sentinel
「sentinel」とは・「sentinel」の意味
「sentinel」とは、監視員や見張りを意味する英単語である。主に軍事施設や重要な場所の警備を行う人物を指すが、比喩的にシステムやプログラムの監視を行う要素を指すこともある。また、「sentinel」は、警戒心や注意を喚起するものとしても用いられる。「sentinel」の発音・読み方
「sentinel」の発音は、IPA表記では /ˈsɛntɪnəl/ であり、カタカナ表記では「センティナル」となる。日本人が発音するカタカナ英語では「センチネル」と読むことが多い。「sentinel」の定義を英語で解説
A sentinel is a person or thing that watches or stands as if watching. It is often used to describe a guard, especially a soldier, who is stationed to keep watch over a particular area or object. In a broader sense, a sentinel can also refer to something that serves as a warning or reminder.「sentinel」の類語
「sentinel」と同じような意味を持つ類語には、"guard"、"watchman"、"lookout"、"sentry"などがある。これらの単語は、いずれも監視や警備を行う人物を指すが、それぞれニュアンスや用途が異なる場合がある。「sentinel」に関連する用語・表現
「sentinel」に関連する用語や表現には、"sentinel event"(重大な医療事故)、"sentinel surveillance"(疫学調査の一種)、"sentinel node"(リンパ節の一部)などがある。これらは、それぞれ異なる分野で「sentinel」の概念が応用されている例である。「sentinel」の例文
1. The sentinel stood guard at the entrance of the military base.(日本語訳:門番は軍事基地の入口で見張りをしていた。) 2. A security camera acts as a sentinel, monitoring the area for any suspicious activity.(日本語訳:防犯カメラは監視員の役割を果たし、不審な行動がないかエリアを監視する。) 3. The statue in the park serves as a sentinel, reminding people of the historical event.(日本語訳:公園の像は見張りの役割を果たし、人々に歴史的な出来事を思い起こさせる。) 4. The sentinel node biopsy is a procedure used to determine the spread of cancer.(日本語訳:センチネルリンパ節生検は、がんの広がりを判断するための手法である。) 5. The company has implemented a sentinel system to detect any potential security breaches.(日本語訳:その会社は、潜在的なセキュリティ侵害を検出するための監視システムを導入している。) 6. The sentinel event prompted a thorough investigation of the hospital's procedures.(日本語訳:その重大な医療事故は、病院の手順に対する徹底的な調査を促した。) 7. The soldiers took turns acting as sentinels throughout the night.(日本語訳:兵士たちは夜通し交代で見張り役を務めた。) 8. The lighthouse serves as a sentinel, guiding ships safely through the treacherous waters.(日本語訳:灯台は見張りの役割を果たし、船を危険な海域を安全に通過させる。) 9. The antivirus software acts as a sentinel, protecting the computer from malware.(日本語訳:アンチウイルスソフトウェアは監視員の役割を果たし、コンピュータをマルウェアから保護する。) 10. The ancient ruins were guarded by stone sentinels, carved to resemble fierce warriors.(日本語訳:古代の遺跡は、獰猛な戦士を模した石の見張りに守られていた。)番兵
別名:番人
【英】Sentinel
番兵とは、プログラミングのテクニックの1つであり、処理範囲の境界に特定の値を目印として置いておくことで、プログラムの構造をシンプルにする手法のことである。
検索時に、検索範囲の後に検索する値と同じデータを置いておくと、最後には必ず見つかるために、値の比較のたびに毎回検索範囲の終了かどうかを確認する必要がなく、余計な手続きが減る。検索に成功した際に、それが番兵の位置ならば、実際には見つからなかったことになる。
このようにしてループ内の処理を減らすことは高速化に役に立ち、過去にはテクニックとして重宝されたが、初心者には意図が見抜けない場合もあり、コンピュータの性能が上がった現在ではその効果は薄れている。
なお、リスト構造においては、データは格納されないが、必ずリンク先が存在することを保証し処理を簡潔にするために、番兵ノードというテクニックもある。
センチネル
(sentinel から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/22 23:38 UTC 版)
センチネル (sentinel)
軍事関連
- センティネル級偵察巡洋艦の第1艦。
- センチネル型カッター - アメリカ沿岸警備隊のカッター。
- センチネル巡航戦車 - オーストラリアの戦車。
- L-5 センチネル - アメリカ陸軍航空軍の連絡・観測機。
- RQ-170 センチネル - アメリカ空軍の無人ステルス偵察機。
- レイセオン センチネル R.1 - イギリス空軍の戦場監視機。
- LGM-35 センチネル (LGM-35 Sentinel) - アメリカ合衆国が開発中の大陸間弾道ミサイル。
宇宙関連
- ヨーロッパ宇宙機関が打ち上げを計画している地球観測衛星シリーズ(Sentinel-1/Sentinel-2/Sentinel-3/Sentinel-4/Sentinel-5)。
- センチネル (宇宙望遠鏡) - アメリカ合衆国の民間団体「B612財団」が打ち上げを計画している宇宙望遠鏡。
メディア関連
- センチネル (1977年の映画) (The Sentinel) - 1977年のアメリカ映画。地獄の門を監視し、悪霊が這い出て来るのを阻止する「センチネル(番人)」の使命を受け継ぐことになった女性アリソン・パーカーの恐怖を描いた作品。
- 魂を救え! - 1992年のフランス映画『La sentinelle』の英題。
- 超感覚刑事ザ・センチネル (The Sentinel) - カナダのテレビドラマ。1996~1999年の4シーズン。
- ザ・センチネル/陰謀の星条旗 (The Sentinel) - 2006年の映画。
- 前哨 (短編小説) - アーサー・C・クラークの短編小説の原題。短編集『前哨』などに収録。
- センチネル (ゲーム) - CLOCKUPのアダルトゲーム。
- センチネル (マーベル・コミック) - X-メンに登場するロボット。
- センチネル - 映画『マトリックス』に登場するロボット。
- センチネル・プライム - タカラトミーの玩具シリーズ『トランスフォーマー』に登場するキャラクター。
- ガンダム・センチネル - ガンダムシリーズの作品のひとつ。
- 死の番人(原題:The Sentinel) - ジューダス・プリーストのアルバム背徳の掟収録曲。
- センチネル - 漫画『フランケン・ふらん』に登場する改造人間。1号、2号、V III、センチネルマン(4号)が登場する。
その他
番兵
(sentinel から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 02:53 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動番兵(ばんぺい、英: sentinel)は基地、野営地の出入りを警備する任務に就く兵士を指す。歩哨とも言う。
転じてプログラミング用語としては、データの終了を示すために配置される特殊なデータを指す。番人(ばんにん)とも言う。以下ではこの意味について示す。
実際にはこの用語は、微妙に異なる以下の2つの意味で使われる。
- 実データには出現しない、データの終了を表すための専用の値
- 入力データを処理するループの終了条件が複数ある場合に、条件判定の数を削減するために置くダミーのデータ
終了を表すための専用の値
主に可変長データの終了を識別するために、終了を示す記号として予約された値。
番兵の具体例としては、LISPで無効値を示すNILや、C言語の文字列終端を示すヌル文字(\0)などがある。また、ポインタを扱う言語ではヌルポインタが定義されており、線形リストや木構造などの終端を示すために使われる。
番兵を含むデータを処理するプログラムは、通常はループで入力データを処理しており、新たなデータを取得するとまず番兵か否かを判定する条件分岐を実行する。以下に、C言語における文字列比較関数 strcmp
の実装例を示す。
int strcmp(const char s[], const char t[])
{
int i = 0;
while (s[i] != '\0' && t[i] != '\0') {
/* どちらかの文字列に番兵が現れたら終了 */
if (s[i] != t[i]) {
break; /* 不一致箇所を検出したら終了 */
} else {
i++; /* 一致している場合は次の文字へ */
}
}
return s[i] - t[i];
}
実データに出現する値だと、実データなのか終了なのか判断できないため、実データとしては出現しない値を使う必要がある。C言語の getchar
関数では、入力データとして char
型のすべての値が出現する可能性があるため、char
型の範囲では番兵のための値を確保することができない。そのため getchar
関数の返値の型は、より広い範囲の値を扱える int
型になっており、入力データを unsigned char
型の範囲の値として扱い、unsigned char
型としては出現しない値を番兵EOFとして使用している(-1を使う処理系が多い)。
コンピュータで可変長データを表現する方法は、末尾に番兵を置く方法と、長さを別途与える方法の2種類に大別できる。
条件判定の数を削減するために置くダミーのデータ
ループの終了条件が複数ある場合に、条件判定の数を削減するために置くダミーのデータ。この意味での番兵を使った最適化技法を番兵法(-ほう)と呼ぶ。
まず、1の語義に近い例を見る。
以下のC言語プログラムは、整数 entry
と要素数 len
の配列 a
が与えられたときに、a[i] <= entry < a[i+1]
となる添字 i
を求める。ただし a[len-1] <= entry
のときは、a[len]
は存在しないが、len-1
を返す。また entry < a[0]
のときは -1
を返す。
int selectEdge(int entry, int a[], size_t len)
{
int i;
for (i = len - 1; i >= 0; i--) {
if (a[i] <= entry)
break;
}
return i;
}
このプログラムには、ループ終了判定として i >= 0
と a[i] <= entry
の2つの条件が現れる。しかし、a[0]
にダミーのデータとして、常に a[0] < entry
を満たす値を入れておけば、以下のように単一の終了条件に書き直すこともできる。
int selectEdge(int entry, int a[], size_t len)
{
int i;
for (i = len - 1; ; i--) {
if (a[i] <= entry)
break;
}
return i;
}
番兵法はループ中の条件判断を削減できるため、実行時間の削減が非常に重要な場合によく検討される。1 回の条件判断にかかる時間は短くても、ループで繰り返す場合には大きな差となる場合がある。しかしソース上で終了条件がわかりにくくなる可能性も高く、現代の高速化したコンピュータにおいては必ずしも歓迎される技法ではない。採用にあたっては、その利点・欠点を十分に考慮する必要がある。
関連項目
SENTINEL
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 10:22 UTC 版)
「コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア」の記事における「SENTINEL」の解説
ミッチェル達を救った者の正体は海兵隊時代の上官のコーマックだった。コーマックの誘いで多国籍部隊センチネルに転属したミッチェルとイロナはアイアンズの野望を叩き潰すため、かつての仲間に銃を向ける事となる。
※この「SENTINEL」の解説は、「コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア」の解説の一部です。
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