hospice
「hospice」の意味・「hospice」とは
「hospice」は、英語で緩和ケアを提供する施設やサービスを指す言葉である。緩和ケアとは、生命を脅かす病気を持つ人々が、その病気の痛みや他の症状を和らげ、生活の質を向上させるための医療ケアである。ホスピスは、病気の治療に焦点を当てるのではなく、患者の快適さと尊厳を最優先に考える。「hospice」の発音・読み方
「hospice」の発音は、IPA表記では/hɒspɪs/となる。IPAのカタカナ読みでは「ホスピス」となり、日本人が発音するカタカナ英語では「ホスピス」と読む。この単語は発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。「hospice」の定義を英語で解説
A hospice is a type of care that focuses on palliating, or relieving, a seriously ill patient's pain and symptoms and attending to their emotional and spiritual needs at the end of life. Hospices may also support the patient's family or other caregivers.「hospice」の類語
「hospice」の類語としては、「palliative care」や「end-of-life care」がある。これらはいずれも、生命の終末期にある患者の痛みや症状を和らげ、精神的・霊的なニーズに対応するケアを指す。「hospice」に関連する用語・表現
「hospice」に関連する用語としては、「palliative」や「terminal illness」、「end-of-life」などがある。「palliative」は緩和ケアを意味し、「terminal illness」は末期病を、「end-of-life」は生命の終末期をそれぞれ指す。「hospice」の例文
以下に、「hospice」を用いた例文を10個提示する。 1. She decided to spend her last days in a hospice.(彼女は最後の日々をホスピスで過ごすことを決めた。) 2. The hospice staff provided excellent care for my father.(ホスピスのスタッフは私の父に優れたケアを提供した。) 3. Hospice care focuses on improving the quality of life for patients with terminal illnesses.(ホスピスケアは、末期病患者の生活の質を向上させることに焦点を当てている。) 4. The hospice team includes doctors, nurses, social workers, and volunteers.(ホスピスチームには医師、看護師、ソーシャルワーカー、ボランティアが含まれる。) 5. Hospice care can be provided at home, in a hospice facility, or in a hospital.(ホスピスケアは自宅、ホスピス施設、または病院で提供することができる。) 6. The goal of hospice care is to provide comfort and dignity, not to cure the illness.(ホスピスケアの目標は、病気を治すのではなく、快適さと尊厳を提供することである。) 7. The hospice nurse visited him every day to manage his pain.(ホスピスの看護師は彼の痛みを管理するために毎日彼を訪れた。) 8. The hospice program provided support for the patient's family as well.(ホスピスプログラムは患者の家族にも支援を提供した。) 9. He was admitted to the hospice due to his advanced cancer.(彼は進行した癌のためにホスピスに入院した。) 10. The hospice staff helped him to live his final days with dignity.(ホスピスのスタッフは彼が尊厳を持って最後の日々を生きるのを助けた。)ホスピス【hospice】
ホスピス 【hospice 英】
ホスピス
【概要】 治癒(キュア)よりも、ケアに重点を置いた医療。これまでは病棟の作り方、医療機器やスタッフの配備のしかた、スタッフの考え方が、治癒の見込みがない疾患には向いていなかった。限られた人生をできるだけ快適に過ごさせることを目的にしたターミナルケア(終末期医療)を実現するのがホスピスである。
【詳しく】 施設の整備に注目しがちだが、本当は人の問題。医師よりも看護や心理専門家を多くすることが必要で、患者を中心に、家族、ボランティア、宗教者などが参加して一緒に行なうもの。かつてエイズはターミナルケアが主要課題であったが、治療の改善によりエイズホスピスは一時遠のいた。確かにHAARTが始まってエイズを発症させない時代になったが、エイズの中にも現在の医療では治せない病気がある。つまり治療抵抗性になった「癌」である悪性リンパ腫、カポジ肉腫の末期や、脳が冒されるリンパ腫、トキソプラズマ症、エイズ脳症、進行性多巣性白質脳症(PML)などの医療は「キュア」から「ケア」に重心を移す緩和ケアが必要である。
【日本の医療提供体制の矛盾】 エイズを担当している全国の拠点病院は、基本的に「急性期病院」でありDPCという医療費の支払い方式となっている。一方、慢性疾患で在宅療養ができない患者は療養型病床という中間施設に収容されることになっている。医療費は固定額であり抗HIV薬を使用したり検査をすると、大きな赤字になってしまうので療養型施設に移せない。急性期病院の長期入院も、医療費が減額され赤字を抱えているのが現実である。エイズは当初から緩和ケアの対象として想定されており、収容して頂けることを期待している。 http://www.pref.hiroshima.jp/fukushi/byouin/center/towa04.html
《参照》

ホスピス(ほすぴす)
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