カキ
(カキ科)
カキの類は、果実でよく知られていますが、木材に出会うのはずっと機会が少ないでしょう。よく似ているものにヤマガキ(var.sylvestris)があります。この他、この属にはマメガキ、シナノガキ、トキワガキなどがあります。分布は本州中部、南部、四国、九州、伊豆七島などで、朝鮮、中国などに分布しています。マメガキは中国から渡来したものとされ、シナノガキは関東地方南部以西の、本州、四国、九州、沖縄、台湾、朝鮮南部、中国、トキワガキは本州の東海から山陽地方、四国、九州、沖縄、台湾、中国に分布しています。 ■木材 ■用途 |
カキ
ふゆうがき (富有柿)
●岐阜県瑞穂市巣南地区の小倉初衛さんが江戸時代の末期に栽培したのが起源です。この原木は昭和時代の初めに枯れましたが、現在では甘柿全体の生産量の60パーセントを占めています。果実はやや腰高で丸みを帯び、果肉は緻密でねっとりとしています。新潟県から九州の各地で栽培されていますが、福岡県や岐阜県、奈良県が主要生産地となっています。
●カキノキ科カキノキ属の落葉高木で、学名は Diospyros kaki。英名はありません。
かきのき (柿の木)
●東アジアの温帯地域が原産です。わが国や朝鮮半島、中国が特産地となっています。葉は広楕円形から卵状楕円形で互生し、裏面には褐色の毛が生えます。5月から6月ごろ、黄白色の花を葉腋に咲かせます。雄花と雌花があります。果実は10月から11月にかけて黄赤色に熟します。昔は幼果から柿渋をとって、防腐剤としました。主要品種には、岐阜の「富有柿」や静岡の「次郎柿」そして新潟の「平核無柿」などがあります。
●カキノキ科カキノキ属の落葉高木で、学名は Diospyros kaki。英名は Kaki-no-ki, Persimmon。
じろうがき (次郎柿)
柹
加岐
柿
柿木
柿樹
DIOSPYROSKAKI
食品名(100g当たり) | 廃棄率(%) | エネルギー(kcal) | 水分(g) | たんぱく質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 灰分(g) |
果実類-果実類/かき/渋抜きがき、生 | |||||||
果実類-果実類/かき/甘がき、生 | |||||||
果実類-果実類/かき/干しがき |
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