9月7日の誕生花
9月7日の誕生花一覧
9月7日の誕生花には「オレンジ」「クロユリ」「ハマナス」などがある。■オレンジオレンジはミカン科ミカン属の常緑樹、または果実の名称である。みかんの変異種とされ、原産地はインドである。みかんに似た橙色の果実をつけ、甘酸っぱい風味が特徴だ。日本に伝わったのは明治時代だが、オレンジは寒さに弱いことからみかんに代わるほどの普及には至らなかった。現在の主要な産地は南北アメリカ、スペイン、イタリアであり、日本で消費されるオレンジの多くは南北アメリカ産である。●オレンジの花言葉オレンジの花言葉はみかんと同様に「純粋」「愛らしさ」などがあり、由来もみかんと変わらない。また、オレンジは花と果実で花言葉が異なり、花には「寛大」「気前の良さ」、果実には「美しさ」「優しさ」などの花言葉がつけられている。オレンジは一本の木に多数の花を咲かせ、その花が果実になる。一本の木が多くの人に美味しい果実を与えることから「気前の良さ」「優しさ」などの花言葉が用いられるようになった。「美しさ」の花言葉はオレンジの鮮やかな白色の花から来ている。■クロユリクロユリはユリ科バイモ属の多年草で、冷涼な環境を好む高山植物である。日本では本州の月山や飯豊山など標高の高い山地の他、北海道に分布している。クロユリの名前は黒色に近い暗紫色の花を咲かせることに由来している。地下茎は食用、花や葉は染料として用いられていたが、花からは特有の悪臭が発生する。そのため、北アメリカなど一部の地域ではスカンクユリや汚れたオムツなどの俗称がつけられている。●クロユリの花言葉クロユリの花言葉は「恋」「呪い」「復讐」である。「恋」の花言葉はアイヌの言い伝えが元になっているが、これはクロユリが両想いになるためのおまじないに使われていたのが理由だ。クロユリは強烈な悪臭を放つ花だが、この花を好きな人に気づかれないように近くへ置き、その人が花を手に取ったら恋が実るというものである。「呪い」「復讐」などネガティブな意味を持つ花言葉は戦国時代の武将、佐々成政のエピソードが由来である。成政の妻、早百合が子供を産んだ際に父親は成政ではないという噂が流れた。成政は激怒し、家族もろとも早百合を殺してしまうが、絶命の直前に早百合は「クロユリが咲いた時に佐々家は滅ぶ」と呪いの言葉を放った。その言葉通り、クロユリが山を埋め尽くすほどに咲き乱れた頃、佐々成政は一揆鎮圧の失敗を理由に切腹を命じられた。また、クロユリの暗紫色の花が血の色を連想させるのも花言葉の由来とされている。■ハマナスハマナスはバラ科バラ属の落葉低木で、赤色か白色の花を咲かせる。海岸の砂地を好む植物で、日本では北海道に多く分布している。果実はローズヒップの名称で食用として用いられている他、根は染料、花はハーブティーに使われている。漢字で「浜茄子」と書くが、ナスビはナス科ナス属の植物なのでまったくの別種だ。●ハマナスの花言葉ハマナスの花言葉は「豊かな香り」「美しい悲しみ」などがある。「豊かな香り」はハマナスの花が良い香りを出すこと、「美しい悲しみ」は花が一日で散ってしまうことに由来している。- 9月7日の誕生花のページへのリンク