カキノキ科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/19 05:29 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動カキノキ科 | ||||||||||||||||||||||||
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Ebenaceae Gürke |
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属 | ||||||||||||||||||||||||
カキノキ科(カキノキか、学名: Ebenaceae)は、双子葉植物の科。すべて木本で、2属500種ほどが知られている。大部分がカキノキ属。
学名は、1891年にオットー・クンツェによりカキノキ科として発表されたエベヌス属 (Ebenus) にちなむが、この属名は1753年にリンネによりマメ科の植物に命名されていたため、採用されていない[1]。このため、本来なら名称は Diospyraceae となるはずだが[2]、混乱を防ぐために一般的なこの名称が現在も使われている(保存名)。
形態・生態
大部分が常緑樹で、温帯産の落葉樹カキノキ(柿)などは例外的である。
花は雌雄別で、放射相称、がくと花弁はそれぞれ合着し、3〜7裂する。子房上位。がくは花後も残り(柿のへた)、果実は多くが液果。種子は大きく胚乳が多い。
分布
人間との関わり
カキノキのほか、熱帯で果樹として利用されるものが数種ある。また、材は堅いので材木として利用されるものが多く、特にコクタン(黒檀)が有名である。
下位分類
脚注
- ^ 現在、クンツェが命名した植物はカキノキ属に入っている。
- ^ 日本新薬株式会社. “エベヌス・クレティカ”. ハーブの館. 2013年10月3日閲覧。
参考文献
- 茂木透写真「カキノキ科 EBENACEAE」『樹に咲く花 合弁花・単子葉・裸子植物』高橋秀男・勝山輝男監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、2001年、184-191頁。ISBN 4-635-07005-0。
関連項目
外部リンク
- "Ebenaceae". National Center for Biotechnology Information (NCBI) (英語). (英語)
- "Ebenaceae" - Encyclopedia of Life (英語)
- 波田善夫. “カキノキ科”. 植物雑学事典. 岡山理科大学生物地球学部. 2013年10月3日閲覧。
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