ループ利尿薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 03:06 UTC 版)
ループ利尿薬には、Na+/K+/2Cl-共輸送系を阻害することで尿量の増加を起こさせているが、体内のNa+とK+とのバランスも崩してしまうという副作用が存在する。この時、内耳のリンパ液のNa+とK+とのバランスまで崩してしまい、結果として感音難聴を生じることがある。投薬を中止すれば、多くは難聴も解消するが、まれに障害が残るケースも存在する。このような利尿薬として、フロセミドやエタクリン酸などが知られている。
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ループ利尿薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 19:12 UTC 版)
ループ利尿薬は強力な利尿作用を有しているが、降圧作用はそれほど強くない。ヘンレ係蹄上行脚においてNa+の再吸収に関与しているNa+/K+/2Cl−共輸送系を阻害する。これにより尿細管内外の浸透圧差が緩和され、下行脚における水の再吸収が抑制される。 フロセミド(Furosemide,ラシックス) トラセミド (Torasemide,ルプラック) ブメタニド(Bumetanide) エタクリン酸(Ethacrynic Acid)
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ループ利尿薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/04 13:39 UTC 版)
ヘンレのループにおいてNa+とCl−の再吸収を阻害する。腎機能に悪影響を与えないため、利尿薬の第一選択として使用される。また、心不全や高血圧の治療薬としても使用される。ヘンレの係蹄上行脚太い脚でのNa+の再吸収率は30%であるが、ループ利尿薬はその25%を抑制する。 フロセミド(ラシックス、オイテンシン、後発品あり) トラセミド (ルプラック) アゾセミド(ダイアート、長時間作用型) ピレタニド(アレリックス、作用時間はフロセミドに近い)
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