FRIDAY SUPER COUNTDOWN 50時代
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「スパカン!」の記事における「FRIDAY SUPER COUNTDOWN 50時代」の解説
1994年4月15日から、当時の帯番組であった『斉藤一美のとんカツワイド』の金曜版の位置づけとして『斉藤一美のとんカツワイド FRIDAY SUPER COUNTDOWN 50』(さいとうかずみのとんカツワイド フライデースーパーカウントダウン・フィフティ)となった。この時、企画ネット各局では『TOYOTA SCD50』が終了している(これに伴いラジオ大阪は前述の通り『オールジャパン』に企画移行した)。日曜放送時と比較して1時間縮小されたこともあり、ゲストトークなどのコーナーは撤廃され、純粋にカウントダウンのみの番組となった。いわゆるスペシャルウィーク(聴取率調査週間)の実施週でも、プレゼントが通常より増強される程度で、番組内容には変更がない。 また、『とんカツ』と同様にプロ野球中継『ライオンズナイター』が放送時間延長となった場合、当時は試合終了まで放送した関係でその分時間短縮となった。 詳細は「文化放送ライオンズナイター#放送時間」および「斉藤一美のとんカツワイド#概要」を参照 1997年(平成9年)4月改編で『とんカツ』の終了に伴い、番組名から『とんカツ』の文字が外れて単に『FRIDAY SUPER COUNTDOWN 50』となった。斉藤アナもスポーツ部へ配置転換のため降板し、田中雄望(現:田中雄介)と吉田涙子アナがパーソナリティを担当。2人はこの後2006年(平成18年)4月改編まで、番組歴代最長の9年間に渡ってコンビを組んだ。番組中に通算放送回数がアナウンスされていたが、これは『TOYOTA SCD50』となった1990年10月14日放送からの通算回数であり、第183回放送分から『FRIDAY SCD50』となっている(ただし年間ランキング発表もしくは番組内容変更の場合はカウントしない)。また、番組テーマ曲も『TOYOTA SCD50』から変更されていない(第500回より若干アレンジされた)。 次の1997年10月改編では、『歌謡選抜』よりも前の1962年(昭和37年)から放送されてきた『全国歌謡ベストテン』が終了することになり、『全国歌謡』をネットしていた地方局向けに当番組のランキング上位10曲のみを紹介する録音ダイジェスト番組『SUPER COUNTDOWN 10』が新たに立ち上げられた。こちらには田中は出演せず、吉田アナが1人で担当した。 1996年から1999年にはニッポン放送、TOKYO FM、FM-FUJI がそれぞれ金曜の同じ時間帯にカウントダウン番組をスタートさせ、一時期はNHK-FM を含めた5番組が乱立したが、本番組は当日受け付ける電話リクエストを最大の武器に、それら裏番組を軒並み短期間で終了に追い込み、首都圏民放ラジオ局を代表するヒットチャート番組として確固たる地位を築いた。2000年のBSQR489の開局時はBSQR489でも時差ネットされた。 2008年4月から『レコメン!』のパーソナリティであるK太郎(砂山アナ)が本番組のメインパーソナリティも担当したが、斉藤担当時代と違って『レコメン!』の冠は付かず、従来通り『FRIDAY SUPER COUNTDOWN 50』のままだった。また、『レコメン!』番組内では、報道系以外の速報(気象・交通情報)はK太郎自身が伝えるが、本番組では石田アナが担当した。 2008年8月15日放送分は電話リクエストの受付を行ったものの、番組自体は金曜日移動となってから初めて休止となった。これは、直前に放送していた北京オリンピック野球予選・日本対オランダ戦の中継(20時〜)に引き続いて、なでしこジャパンが出場した、北京オリンピックサッカー女子準々決勝・日本対中国戦を中継することが、急遽決まったためである。 スペシャルウィーク実施週であった2009年4月24日の放送は、新譜紹介コーナーを中断して、前日に公然猥褻の現行犯で逮捕され、放送当日に釈放された、SMAPの草彅剛の記者会見の模様をニュースの扱いで6分間放送した(担当は扇一平アナ)。同会見の模様は、直前枠の『ライオンズナイター』でも当日放送カードの「西武×ロッテ」が早く終了したため放送していたが、本番組内でも再度取り上げられた。コーナーを中断して速報以外のニュースを取り上げるのは、本番組では異例のことである。 2010年(平成22年)4月30日には放送回数1000回を迎えた。これを記念して、直後の5月4日・5日の2日間、試合開始時間の関係でライオンズナイターが放送されない夕方の時間帯に特別番組『センパツ! SUPER COUNTDOWN 50 1000回スペシャル』が放送され、『TOYOTA SCD50』以来19年6カ月・1000回分をまとめた歴代通算ベスト50を発表した(年間ランキング1位獲得曲においての順位・ポイントは下記表を参照)。 「センパツ!#2010年度ナイターシーズン中の平日版放送日」も参照 しかし同年9月24日の放送で、『歌謡選抜』時代から35年に渡って行われていた電話リクエストが翌週(10月1日)の放送分で終了し、同年10月8日の放送からはEメールと携帯電話サイト・文化放送モバイルからのリクエストになると発表された。これにより、関東のラジオ局の夜間・深夜帯のリクエスト番組からの電リクが完全に無くなったことになる(日中の番組まで含めれば現在も『三宅裕司のサンデーヒットパラダイス』(ニッポン放送)などが電リクを行っている)。 2011年(平成23年)3月11日は同日に発生した東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の緊急報道特番のため、放送休止となった。翌週3月18日もランキング発表を休止し番組内容を変更した(なお、同日はK太郎1人で担当したほか震災関連のニュースも挿入した)。急遽放送休止となったのは、『歌謡選抜』末期の1989年(平成元年)1月8日(前日に昭和天皇崩御)以来となった。同年4月8日からは、秋田放送(ABSラジオ)への同時ネットがスタートした(22:00 - 24:00のみ放送。同局は月 - 木曜の『レコメン!』も完全ネットしている)。
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