生来の決意作戦
(Operation Inherent Resolve から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/10 07:45 UTC 版)
生来の決意作戦(せいらいのけついさくせん、英語: Operation Inherent Resolve)は、2014年8月に開始されたアメリカ合衆国を中心とする多国籍軍によるイスラム過激派組織・イスラム国に対する軍事作戦。当初はイラクやシリア国内に限定しており、その内容もイラク軍やクルド人部隊の地上勢力支援や救援物資の搬入を目的とした限定的な作戦行動であったが、次第に作戦の範囲が拡大しイスラム国撃滅作戦へと発展。アメリカ軍やイギリス軍などがイスラム国の支配地域で連日空爆を行っており、かつては中東全域を支配線とする勢いであったイスラム国も現在ではかなり弱体化しているとされる。Inherent Resolveは固有の決意、確固たる決意、不動の決意とさまざまに訳されるが、生来の決意が最も一般的である[8]。
- ^ a b c d “「生来の決意」作戦”. イミダス (2014年11月10日). 2023年6月21日閲覧。
- ^ “ISISを空爆している国はどこか”. CNN (2015年). 2022年12月31日閲覧。
- ^ “イラク・レバントのイスラム国(ISIL)”. 公安調査庁 (2021年). 2022年12月31日閲覧。
- ^ “米国国防総省データ:対ISIS戦における米軍部隊の負傷事例が急増”. ビジネスインサイダー (2017年1月28日). 2022年12月31日閲覧。
- ^ “イスラム国事件 ヨルダン軍“首都”ラッカに報復空爆 指揮官ら55人殺害か”. 産経新聞 (2015年2月6日). 2022年12月31日閲覧。
- ^ “「アメリカの文明の野蛮」小林よしのりライジング Vol.335”. 小林よしのり (2019年11月6日). 2022年12月31日閲覧。
- ^ “「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)の退潮と今後の展望”. 公安調査庁 (2017年). 2022年12月31日閲覧。
- ^ “対「イスラム国」、作戦名に込められた思い”. 産経新聞 (2014年10月18日). 2022年12月31日閲覧。
- ^ “イスラム国、イラクで子供の人身売買や生き埋めも=国連”. ロイター (2015年2月5日). 2023年11月28日閲覧。
- ^ “Rape and Sexual Slavery Inside an ISIS Prison”. デイリー・ビースト (2017年4月14日). 2023年11月28日閲覧。
- ^ Jessica Elgot (2014年8月8日). “イラクの女性国会議員が議会で必死の訴え「ISISが市民を虐殺している」”. ハフィントン・ポスト. 2023年11月28日閲覧。
- ^ “「イスラム国」要員が少数派女性を拉致、暴行か”. 読売新聞 (2014年8月16日). 2022年12月31日閲覧。
- ^ “コラム:イスラム世界が嫌悪する焼殺映像の「残虐性」”. ロイター (2015年2月6日). 2023年11月28日閲覧。
- ^ “第2章 諸外国の防衛政策など”. 防衛省 (2017年). 2023年11月28日閲覧。
- ^ “イスラム国が事実上の崩壊 シリア北部の「首都」ラッカ解放”. 産経新聞 (2017年10月18日). 2023年11月28日閲覧。
- ^ “オバマ米大統領、シリアでの偵察飛行を承認 空爆の準備か”. CNN. (2014年8月26日) 2014年8月27日閲覧。
- ^ 白川義和; 水野哲也 (2014年9月20日). “国連安保理、「イスラム国」壊滅へ議長声明採択”. 読売新聞 2014年9月20日閲覧。
- ^ NOÉMIE BISSERBE (2014年9月20日). “フランス、イスラム国に初の空爆―イラク北東部で補給所を破壊”. ウォール・ストリート・ジャーナル 2014年9月21日閲覧。
- ^ 空爆死者、子供含む865人 対イスラム国、9月以降(産経ニュース 2014年11月12日)
- ^ “対イスラム国空爆、英国など欧州3か国が参加承認”. AFPBBNews (フランス通信社). (2014年9月27日) 2014年11月9日閲覧。
- ^ “米軍作戦名は「生来の決意」 「イスラム国」空爆”. 毎日新聞社. (2014年10月16日) 2014年11月9日閲覧。
- ^ “有志国連合がイラク北部で空爆、バグダディ師死亡の情報も”. AFPBBNews (フランス通信社). (2014年11月9日) 2014年11月9日閲覧。
- ^ “イスラム国、バグダディの音声を公開 死亡説に対する反駁”. 新華社. (2014年11月14日) 2015年3月6日閲覧。
- ^ 【イスラム国】ヨルダン政府「ヨルダン機撃墜」と発表、パイロット1人拘束 米は否定 産経ニュース 2014年12月25日付
- ^ UAE、対「イスラム国」空爆参加を停止 ヨルダン操縦士拘束受け AFP BB 2015年2月5日付
- ^ a b Canada to end airstrikes in Syria and Iraq, new prime minister Trudeau saysJ. Murphy, The Guardian, World, 21 Oct 2015
- ^ ヨルダン軍パイロットの殺害映像か 「イスラム国」が投稿 ハフィントンポスト 2015年2月4日付
- ^ 【イスラム国事件】ヨルダン軍「報復」空爆開始 UAEは中断、米主導に足並みの乱れ 産経ニュース 2015年2月5日付
- ^ a b “アメリカ特殊部隊がシリアで地上作戦 「イスラム国」幹部を殺害”. ハフィントン・ポスト. (2015年5月17日) 2015年8月22日閲覧。
- ^ “ア米軍がイスラム国ナンバー殺害 イラク空爆”. スポーツニッポン. (2015年8月21日) 2015年8月22日閲覧。
- ^ a b “米、空爆で「イスラム国」幹部を殺害”. 日本経済新聞. (2015年8月28日) 2015年8月29日閲覧。
- ^ “トルコ軍、「イスラム国」を空爆 米などとの共同作戦に初参加”. 日本経済新聞. (2015年8月30日) 2018年8月19日閲覧。
- ^ “仏軍がシリアで「イスラム国」拠点を空爆”. 読売新聞. (2015年9月27日) 2015年9月27日閲覧。
- ^ a b “英下院が承認、シリアを空爆…欧米の包囲網強化”. 読売新聞. (2015年10月3日) 2015年10月4日閲覧。
- ^ https://sputniknews.jp/20160119/1458270.html
- ^ 「米空爆で「イスラム国」(IS)ナンバー2、死亡か」産経ニュース2016.3.26
- ^ 「シリアで米軍急襲「イスラム国」ナンバー2殺害」読売新聞2016年03月26日
- ^ 「米軍、「イスラム国」幹部殺害 イラク支援を増強 」日本経済新聞2016/3/26
- ^ “A Top ISIS Leader Is Killed in an Airstrike, the Pentagon Says”. New York Times. (2016年3月25日) 2016年3月26日閲覧。
- ^ “U.S. confirms death of ISIS operative Omar al-Shishani”. CNN. (2016年3月14日) 2016年3月14日閲覧。
- ^ Top ISIS Commander 'Omar the Chechen' Believed Dead After Airstrike
- ^ “ISIL commander Omar the Chechen confirmed dead”. www.aljazeera.com. 2016年3月16日閲覧。
- ^ IS「戦争相」殺害か=ジョージア出身の司令官-米軍時事通信2016/03/09
- ^ a b “米軍機、シリア軍機を初めて撃墜 アサド政権軍との直接衝突が激化”. 産経新聞 (2017年6月19日). 2017年8月11日閲覧。
- ^ “シリア無人機を撃墜…政権側軍機に続き”. 毎日新聞 (2017年6月20日). 2017年8月11日閲覧。
- ^ “IS掃討作戦で民間人1302人「意図せず殺害」 米主導連合軍が認める”. AFPBB. 2019年6月3日閲覧。
- ^ “米軍急襲のIS指導者、側近が居場所特定の鍵に”. AFPBB. 2019年11月17日閲覧。
- 1 生来の決意作戦とは
- 2 生来の決意作戦の概要
- 3 経緯
- 4 脚注
- Operation Inherent Resolveのページへのリンク