高ナトリウム血症」を含む「高クロール血症」の記事については、「高クロール血症」の概要を参照ください。
高ナトリウム血症と同じ種類の言葉
- 高ナトリウム血症のページへのリンク