TA2系列艦(タイラント艦隊エスタナトレーヒ分艦隊)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 01:07 UTC 版)
「それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ」の記事における「TA2系列艦(タイラント艦隊エスタナトレーヒ分艦隊)」の解説
高速艦であるTA-25が敵を攪乱し、打撃戦艦であるTA-29が主戦力として敵を打ち落とす。TA-27はTA-29の近接防御を担当し、TA-23は作戦目的に合わせて多種多様な艦載機によってそれぞれを支援する。というコンセプトの元に開発された各艦であったが、機体スペック、プレイヤーの腕と相まっていい意味で想定された戦術を採っていない。共通の特徴としてコットンアーマーが装備されている。 なお、起動には多大なる情報エクセルギー(好奇心や冒険心に代表される精神的高揚)を必要とする。そのため、一般の30世紀人に乗りこなす事は出来ず、これはどれだけ訓練されたプレーヤーでも同じ事。そのため「20世紀女子高生の好奇心」を持つ洋子たちがいなければ、理論上は最強でも乗り手がいない、事実上の鉄クズとなったはずの系列である(エクセルギー感知機構の感受を最大にすればシルヴィーのように天性を持つ訓練されたプレーヤーなら動かす事は出来るが、そうすると今度は艦の制御ができなくなる)。 TA-29 ヤマモト・ヨーコ 特一級打撃戦艦(スーパーストライク)。 一般兵装として、副砲SY-32(インパルス砲)、次元転換魚雷、レーザートラム1000基を装備。 特殊兵装として、主砲エヴァブラック、統一場粒子兵器ザッパー、相転移兵器ブラスターを装備。 艦載機はTA-2系汎用の機種で、戦闘攻撃機ライデンを約50機搭載。 塗装色はブルーとホワイトのストライプ。 サポートAIは「アソビン教授」。 火力に特化した打撃戦艦で、大出力のインパルス砲「エヴァブラック」を搭載。ダンディライオンとの戦闘でエヴァブラックが大破した後は、「エヴァブラックMODEL=III」を搭載する。MODEL=IIIの特徴はエヴァブラックキャノンを継続的に発射し続けるというもので、洋子はこれを「ワインダー」と呼ぶ。使用中は放熱が激しくなるため新規に取り付けられた放熱フィンが青白く輝く。 惑星1つ崩壊させることも可能な統一場粒子兵器ザッパー、相転移兵器ブラスターは共に洋子の独断では使用できない。ザッパーはリオン提督の、ブラスターはサザーランド司令の許可が必要となる。 しかしブラスターは、その強大すぎる威力を恐れた戦争管理委員会WASCOによって、TERRA上層部に無断で強力なプログラム・ロックをかけられている。そのため使用には指令の許可があっても、通常はTERRAおよびNESSのWASCO議場における合議により発効されるWASCOの承認プログラムが必要である。このため緊急時の発動ができなくなり、事実上ブラスターは装備していてもTERRA単独では使用が出来ない兵器となっている。 しかも、この事はよりにもよってそれを必要とする「緊急時」に初めて発覚し、エスタナトレーヒチームおよびTERRA上層部を驚愕と混乱に陥れ、洋子たちに大きな危機をもたらす事になる。最終的に洋子はこのロックを自らの情報エクセルギー過多によって無理矢理吹き飛ばした。 TA-25 ミドー・マドカ 特一級高速戦艦(スーパースプリント)。 一般兵装として、主砲SY-24(インパルス砲)、次元転換魚雷、レーザートラム500基を装備。 特殊兵装として、特殊防御装置ヴェイパーシールド、特殊推進装置として潮汐力ブースター、斥力場ターボを装備。 艦載機はTA-2系汎用の機種で、戦闘攻撃機ライデン(搭載数不明)。 塗装色はエメラルドグリーン。 サポートAIは「コーチ」。 速力主体の高速戦艦で、通常よりも高出力のエンジンと速力を増強させる潮汐力ブースターと斥力場ターボを2基ずつ搭載する他、特殊防御装置のヴェイパーシールドを艦首に搭載する。また、当初のコンセプトでは強行偵察の役割も持たされていた為、エスタナトレーヒチームの中では索敵レンジが最も広くなっている。ヴェィパーシールドはハードバリアーの原理を応用し、シールドの内側からも攻撃が可能になったシールドである。しかしハードバリアー同様、消費エネルギーが激しい為に稼働時間は恐ろしく短く、最新鋭のTA2系列艦であっても武装を削らなければならなかった。 ヴェイパーシールドを展開したまま敵艦へ体当たりし、あわせてゼロ距離射撃をするという博打のような必殺技「バレルロール」をもつ。洋子が提案、命名している。 TA-27 ハクホーイン・アヤノ・エリザベス 特一級格闘戦艦(スーパーストラグル)。 一般兵装として、主砲SY-32(インパルス砲)、次元転換魚雷、レーザートラム800基を装備。 特殊兵装として、重力アンカー8基を装備。 艦載機はTA-2系汎用の機種で、戦闘攻撃機ライデン(搭載数不明)。 塗装色はワインレッド。 サポートAIは「お師匠様」。 敵艦に定着させた重力アンカーを用いて敵艦に投げ技や関節技(!)を行うという常識外れの格闘戦艦。綾乃がいて初めて機能する艦であり、ローソンのマッドサイエンティスト振りが遺憾なく発揮されている。 TA-23 カガリヤ・モミジ 特一級強襲空母(スーパーストーム)。 一般兵装として、主砲SY-32(インパルス砲)、次元転換魚雷、レーザートラム1200基を装備。 閉鎖型発着デッキ4層を持ち、300機以上の無人艦載機と自律型の駆逐艇スティクス2隻を搭載。 艦載機はTA-23専用の機種で、戦闘機ヘルファイア、攻撃機バトルタイガー、戦闘攻撃機ファイアーシャーク。 駆逐艇スティクスにも艦載機が十数機、入れ子のように搭載。 塗装色はブラックにゴールドのライン。 サポートAIは「AD」。 艦載機全機を展開しての一点集中攻撃「メガクラッシュ」が必殺技。やはりこれも洋子が提案・命名である。 TA-21 TA2系列艦のテストベッドとして艦隊司令本部シルフィウムに置かれていたが、シルヴィーによって強奪されNESSで改修を受ける。詳細はハンマーヘッド(後述)を。
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