ポーランド記法
別名:前置記法
【英】polish notation
ポーランド記法とは、数式表現の表記法の一つで、演算子を数値の前に置く記法のことである。考案者がポーランド人の論理学者であったことからこのように呼ばれる。
数式は普通は「1+2=」のように数値と数値の間に演算子を書くが、ポーランド記法では「+12」と表記する。利点として、括弧を使わなくても計算の優先順位を明確にできる点がある。X+123は(1+2)X3と解釈される。1+(2X3)ならば、+1X23と書く。ポーランド記法は、コンピュータで数式を扱う際に適した方式であるとされる。
ポーランド記法の演算子の位置を後置した表記法は逆ポーランド記法と呼ばれる。スタックを利用すると逆ポーランド記法の方がすっきりしたアルゴリズムになるとされ、より一般的に用いられる。例えば次の通りである。式を順番に処理していく過程で、数字であればスタックにpush(積む)、演算子であれば、スッタクから2個をpop(取り出す)して演算した結果をスタックにpush、最後にスタックに残った値が答えとなる。
ポーランド記法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/10 01:22 UTC 版)
ポーランド記法(ポーランドきほう、Polish Notation)とは、数式やプログラムを記述する方法(記法)の一種。演算子(オペレータ)を被演算子(オペランド)の前(左)に記述することから、前置記法(ぜんちきほう、prefix notation)とも言う。
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- 2 ポーランド記法の概要
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