9月1日の誕生花
9月1日の誕生花一覧
誕生花には、「スパティフィラム」「キキョウ」「オニユリ」「ハマナス」がある。スパティフィラムスパティフィラムは、サトイモ科の中にある、スパティフィラム属の総称である。そして、アメリカや東南アジアなど、熱帯に生息するものが多い。主に観賞用として使用される植物であり、円柱状になっている穂に、1枚の白く大きな仏炎苞が寄り添っている見た目が特徴的だ。仏炎苞は厳密には花弁ではなく、葉が変化しているものである。スパティフィラムは寒さと乾燥に弱いという性質を持っているため、日本での栽培はそう難しくはない。●スパティフィラムの花言葉
スパティフィラムの花言葉は、「上品な淑女」「清らかな心」である。いずれも、見た目の美しさが由来になっている花言葉だ。スパティフィラムは、濃い緑の葉の上に、白い仏炎苞を伴った花が付く。そして、仏炎苞のシルエットは滑らかである。したがって、刺々しい印象を与えることはなく、上品な女性を連想させるということで、「上品な淑女」が花言葉となっている。また、仏炎苞の色は基本的に白であるため、白という色が持つ純粋なイメージから「清らかな心」という花言葉が付いた。キキョウキキョウは、日本を始めとする、東アジアを中心に自生する花である。古くから日本に生息しており、戦国武将の家紋として使用されたり、17世紀に描かれた花や野菜の記録書に、キキョウに関する記述が残っていたりする。花は基本的に5枚の花弁が、星の形に咲くのが特徴である。そして、色は紫のものが多いが、白い品種も存在する。痰を取り除く成分が含まれることから、生薬の材料にもなるが、現代では専ら観賞用の花として扱われる。花は大きすぎず小さすぎないため、ガーデニングで植えられる他、花束に使用されることも珍しくない。
●キキョウの花言葉
キキョウの代表的な花言葉は、「変わらぬ愛」であるが、それは古い物語が由来となっている。戦争に行った夫を10年間待ち続けた妻は、夫が帰って来る日に合わせて、別の男性と宴の用意をしていた。その様子を目撃した夫は、妻がその男性と結ばれたものだと誤解してしまう。その誤解を解くために妻は自ら命を絶ち、自身の誤解だと気付いた夫も後を追ったという物語だ。夫への変わらぬ愛を命を持って証明した妻の名前が、キキョウであったため、同じ名前のキキョウの花言葉が「変わらぬ愛」となった。また、キキョウの花の紫色は、古くから高貴な色とされたため、「高貴」という花言葉もある。オニユリオニユリは、ユリ科に属する植物である。花は基本的にオレンジ色であり、下向きに咲いた状態から、花弁が大きく曲がり、提灯のようなシルエットとなる。そして、花弁の表面には、小さい斑点が無数に散らばっている。その厳めしい見た目が、赤鬼のように見えることから、オニユリという名前が付いた。個性的な見た目であるため、観賞用として使用される他、葉の付け根にできたムカゴが、食用のユリ根として扱われる。
●オニユリの花言葉
オニユリの代表的な花言葉は、「華麗」である。オニユリの花はオレンジ色である上に、花弁の形が個性的で、下に向かって雄しべが長く伸びている。その情報量の多く、豪華な見た目から「華麗」と例えられた形である。また、花自体のオレンジ色が由来となった、「陽気」「愉快」という花言葉もある。ハマナスハマナスは、バラ科に属する低木であり、比較的寒い気候を好むため、北海道や東北などでよく見られる。そして、砂浜に多く生息することから、浜茄子(ハマナス)という名前が付けられている。花の色は鮮やかなピンクであり、観賞用に使われることも多い。また、花や根は油や染料などの素材になり、果実は主にジャムに加工して食すことができる。そのように実用性が高い植物であり、古くから日本人の生活にとって重要な役割を担ってきた。
●ハマナスの花言葉
ハマナスの代表的な花言葉は、「悲しくそして美しく」である。これは、ハマナスの花が、1日でしぼんでしまうことが由来となっている。1日でしぼんでしまうことは悲しいが、花が美しいことには違いなく、翌日になればまた美しい花を見せてくれるという意味合いの表現である。また、鮮やかなピンク色の花が、旅先での印象として残りやすいことが由来となっている、「旅の楽しさ」という花言葉もある。
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