regulation
「regulation」とは、規則・規定・ルールのことを意味する英語表現である。
「regulation」とは・「regulation」の意味
「regulation」には、規則・規定・ルールといった意味が存在している。名詞の形で使われる単語だが、派生語として「regulation」の名詞にあたる表現が「regulate」だ。「regulate」は、規制する・統制する・整えるを意味する英語表現である。また「regulate」における現在分詞形の表現にあたるのが、「regulating」になる。「regulation」の発音・読み方
「regulation」における発音記号は、「règjuléiʃən」になる。カタカナで書く場合には、一般的に「レギュレーション」と表記される。しかし英語での発音を考えた場合、「レギュレーション」より「レェグュゥレェィシャン」が目安となる。「regulation」の略語
「regulation」の略語が、「reg.」である。ただし略語である「reg.」は、「regiment(連隊)」や「registered(登録された)」、「registrar(株式登録機関)」などの略語として使われる場合もある。そのため「regulation」の略語として使われているのか、他の英語表現の略語として使われているのか見極めが必要である。「regulation」の語源・由来
「regulation」における語源は、「規制する」を意味する「regulate」と、「名詞に」という意味合いがある「ion」である。2つの単語が組み合わさることで、「規制すること」を意味する「regulation」という単語が誕生している。また「regulate」の語源になっているのは、ラテン語の「regulatus(規制した)」である。「regulation」と「regulatory」と「rule」の違い
「regulation」と「rule」は、日本語だと規則やルールなど同じ言葉で訳されることも多い。2つの違いとなるのが、「regulation」は絶対に守らなければいけない規則を示すのに対し、「rule」は守るべきルールを表現していることである。もしも「regulation」で定められた規則を破ってしまった場合、法律に触れて大きな問題になるケースも見られる。また「regulatory」は、「規定する」や「規制する」などの意味を持っている「regulation」の派生語となる形容詞である。「regulation」の対義語
「regulation」の対義語となるのが、文頭に「de」をつけた表現である「deregulation」だ。「deregulation」には、規制緩和・規制撤廃・自由化などの意味があげられる。絶対に守らなければいけない規則を示すのが「regulation」であるのに対し、「deregulation」は規則の緩和を目指す単語として使われている表現でもある。またカタカナで表記する場合には、「ディレグレーション」もしくは「デレグレーション」と表記する。「regulation」を含む英熟語・英語表現
「in regulation」とは
「in regulation」という英語表現の場合、「~の中で調整する」、「~で規制する」という意味を持つ。また「change in regulation」なら「規制変更」、「greens in regulation」は「(ゴルフの)パーオン率」を示している。
「regulation」を含む用語の解説
「Down- regulation」とは
「Down- regulation」とは、継続的もしくは過度な刺激の影響で、神経伝達物質やホルモンなどへの応答能が低下することを意味している表現である。日本語だと「Down- regulation」をカタカナで表記した「ダウンレギュレーション」と呼ばれることもあれば、下方制御もしくは下方調節の名前で呼ばれることもある。また「Down- regulation」ではなく「up regulation」の場合、神経伝達物質やホルモンなどへの応答能が増大することを指す。「up regulation」は、アップレギュレーションもしくは上方制御か上方調節とも言われている。
「regulation」の使い方・例文
「regulation」の使い方は、さまざまな規則を示すものが多くあげられる。例えば「school regulations」は「校則」、「rules and regulations」なら「諸規則」という意味で使うことが可能だ。また「the regulation of temperature」で「温度調節」という表現が使われる場合もある。さらに例文としては、「We have to follow the regulations」で「私たちは規則を守らなければならない」、「They didn't abide by the traffic regulations」で「彼らは交通規則を守らなかった」などの文章があげられる。ほかにも「a regulation uniform」は「制服」、「the regulation size」なら「定形」もしくは「標準サイズ」というように、規定や標準を意味するような形で使われることもある。「for the purpose of this regulation」は「この規則のために」、「This regulation is strict」なら「その規則は厳しい」、「I was misidentifying that regulation」で「私はその規則を誤認していた」などの例文もあげられる。レギュレーション
レギュレーション(英: regulation)とは、満たさなければならない条件についての決まりのことである。主にスポーツやゲームなどの競技や、製品の仕様について用いる、やや専門的な外来語である。
「レギュレーション」は、英語のregulationに由来する言葉である。regulationは、規制する意の他動詞regulateに接尾辞-tionが付いた名詞で、規則、規制などを意味する。
「レギュレーション」と似た意味の言葉に「ルール」「規則」「規定」などがある。
「ルール」は、決まりごとを広く指す日常的な語であり、「レギュレーション」を含む概念である。「レギュレーション」は、満たさなければならない条件についての決まりごとを指し、厳密に定められているものをいうことが普通である。したがって、「我が家のルール」「猫には猫のルールがある」などとは言えるが、「我が家のレギュレーション」「猫には猫のレギュレーションがある」などとは言いにくい。
「規則」は、行動の規準となる決まりを指す語であり、「レギュレーション」を含む概念である。また「規則」には、常に変わらないありさまの意があるが(例、「規則正しい生活」「規則的な配列」)、「レギュレーション」にはそのような意味はない。
「規定」は、決まりを定めること、またその決まりを意味する語であり、「レギュレーション」を含む概念である。「規定」はサ変動詞となるが、「レギュレーション」はサ変動詞にはならない。また、「規定」には、「美しさを規定する」のように、漠然とした概念を一定の形に定めることをも意味するが、「レギュレーション」にはそのような意味はない。
また、「コンプライアンス」は決まりを遵守することを意味する語であるが、「レギュレーション」「ルール」「規則」「規定」は決まりそのものを意味する。
レギュレーションの用例:
(執筆:稲川智樹)
レギュレーション
規制
規制(きせい、英: Regulation)とは、特定の目的の実現のために、許認可・介入・手続き・禁止などのルールを設け、物事を制限することをいう。
直接規制(政規規制)と間接規制に区別され、さらに直接規制は経済的規制と社会的規制に区別される
規制の目的
- 外部性の回避
- 環境規制・安全規制など
- 情報の非対称性による不利益の回避
- 品質表示・安全表示など
- 規模の経済性が存在することによる不利益の回避
- 発電所など大規模である方が効率がよい産業など
- 幼稚産業の育成や衰退産業の円滑な構造転換
- 参入規制など
- 食料需給調整
- 食料の価格安定など
- 公益性の実現・ユニバーサルサービスの達成・安全性の達成
- 郵便・通信・交通などにおける、参入規制・価格規制・撤退規制、有害物質の閾値規制・安全規制などがある
規制の類型
- Command and Control型
- 命令と規制によって直接的に管理を行う手法。発生してはならないことを確実に防止するのに有効である。
- 経済的手法
- 外部性(社会的コスト)を価格に反映させるよう介入することで間接的に管理を進める手法。達成手段が各主体に委ねられ自由度が出ることで、完全市場下ではより経済的に効率的になるのが特徴。
- 完全競争市場実現のための諸規制
- 市場がうまく機能するための、市場規制・情報公開規制・市場ルールの整備など。
- 情報の非対称性の解消、モラルハザードの防止、逆選択の防止、独占禁止、情報公開、ラベリングなど
関連項目
参考文献
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- 規制緩和白書
- OECD対日規制改革審査報告書
外部リンク
- インセンティブ手法に関する 各国の状況及び提言 (PDF, 234 KB)
- Regulationのページへのリンク