副作用予測診断による患者層別化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/20 04:31 UTC 版)
「コンパニオン診断」の記事における「副作用予測診断による患者層別化」の解説
肺がんや転移性大腸がんなどの治療に用いられるイリノテカン(商品名カンプト、トポテシン)は、投薬後に加水分解されて活性型(SN-38)となり抗腫瘍効果を示す。しかし、ときに重篤な好中球減少の副作用を伴う。この副作用は、SN-38の代謝酵素をコードするUGT1A1遺伝子の変異と関連することが知られており、この遺伝子の投薬前遺伝子診断が必須とされている。診断薬は、UGT1A1 遺伝子診断キット(商品名インベーダーUGT1A1 アッセイ)として販売されている。
※この「副作用予測診断による患者層別化」の解説は、「コンパニオン診断」の解説の一部です。
「副作用予測診断による患者層別化」を含む「コンパニオン診断」の記事については、「コンパニオン診断」の概要を参照ください。
- 副作用予測診断による患者層別化のページへのリンク