9月23日の誕生花

実用日本語表現辞典

9月23日の誕生花

9月23日の代表的な誕生花には「ダリア」がある。ダリアの花言葉は「気まぐれ」「栄華」だ。また、ダリアの花言葉は色によって違いがあり、白いダリアの花言葉は「感謝」である。他にも赤いダリアの花言葉は「華麗」、黄色いダリアの花言葉は「優美」となっている。

9月23日の誕生花一覧

9月23日生まれの誕生花は、「ダリア」「ヒガンバナ」「コスモス」「ヒヨドリバナ」「イチイ」などだ。

＃ダリア
ダリアはキク科の多年草で、原産国はメキシコである。花の形が牡丹に似ていることから、和名は「天竺牡丹（テンジクボタン）」と言う。赤やピンク、白、黄、オレンジなどの色とりどりの花を6月から10月頃に咲かせる。キク科の中では大輪の花を咲かせる部類に入り、花弁が多くボリュームがある。日本には1842年頃にオランダから輸入されたと言われているが、当時は一部の地域でしか栽培されていなかった。全国各地で栽培されるようになったのは明治時代だ。ダリアの見た目の華やかさから、「栄華」という花言葉が付けられている。

●ダリアの花言葉
・気まぐれ
・栄華


＃ヒガンバナ
ヒガンバナはヒガンバナ科の多年草で、有毒植物でもある。原産国は中国だ。多年草であるが、秋に花を咲かせ翌年の夏に枯れるという特殊な性質をしている。赤い花がポピュラーだが、白い花や黄色い花を咲かせるヒガンバナもある。学名は「リコリス・ラジアータ」と言い、ギリシャ神話の海の女神「リコリス」と、「放射線状の」という意味の「ラジアータ」から付けられた。

「ラジアータ」は、ヒガンバナの花の咲き方に由来している。他にも「曼珠沙華」という別名や、「葬式花」「狐花」といった地方名なども多数ある。墓地によく咲いていることから、「悲しき思い出」や「再会」といった花言葉が付けられた。また、赤い花からイメージして「情熱」という花言葉も付けられている。

●ヒガンバナの花言葉
・悲しき思い出
・再会
・情熱
・あきらめ


＃コスモス
コスモスはキク科の植物だ。コスモスの語源は、ギリシャ語で「飾り」「美しい」「秩序」という意味の「Cosmos」である。「秋桜」という和名もあり、これは秋に咲く桜に似ている花という意味で付けられた。原産国はメキシコで、開花時期は6月から10月だ。日本には1876年頃に、イタリアの芸術家がメキシコから持ち込んだと言われている。

茎は2、3メートルまで伸びることもあり、秋になると赤、白、ピンクなどの様々な色の花を咲かせる。爽やかで繊細なコスモスの花姿から、「乙女の真心」や「謙虚」といった花言葉が付けられた。コスモスの語源「Cosmos」にちなみ、「調和」という花言葉もある。

●コスモスの花言葉
・乙女の真心
・謙虚
・調和


＃ヒヨドリバナ
ヒヨドリバナはキク科の多年草で、中国が原産地だ。日当たりの良い林道や草原、渓流沿いなどによく見られる植物である。開花時期は8月から10月で、ちょうどヒヨドリが鳴く時期であることからヒヨドリバナと名付けられたと言われている。白や淡い紫の筒状花が多数集まり、散房状に咲くのが特徴だ。1、2メートルほどの高さになり、茎には短毛がある。ヒヨドリバナの可憐な見た目から、「清楚」という花言葉が付けられている。

●ヒヨドリバナの花言葉
・清楚
・期待
・延期



イチイ
イチイは、イチイ科の常緑針葉樹だ。イチイという和名は、神官が使う笏がイチイから作られ、仁徳天皇がイチイに正一位を授けたことが由来と言われている。「シャクノキ」や「アララギ」などの別名も多数ある。山地によく見られ高さ15メートルほどになるが、成長は遅い。その分寿命は長い。幹の直径は50センチから100センチほどになる。3月から4月頃に白や淡い黄色の小さな花を咲かせ、9月から10月頃に赤い実を付ける。イチイの名前の由来にちなみ、「高尚」という花言葉が付けられた。また、海外でイチイは墓地に植えられることも多く、それにちなみ「哀しみ」や「慰め」といった花言葉も付けられている。

●イチイの花言葉
・高尚
・哀しみ
・慰め

（2022年5月24日更新）