9月6日の誕生花
9月6日の誕生花一覧
9月6日の誕生花には、「ナスタチウム」「ミソハギ」である。#ナスタチウムナスタチウムは、キンレンカという名前でも知られている、ノウゼンハレンカの植物である。アンデス山脈が原産であり、花は大きな5枚の花弁で構成される。そして、赤やオレンジといった暖色系の色が多く、大きな濃緑の葉を伴うのが特徴だ。そのため、緑の中に、鮮やかな色の花が浮き立って見えるので、観賞用として取り入れられることが多い。また、食べることができるエディブルフラワーとしても有名であり、花や育ち切っていない葉は、サラダとして食卓に並ぶことが多い。ナスタチウムの花は辛味があるため、鮮やかな色によってサラダを彩ると共に、味わいにアクセントも加えられるということで重宝される。さらに、ナスタチウムの種や花の蕾は、酢漬けとしても食される。したがって、ナスタチウムのことを、観賞用の花ではなく、食材として見ている人も少なくない。●ナスタチウムの花言葉ナスタチウムの代表的な花言葉は、「愛国心」「勝利」である。これらは、ナスタチウムの葉と花の形が、間接的に関係している。ナスタチウムの葉は円に近い形をしているため、古代の兵士が使用する盾に例えられ、花は底が深い形状なので兜に例えられる。葉と花の両方が、国を守る兵士の武具に見えることから、「愛国心」という花言葉が付いた。また、ナスタチウムの学名はTropaeolum majusというが、Tropaeolumの部分はトロフィーが元となっている。現代のトロフィーは、主にスポーツの勝者に送られるものだが、元々は勝利した兵士に送られるものであった。そのため、兵士に関係するナスタチウムに、「勝利」という花言葉が付いている。さらに、「困難に打ち勝つ」という花言葉もある。ナスタチウムの赤い花を、血で染まった兜に見立てて、敵に攻め込まれて血しぶきが舞うような苦境であっても、くじけずに戦う兵士の姿を例えた表現だ。さらに、「恋の炎」という花言葉もあるが、これはナスタチウムの花が、暖色系統であることが由来である。情熱的な恋愛感情を示す赤やオレンジといった色が、燃え盛る炎の色でもあるため、そのまま「恋の炎」という表現にした形だ。#ミソハギミソハギは、日本や朝鮮半島に生息する植物である。水気の多い場所を好む性質があり、日本だと水田の縁や湿地などに咲くことが多い。そして、根元から茎が1本真っすぐと伸びて、葉が交互に付いた見た目となっている。夏の季節になると、その先端に無数の花が咲く。花はひとつの大きさが数cmと非常に小さいが、いくつもまとまって咲くため、華やかな見た目となる。そのミソハギは日本では、盆の季節に咲くため、盆の飾りとして使用されることが多い。また、禊(みそぎ)に使用する萩に似ていることも、盆に飾られる理由である。ミソハギという名前は、禊萩(みそぎはぎ)が元になっている。そして、多年草であり、夏が終わっても茎が立った状態を維持し、夏になるとまた花が咲く。その上耐久力があるため、大掛かりな手入れを必要としない。したがって、ガーデニングでも取り入れられることが多い植物である。●ミソハギの花言葉ミソハギの代表的な花言葉は、「愛の悲しみ」であるが、これはミソハギが盆に飾られることが由来となっている。愛を持って故人を偲ぶという気持ちが、「愛の悲しみ」という表現になった形だ。また、「慈悲」という花言葉もあるが、由来は同じであり、慈しみの心を持って故人を想う気持ちの表れである。また、ミソハギには、喉の渇きを抑える働きがある。そして、盆にミソハギを飾るのは、供養の対象である餓鬼の喉を潤すことが大きな目的だ。盆に供える食事は、喉が渇いた状態では食べられないため、ミソハギと水を供えて、まずは喉の渇きを抑えるわけである。その餓鬼に対する気持ちから、「慈悲」という花言葉ができたという説もある。- 9月6日の誕生花のページへのリンク