エベヌス属とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > エベヌス属の意味・解説 

エベヌス属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/14 04:19 UTC 版)

エベヌス属
Ebenus creticaパリ植物園にて)
分類APG III
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
階級なし : バラ類 Rosids
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
亜科 : マメ亜科 Faboideae
: イワオウギ連 Hedysareae
: エベヌス属 Ebenus
学名
Ebenus
L.1753[1]
タイプ種
Ebenus cretica L.

エベヌス属学名:Ebenus)は、マメ科被子植物である。多年生および小低木である。アジア中央部から地中海東部原産である。崖や岩場に生息する。暖かく日当りの良い土壌で成長する。葉は、三出複葉または羽状で細かい絹状のものもある。花は、ピンクあるいはムラサキ色で、果実には1個あるいは2個の種子がある。

Ebenus cretica L.
クレタ島原産で、常緑性低木の被子植物である。葉は、三出複葉である。絹状の毛が生えた穂状花状でピンク色の花を咲かせる。

カキノキ科との関連

カキノキ科の学名(Ebenaceae)は、オットー・クンツェによって発表されたエベヌス属 (Ebenus) [2]タイプ属として、1891年ロバート・ルイ・アウグスト・マクシミリアン・ゲインズドイツ語版により発表された[3]。しかし、この属名は1753年リンネによりマメ科の植物に命名されていたため、Ebenusは、カキノキ科に属する属名として採用されず、カキノキ科のEbenusに属した植物は、Diospyrosとなった。そのため、本来なら科名も Diospyraceae であるが、混乱を防ぐために、ゲインズによって命名された Ebenaceae は、保存名として現在も使われている。

脚注

  1. ^ Tropicos. “Ebenus L.”. 2014年8月11日閲覧。
  2. ^ Ebenus Kuntze”. 2014年8月11日閲覧。
  3. ^ Ebenaceae Gürke”. 2014年8月11日閲覧。

参考書籍

  • トニー ロード『フローラ - Gardening』 1巻、井口 智子, 大槻 真一郎(初版)、産調出版、2005年7月。ISBN 978-4882824053 

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「エベヌス属」の関連用語

エベヌス属のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



エベヌス属のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのエベヌス属 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS