塩化テトラフェニルアルソニウム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/24 14:18 UTC 版)
塩化テトラフェニルアルソニウム | |
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識別情報 | |
3D model (JSmol)
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ChemSpider | |
ECHA InfoCard | 100.007.337 |
EC番号 |
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PubChem CID
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UNII | |
CompTox Dashboard (EPA)
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特性 | |
化学式 | C24H20AsCl |
モル質量 | 418.79 g mol−1 |
外観 | 白色固体 |
危険性 | |
GHS表示: | |
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Danger | |
H301, H331, H410 | |
P261, P264, P270, P271, P273, P301+P310, P304+P340, P311, P321, P330, P391, P403+P233, P405, P501 | |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
塩化テトラフェニルアルソニウム(えんかテトラフェニルアルソニウム、英: Tetraphenylarsonium chloride)は、化学式(C6H5)4AsClで表される有機ヒ素化合物である。
テトラフェニルアルソニウムカチオンと塩化物アニオンから構成される白色固体である。極性有機溶媒に溶けやすい。水和物として用いられることが多い。
合成と反応
本化合物はトリフェニルアルシンから得られるテトラフェニルアルソニウムクロリド塩酸塩を中和することで合成される[1]。
- (C6H5)3As + Br2 → (C6H5)3AsBr2
- (C6H5)3AsBr2 + H2O → (C6H5)3AsO + 2 HBr
- (C6H5)3AsO + C6H5MgBr → (C6H5)4AsOMgBr
- (C6H5)4AsOMgBr + 3 HCl → (C6H5)4AsCl.HCl + MgBrCl
- (C6H5)4AsCl.HCl + NaOH → (C6H5)4AsCl + NaCl + H2O
他の類似物質と同様に、本化合物は多原子アニオンを有機溶媒中に可溶化するための手段として用いられることが多い[2]。目的のアニオンを含む水溶液またはメタノール溶液に本化合物の溶液で加えることで、目的のアニオンを含むテトラフェニルアルソニウム塩が沈殿として得られる。
関連項目
脚注
出典
- ^ Shriner, R. L.; Wolf, Calvin N. (1950). “Tetraphenylarsonium Chloride Hydrochloride”. Organic Syntheses 30: 95. doi:10.15227/orgsyn.030.0095.
- ^ Dieck, R. L.; Peterson, E. J.; Galliart, A.; Brown, T. M.; Moeller, T. (1976). “Tetraethylammonium, Tetraphenylarsonium, and Ammonium Cyanates and Cyanides”. Inorganic Syntheses. 16. pp. 131–137. doi:10.1002/9780470132470.ch36. ISBN 9780470132470
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