tricky
「tricky」とは・「tricky」の意味
「tricky」とは、難解であり、状況や問題が複雑で扱いにくいことを表す英単語である。また、人物に対して使われる場合は、狡猾であり、信用しにくいという意味を持つ。「tricky」の発音・読み方
「tricky」の発音は、/tríki/であり、日本語では「トリッキー」と読むことができる。「tricky」の語源・由来
「tricky」の語源は、英語の「trick」(策略、手品)に由来し、形容詞の接尾辞「-y」が付いた形である。従って、「tricky」は文字通り「策略的な」や「手品のような」意味を持つ。「tricky」の類語
「tricky」の類語には、complicated(複雑な)、difficult(難しい)、deceptive(欺瞞的な)などがある。これらの類語は、状況や問題が扱いにくいことや、人物が信用しにくいことを表す際に使用される。「tricky」を含む用語・関連する用語
「it's tricky」とは
「it's tricky」とは、「それは難しい」という意味である。状況や問題が複雑で扱いにくいことを表す際に使用される。「get tricky」とは
「get tricky」とは、「難しくなる」という意味である。状況や問題が徐々に複雑になっていく様子を表す際に使用される。「tricky question」とは
「tricky question」とは、「難問」や「狡猾な質問」を意味する。答えにくい質問や、答えることが困難な質問を指す。「tricky」の使い方・例文
1. This puzzle is quite tricky.(このパズルはかなり難解である。)2. He is a tricky person to deal with.(彼は付き合いにくい人物である。)
3. The situation became more tricky as the negotiations continued.(交渉が続くにつれて状況はさらに複雑になった。)
4. The instructions for assembling the furniture were tricky.(家具の組み立て説明書は難解であった。)
5. She asked me a tricky question during the interview.(彼女はインタビュー中に私に狡猾な質問をした。)
6. The road conditions were tricky due to the heavy rain.(大雨のため道路状況は厄介であった。)
7. It's tricky to find the right balance between work and personal life.(仕事とプライベートのバランスを取るのは難しい。)
8. The magician performed a tricky card trick.(そのマジシャンは狡猾なカード手品を披露した。)
9. The recipe was tricky, but the dish turned out delicious.(そのレシピは難しかったが、料理は美味しくできた。)
10. The negotiations were tricky, but we finally reached an agreement.(交渉は難航したが、最終的に合意に達した。)
トリッキー
「トリッキー」とは、奇をてらった・巧妙な・油断のならないことを意味する表現である。
「トリッキー」とは・「トリッキー」の意味
「トリッキー」は英語の「tricky」のカタカナ語で、巧妙・油断ならないさまを意味する表現である。スポーツで用いられることが多く、ゲームにおいて奇をてらった動きをする選手のことを「トリッキーなプレイをする選手」などと表現する。ゴルフにおいては、アップダウンが激しくフェアウェイが狭いなど仕掛けの多い山岳コースは、攻略するのが難しいため「トリッキーなコース」と呼ばれている。そのほかにも、モータースポーツにおいて正攻法では攻略できないコースが、「トリッキーなコース」と呼ばれている。ゲームやアニメにおいては、トリッキーなキャラがプレイやストーリーの展開にスパイスを与えている。ゲームにおいてのトリッキーなキャラは、異質な技を持っていたり、ユニークな動きで惑わせたりするキャラクターのことを指す。アニメにおいては、味方のように振舞いながら主人公を窮地に追い込んだり、敵だと思っていたら実は味方であったりするキャラは、「トリッキーなキャラ」である。
「トリッキー」と似た言葉に「トリック」があるが、「トリッキー」が形容詞であるのに対し「トリック」は名詞として用いられる点が異なる。「トリック」はいたずらや策略などの意味があり、「トリックアート(騙し絵)」や「トリックスター(奇をてらった行動で物語に展開を与える人物)」などの言葉もある。
「トリッキー」の熟語・言い回し
トリッキーな人とは
「トリッキーな人」とは、油断ならない人という意味である。商談に行く際に同僚から「○○さんはトリッキーな人だから気をつけるように」と言われた場合は、「ずる賢い人だから心してかかるように」というアドバイスである。そのほかにも、予想がつかない行動をする人という意味でも用いられる。褒め言葉として用いられることは少なく、「才能や知性は認めるものの心から信頼できない人」という意味で用いられることが多い。
トリッキーガールとは
「トリッキーガール」とは、ずる賢い女性のことを指す。好きでもないのに男性をその気にさせて貢がせたり、清純を装って裏では浮気をしていたりなど、ずるい行動をする女性である。また、「トリッキーガール」は騙すのが上手いため、ほとんどの場合は男性が騙されていたことに気づかないまま終わることが多い。英語においては「トリッキーガール」という表現はなく、「トリッキー」と「ガール」を組み合わせた和製英語である。
トリッキーな動きとは
「トリッキーな動き」とは、相手の気をてらった巧妙な動きのことを指す。スポーツにおいて用いられることが多く、サッカーのパスで正面に蹴ると見せかけて後方に球を出したり、ボクシングで相手の死角となる場所にパンチを繰り出したりなどが「トリッキーな動き」と称される。また、ビジネスにおいても、競合企業が水面下で何らかの工作をしていることに気づいた時などに、「○○社がトリッキーな動きをしている」と表現することがある。
「トリッキー」の使い方・例文
「トリッキー」を用いた例文は、次の通りである。・彼はトリッキーな人なので信用してはいけない。
・タスクや問題をトリッキーと表現する場合、処理するのが難しいことを意味する。
・トリッキーな状況ではあるが、まだまだできることはたくさんある。
・トリッキーと称される人は、あなたを騙したり、ごまかしたりする可能性が高い。
・彼女はトリッキーな動きをするので、一緒に仕事をするのは難しい。
・彼のトリッキーなプレイが試合の流れを変えた。
・彼女はトリッキーな人と思われているが、実は信頼できる人物である。
・期末試験でトリッキーな問題に引っ掛かり赤点を取った。
・選手のトリッキーなプレイが多くの観客を魅了した。
・彼の話し方がトリッキーなので、安易に返事することを避けた。
トリッキー
トリッキー【tricky】
Tricky
トリッキー
(tricky から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/07 15:07 UTC 版)
トリッキー Tricky |
|
---|---|
![]()
トリッキー(2009年)
|
|
基本情報 | |
出生名 | Adrian Nicholas Matthews Thaws |
別名 | Tricky Kid、Tricky Rock |
生誕 | 1968年1月27日(57歳)![]() |
ジャンル | トリップ・ホップ、ヒップホップ、エレクトロニカ |
活動期間 | 1985年 - |
レーベル | False Idols、ドミノ、エピタフ、アイランド |
共同作業者 | ワイルド・バンチ マッシヴ・アタック マーク・スチュワート |
公式サイト | www |
トリッキー(Tricky、1968年1月27日 - )は、イングランドのミュージシャン、シンガーソングライター、音楽プロデューサー。ブリストル出身。本名、エイドリアン・サウス (Adrian Thaws)。
概要
1990年代のイギリス音楽界に隆盛をみたトリップ・ホップ・ムーヴメントにおける代表的なアーティスト。日本での公演は、フジロックフェスティバルには3度出演し、2001年出演時には初日ホワイト・ステージのトリを務めた。サマーソニックにも1度出演している。
来歴
1982年にブリストルで結成されたDJ集団のワイルド・バンチに、1980年代半ばから準メンバーとして参加。数年後、ワイルド・バンチがマッシヴ・アタックに改称されて以降も客演を続け、マッシヴ・アタックのセカンド・アルバム『プロテクション』では、「カーマ・コーマ」等でコラボレーションを行った。
1994年から本格的にソロ・ミュージシャンとして始動。1995年に、トリッキーが4歳の時に自殺した母親の名を冠したデビュー作『マクシンクェーイ』を発表。ヒップホップからソウル、パンク、レゲエまでを融合したその音楽性が高い評価を得て全英アルバムチャート3位まで上昇、同年のマーキュリー賞へのノミネートや『メロディ・メイカー』誌の年間ベスト・アルバムに選出されるなど絶賛を浴びた。この作品は、先のマッシヴ・アタックなどと共にトリップ・ホップや「ブリストル・サウンド」などの言葉で語られる1990年代の名作として扱われることになる。
翌1996年は、1年で2枚のアルバムを発表するなど、2003年までの間にハイペースでのアルバム制作とリリースを重ねた。その間は自身のアルバムだけでなく、ビョークのアルバム『ポスト』のプロデュースや、映画『フィフス・エレメント』への出演、リミキサーとしてもビョークやエルヴィス・コステロ、ガービッジ、RIP SLYMEなどの楽曲を手掛ける。
2000年代に入って以降は、ツアー生活の疲弊から徐々に音楽活動への情熱を失っていき、替わりに、以前から楽曲提供などで関わり合いのあった映画業界をはじめとした映像分野への関心を強め、2004年に音楽活動を休止。その後はニューヨークに拠点を移してショート・フィルムやPV製作などのサイド・プロジェクトに専念する。
2008年に音楽活動を再開。その理由は「アメリカでの生活中、ラジオから流れてくるメインストリームの売れ線ヒップホップのあまりの駄作ぶりに閉口し、今の自分でさえ、あれよりは良い曲を書けるだろうと思った」からだそうである。
音楽性
![]() |
この節には複数の問題があります。改善やノートページでの議論にご協力ください。
|
ダブの物憂げな低音域と緻密なサンプリングを駆使した編集音源に、トリッキー自身の凄惨な生い立ちを綴った呪術的なリリックが絡み合った、地を這うように漸進するグルーヴ感が特徴。
アルバム毎のサンプリングも多彩で、サンプルネタの楽曲は盟友マッシヴ・アタックのものから、パブリック・エナミー、マイケル・ジャクソン、ダフト・パンクさらには無断サンプリングをしたということで関係が悪化したポーティスヘッドまで多岐にわたる。一方で、ビョークやスペシャルズのボーカルであるテリー・ホール、ジョン・フルシアンテやシンディ・ローパーら豪華なゲスト参加の例もある。
レーベル移籍後の6枚目となるアルバム『ブロウバック』からはポップ路線にシフトしていき、次第にキャッチーな楽曲が増えていった。作品を重ねる毎に、幽玄のナーコスティック・サウンドは影を潜め、打ち込み中心だった製作から生演奏によるバンド編成のレコーディングも用いられるようになっている。
ディスコグラフィ
スタジオ・アルバム
- 『マクシンクェーイ』 - Maxinquaye (1995年) ※全英3位
- 『ニアリー・ゴッド』 - Nearly God (1996年) ※全英10位。ニアリー・ゴッド名義
- 『プレ・ミレニアム・テンション』 - Pre-Millennium Tension (1996年) ※全英30位
- 『エンジェル・ウィズ・ダーティ・ファイセス』 - Angels with Dirty Faces (1998年) ※全英23位
- 『ジャクスタポウズ』 - Juxtapose (1999年) ※全英22位
- 『ブロウバック』 - Blowback (2001年) ※全英34位
- 『ヴァルネラブル』 - Vulnerable (2003年) ※全英88位
- 『ノウル・ウエスト・ボーイ』 - Knowle West Boy (2008年) ※全英63位
- 『ミックスド・レース』 - Mixed Race (2010年) ※全英118位
- 『フォルス・アイドルズ』 - False Idols (2013年) ※全英66位
- 『エイドリアン・サウス』 - Adrian Thaws (2014年) ※全英107位
- 『スキルド・メカニクス・フィーチャリング・DJミロ&ルーク・ハリス』 - Skilled Mechanics, featuring DJ Milo and Luke Harris (2016年)
- 『アンユニフォーム』 - Ununiform (2017年)
- 『フォール・トゥ・ピーシーズ』 - Fall to Pieces (2020年) ※全英69位
- 『ロンリー・ゲスト』 - Lonely Guest (2021年)
コンピレーション・アルバム
- 『ラフ・ガイド:ベスト・オブ・トリッキー』 - A Ruff Guide (2002年) ※アイランド・レコード在籍時代の初期4作をまとめたベスト盤。
- 『バック・トゥ・マイン』 - Back to Mine (2003年) ※ミックス・アルバム
外部リンク
- trickyのページへのリンク