塩化トリブチルスズとは? わかりやすく解説

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塩化トリブチルスズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 15:44 UTC 版)

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塩化トリブチルスズ
識別情報
CAS登録番号 1461-22-9
PubChem 15096
ChemSpider 14368
特性
化学式 C12H27ClSn
モル質量 325.51 g mol−1
外観 無色粘稠な液体
密度 1.20 g·cm−3 (20 °C)
融点

-9°C

沸点

171°C

危険性
GHSピクトグラム
GHSシグナルワード 危険(DANGER)
Hフレーズ H301,H312,H315,H317
H319,H360FD,H372,H410
Pフレーズ P201,P273,P280,P301+310+330
P302+352+312,P305+351+338
引火点 108 °C (226 °F; 381 K) (closed cup)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

塩化トリブチルスズ(えんかトリブチルスズ、tributyltin chloride)は、化学式 (C4H9)3SnCl で表される有機化合物である。無色の液体で有機溶媒に溶ける。

調製と反応

この化合物は、塩化スズ(II)テトラブチルスズ を組み合わせた再分配反応によって調製される。

3 (C4H9)4Sn + SnCl4 → 4 (C4H9)3SnCl

塩化トリブチルスズは、加水分解して酸化物 [(C4H9)3Sn]2O になる。

塩化トリブチルスズは、他の有機スズ化合物[1]と、トリブチルスズ のような試薬の前駆体として用いられる。

出典

  1. ^ A. F. Renaldo, J. W. Labadie, And J. K. Stille (1989). “Palladium-catalyzed Coupling Of Acid Chlorides With Organotin Reagents: Ethyl (E)-4-(4-nitrophenyl)-4-oxo-2-butenoate”. Org. Synth. 67: 86. doi:10.15227/orgsyn.067.0086. 



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