スーパーストーム
非常に大規模かつ強い勢力を持った大嵐の通称。「世紀の大嵐」(Storm of the Century)、すなわち100年に1度の大嵐とも形容される。
スーパーストームは、いわゆる気象用語ではなく、嵐の規模や性質について定義や目安があるわけではない。分類としてはハリケーン、サイクロン、ブリザードなどがスーパーストームになり得る。
スーパーストームとして広く認知されている事例として、1993年3月に北米大陸東部を襲った低気圧性の大嵐がある。このスーパーストームはメキシコ湾で発生し、大西洋を北上してキューバ、アメリカ、カナダを襲った。約300名の死者が出たという。
2012年10月19日頃にカリブ海沖で発生したハリケーン・サンディ(Sandy)も、スーパーストームと呼ばれる。ハリケーン・サンディはカリブ海沖から米国北東部へ北上し、温帯低気圧に変わった後、10月29日にニュージャージー州から上陸した。
ハリケーン・サンディの接近を受けて、ニューヨーク証券取引所は27年ぶりに取引を全面休止した。政府機関も閉鎖となった。ノースカロライナ州沖では、英国の帆船バウンティ号が嵐に巻き込まれた末、沈没している。
10月31日時点で、死者は39名に上るという。100万人以上が避難し、800万以上の世帯で停電している。
ちなみに、1991年にもアメリカで超大規模の嵐が発生しているが、こちらは「パーフェクトストーム」(Perfect Storm)と呼ばれている。
スーパーストーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/03 08:48 UTC 版)
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スーパーストーム | |
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ジャンル | ドキュメンタリードラマ番組・サイエンスフィクション・ドラマ |
脚本 | ジュリアン・シンプソン |
監督 | ジュリアン・シンプソン |
出演者 | ニコラ・ステファンソン他 |
製作 | |
制作 | 英国放送協会 (BBC) |
放送 | |
放送国・地域 | ![]() |
放送期間 | 2007年4月15日 - 4月29日 |
放送時間 | 177分 |
回数 | 3 |
『スーパーストーム』(英: Superstorm)は、イギリスBBC Worldwide制作のドキュメンタリードラマ。
2007年4月15日から3週間にわたってBBC Oneで放送され、2007年7月にはイギリス国内でDVD化された。アメリカ・カナダでも2007年の夏にディスカバリーチャンネルにて放送された。日本では2007年9月にNHKで放送された。
2004年に放送されたドキュメンタリードラマ『スーパーボルケーノ』 (Supervolcano) と同じ制作チームが携わっており、監督・脚本ともにジュリアン・シンプソンが手がけた。
人工的にハリケーンの威力を弱めようという研究に取り組んでいるアメリカの実在の研究チームがモデルになっている。毎回ドラマ放送後にBBC Twoにて、The Science of Superstorms という科学番組が放映されていた。
あらすじ
台風やハリケーンを人工的に操る技術の開発を目的に立ち上げられたアメリカ合衆国政府のプロジェクト "Stormshield"。
ハリケーンや台風のシーズン中に発生した、カテゴリー3(風速約50 - 58メートル)のハリケーン・グレースは徐々に勢力を拡大し始めていた。"Stormshield" の研究チームは、シミュレーションシステム『テンペスト』を使い、液体酸素や液体窒素などの冷却材を蒔くことで台風の目を消しハリケーンを弱体化させる可能性を探る。
しかし、シミュレーションの結果、冷却材投入がハリケーンを強大化させてしまう可能性も浮上してしまう。研究メンバーでさえもこのプロジェクトに懐疑的だったが、それでも小型の台風での実験のため、小型飛行機アガサが台風の目を消し去るべく出発した。この試みは一見成功したように見えたが、実験を続けるうちにこの台風の威力は強大になり、研究員の一人ラルフを乗せたアガサを飲み込んでしまう。この実験の直前、この機の搭乗をラルフに押し付けたサラは、ラルフの死に驚愕し打ちひしがれる。
その数週間後、恐れていたことが現実となる。大型ハリケーン・グレースがついにカテゴリー5(風速約70メートル以上)まで肥大化し、マイアミに進路をとり始めたのだった。
キャスト
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