副作用や薬剤相互作用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/17 10:18 UTC 版)
胃酸による殺菌効果が減弱しているため細菌性食中毒の発症リスクが上昇する。 主な副作用として下痢や便秘があるほか、ナトリウム感受性の高い高血圧患者において血圧を上昇させる。一方、副作用が少ないとされているアルミニウム含有製剤では、甲状腺障害を起こすことがあると報告されている。 炭酸塩については胃酸と反応することにより、二酸化炭素が生成され腹部膨張感が生じることもある。カルシウムイオンは便秘を引き起こす一方、マグネシウムイオンは下剤として働くため、両者を配合することで副作用を軽減しようとする薬もある。。 胃液の分泌を抑えるタイプの薬剤は、長期服用により重篤な副作用を生じる事がある。詳細はそれぞれの薬剤の項を参照。 詳細は「プロトンポンプ阻害薬#相互作用・副作用」を参照 詳細は「ヒスタミンH2受容体拮抗薬#副作用」を参照 腎臓疾患を有している場合、薬剤に含まれるイオンの尿中への排出が十分に行われず、高カルシウム血症、高ナトリウム血症、高マグネシウム血症、アルミニウム脳症などを起こす危険性がある。
※この「副作用や薬剤相互作用」の解説は、「制酸薬」の解説の一部です。
「副作用や薬剤相互作用」を含む「制酸薬」の記事については、「制酸薬」の概要を参照ください。
- 副作用や薬剤相互作用のページへのリンク