高トリグリセリド血症とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 高トリグリセリド血症の意味・解説 

高トリグリセリド血症

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 21:22 UTC 版)

脂質異常症」の記事における「高トリグリセリド血症」の解説

高トリグリセリド血症(高TG血症)とは、血液中に中性脂肪トリグリセリド)が多く存在する150 mg/dL 以上)タイプ脂質異常症である。1997年国民栄養調査では、日本人の男45%、女33%が該当する内臓脂肪型肥満の人に多い。 一時期米国ATP-IIのころ)、その心血管疾患との関連疑問視されたが、やはり関連はあると考える人が多い。RLP-C (Remnant-like lipoprotein particles-cholesterol) の高TG血症における動脈硬化発症への関与示唆されている。

※この「高トリグリセリド血症」の解説は、「脂質異常症」の解説の一部です。
「高トリグリセリド血症」を含む「脂質異常症」の記事については、「脂質異常症」の概要を参照ください。


高トリグリセリド血症

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/22 15:34 UTC 版)

脂質降下薬」の記事における「高トリグリセリド血症」の解説

高トリグリセリド血症(高TG血症)/英: HypertriglyceridemiaはTG<150mg/dlを治療目的とする。高LDL血症(高LDLコレステロール血症)と合併した場合は高LDL血症を治療することが多い。しかしTG≧500mg/dlの場合急性膵炎防止のため高TG血症から治療することもある。高TG血症の治療フィブラート(英: Fibrate)がよく用いられるフィブラートには善玉コレステロール(高比重リポタンパク、英: HDL-C)を増加させる作用もある。肝障害横紋筋融解症リスクがあり、そのリスク腎機能障害時に増悪する。また胆汁へのコレステロール排出促すため、胆石症起こすことがあり、既往がある場合注意が必要である。またSU剤ワーファリンとの相互作用知られている。フェノフィブラート(英: Fenofibrate、リピディル、トライコアなど)とベザフィブラート(英: Bezafibrate、ベサトールSR、ベザリップなど)が知られている。フェノフィブラート尿酸低下作用もあるが、一過性の肝機能障害起こしやすく、肝障害のある患者では避けられる傾向がある。その他ニコチン酸パンテチン用いられることがあるフィブラートとスタチンの併用横紋筋融解症リスク高く腎機能障害時は禁忌となる。フィブラート耐糖能異常改善作用があるため糖尿病の治療応用されることもある。

※この「高トリグリセリド血症」の解説は、「脂質降下薬」の解説の一部です。
「高トリグリセリド血症」を含む「脂質降下薬」の記事については、「脂質降下薬」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「高トリグリセリド血症」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「高トリグリセリド血症」の関連用語

高トリグリセリド血症のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



高トリグリセリド血症のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの脂質異常症 (改訂履歴)、脂質降下薬 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS