biopsy
「biopsy」の意味・「biopsy」とは
「biopsy」とは、医学の専門用語で、体内の組織や細胞を採取し、病理学的に検査することである。この検査は、がんなどの疾患の診断や、治療の効果を確認するために行われる。具体的には、針を用いて皮膚や内臓から細胞を採取したり、手術によって組織を取り出したりする。「biopsy」の発音・読み方
「biopsy」の発音は、IPA表記では /ˈbaɪɒpsi/ となる。IPAのカタカナ読みでは「バイオプシ」となる。日本人が発音するカタカナ英語の読み方は「バイオプシー」である。なお、「biopsy」は発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。「biopsy」の定義を英語で解説
「biopsy」は、"the removal and examination of tissue, cells, or fluids from the living body"と定義される。これは、「生体からの組織、細胞、または体液の採取と検査」という意味である。例えば、肺がんの診断のために行われる肺生検は、「biopsy」の一例である。「biopsy」の類語
「biopsy」の類語としては、「tissue sampling」や「cytology」がある。「tissue sampling」は組織の採取を意味し、「cytology」は細胞の研究を指す。これらの語は、いずれも「biopsy」が指す医学的な検査手法と関連がある。「biopsy」に関連する用語・表現
「biopsy」に関連する用語としては、「pathology」や「diagnosis」がある。「pathology」は病理学を指し、「diagnosis」は診断を意味する。これらの用語は、いずれも「biopsy」が行われる医学的なコンテクストと深く関わっている。「biopsy」の例文
1. The doctor ordered a biopsy to determine the nature of the lump.(医師はしこりの性質を判断するために生検を指示した。)2. The biopsy results confirmed that the tumor was malignant.(生検の結果、腫瘍が悪性であることが確認された。)
3. The biopsy procedure was performed under local anesthesia.(生検の手順は局所麻酔下で行われた。)
4. The biopsy sample was sent to the lab for further analysis.(生検のサンプルはさらなる分析のために研究所に送られた。)
5. The biopsy showed no signs of cancer.(生検ではがんの兆候は見られなかった。)
6. The patient was scheduled for a biopsy next week.(患者は来週生検を受ける予定である。)
7. The biopsy revealed the presence of abnormal cells.(生検により異常な細胞の存在が明らかになった。)
8. The doctor explained the risks associated with the biopsy.(医師は生検に関連するリスクを説明した。)
9. The biopsy confirmed the diagnosis of lung cancer.(生検により肺がんの診断が確認された。)
10. The biopsy was inconclusive, so further tests were needed.(生検は決定的ではなかったので、さらなる検査が必要だった。)
バイオプシー【biopsy】
生検
【概要】 診断の目的で、生体の組織をひとかけらほど取り出して検査をすること。顕微鏡検査にしたり、病原体を見つけたりする。エイズでは特異的な炎症(サイトメガロウイルス、結核、非定型抗酸菌など)や、悪性腫瘍(悪性リンパ腫、カポジ肉腫)を診断するために、生検が必要になる場合がある。
【詳しく】 問題はタイミング。痛みや危険を伴うので、できるだけしないで確定診断を得たい。しかし躊躇した結果、患者の容態が悪化して診断と適切な治療の機会を失ったり、間違った治療でもっと悪い状態を迎えることはさけなければならない。
《参照》 非定型抗酸菌症

生検
生体組織診断
(biopsy から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/13 01:28 UTC 版)

生体組織診断(せいたいそしきしんだん)は、病変部位の組織を採取し顕微鏡で病変部位を観察することによって、病気の診断または病変の拡大の程度を調べるために有用な臨床検査の一つ。
死者を解剖する病理診断を剖検(ぼうけん)というのに対し、生体組織診断は生体から検体を採取する方法であることから生検(せいけん)ともいう[1]。また、生検組織診(せいけんそしきしん)[1]、バイオプシーとも呼ばれる。
採取方法
一般に内臓の場合は針を刺して組織を採取する (needle biopsy) 。針生検は肺・腎臓・肝臓・前立腺・骨髄など各臓器で病気の診断のために行われる。病変の採取のためにはエコーなどを併用して適切な部分を採取することも重要である(エコー下針生検)。骨髄生検は骨髄穿刺を使用した細胞診と併用して行う。胃・大腸の組織採取は内視鏡を利用して行われる。リンパ節生検は炎症性疾患や腫瘍のリンパ節転移を目的に行う方法で表層のリンパ節を手術手技で採取して標本を作成する。皮膚疾患では穴の開いたパンチなどで病変部を採取して標本を作成する(パンチ生検)。悪性黒色腫(ほくろの癌)では切除範囲決定のためにセンチネルリンパ節生検も行われる。また表層の血管炎の診断もパンチ生検が有用である。筋肉疾患では皮膚を開き筋肉組織の一部を露出させてから採取して標本を作成する。
標本作製
得られた組織をスライス・固定する。染色はヘマトキシリン・エオシン染色(HE染色)を行うが、それに合わせて診断のために特殊染色を追加して行うこともある。腫瘍の範囲・大きさの確定のためには、スライスする部分を多くして検査を試みる。
組織診断に使用される用語
- 皮膚病理用語
特殊染色の種類
出典
関連項目
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