6月4日の誕生花
6月4日の誕生花一覧
6月4日の誕生花は「ウツギ」「ニッコウキスゲ」「サラセニア」「ピンクのカスミソウ」である。#ウツギ
●ウツギの解説
ウツギは日本、朝鮮半島、中国を原産とするアジサイ科の落葉低木で、庭木としてよく利用されている。他にも田畑の畔に植えられて土地の境界の目印にされたり、幹は釘や爪楊枝の材料として利用されてきた。この木が付ける花は「卯の花」とも呼ばれ、古くは万葉集にも詠まれており、近代においても唱歌『夏は来ぬ』で歌われるほど昔から親しまれている。5~7月頃になると、よく分枝した枝先に白い5弁の花を枝垂れるほどたくさん咲かせる。花自体には香りはないが、たくさん花を付ける様は匂い立つようである。ちなみに「卯の花」は豆腐を作る際に大豆の搾りかすとして出る「おから」の別名となっている。
実はウツギは幹や枝の中が空洞になっている。外面からは分からないが、これがウツギの名の由来となっている。
●ウツギの花言葉
・秘密
・古風
・風情
・乙女の香り
#ニッコウキスゲ
●ニッコウキスゲの解説
日本では北海道から本州の中部地方の高原に生育する多年草である。寒暖差のある山地や高山に群生し一斉に開花するため、夏山に橙色の絨毯を敷いたような素晴らしい景観を見せる。日本各地にこの花の名所があり、日光の戦場ヶ原の他に霧降高原、長野県の霧ヶ峰、尾瀬などがある。特に栃木県日光地域に多く自生するためニッコウキスゲと呼ばれるようになった。5~8月に日が昇るとオレンジ色のラッパのような花を咲かせるが、夜にはしぼんでしまう。ただ、次々に開花していくため群落全体での花期は長い。ちなみに花は食べることができ、お浸しや天ぷらにすると美味。近年ではこの花を鹿が食べるため、食害が深刻化している。「禅庭花(ゼンテイカ)」という別名がある。
●ニッコウキスゲの花言葉
・日々を新たに
・晴れた日の喜び
・心安らぐ人
#サラセニア
●サラセニアの解説
サラセニアは北アメリカ原産の多年草で、筒状の葉を持ち、それを虫を捕らえる落とし穴として使う食虫植物である。筒状の葉がお酒を入れる瓶子(へいし)に似ることから、和名はヘイシソウ(瓶子草)と呼ばれている。開花時期は4~5月頃で花茎を葉より高く伸ばし、俯くように一輪だけ咲かせる。傘を逆さにしたような「花柱板(かちゅうばん)」と呼ばれる部分の周りに、花弁が垂れ下がるように囲んでいるという独特な形をしている。花色には明るい緑、赤、ピンクなどがある。春に捕虫葉と呼ばれる袋状の葉を出して虫をおびき寄せ、中に入った虫を消化吸収して養分とする性質を持つ。日本の気候でも育てやすいため人気がある。
●サラセニアの花言葉
・憩い
・恋の憩い
・風変わり
・変わり者
#ピンクのカスミソウ
●ピンクのカスミソウの解説
地中海沿岸からアジアにかけての広い範囲を原産地とする草花。原種は125種類ほど分布している。5弁の花を付ける一年草カスミソウのほか、主に切り花用に流通している八重咲で宿根性を持つ多年草のものなど、栽培種を含めるとたくさんの品種がある。高さも地面を這うようなものから、切り花用に高くなるものまで様々である。小さく愛らしい花をたくさんつけるところから花束のアレンジメントには欠かせない花材として人気があり、特に結婚式でのブーケには古くから使われてきた。また、矮性のものも花壇や鉢植えに利用されている。
切り花用に使われるピンクのものは白色のカスミソウに着色されたものもあるが、鉢植え用に使われる品種には元々ピンクの花を咲かせるものもいくつかある。
なお全体で持つ花言葉の他に、白、ピンク、水色で色ごとの花言葉を持っている。
●ピンクのカスミソウの花言葉
・切なる願い
・感激
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