6月19日の誕生花
6月19日の誕生花一覧
6月19日の誕生花には、「バラ」「イキシア」「ノアザミ」がある。#バラ
バラは、日本でも花束に使用されたり、専用の植物園があったりするなど、身近な存在の花である。数多くの品種があるが、明確に区別する方法がないため、ひと通りバラと呼ばれる。どの種類も基本的には、ツルを樹木などの支柱に絡めて、数多くの花を咲かせる。花弁が折り重なっていて、茎に棘があるものが多い。
そして、品種によって見た目が大きく変わり、一般的なバラとしてイメージされるのは、八重咲きにしてあるものだ。その他にも、5枚の花弁が放射状に広がっている一重咲きや、外側の花弁が内側を包み込むようにしているカップ咲き、球体のキクに近い見た目のポンポン咲きなどがある。さらに、色の種類も豊富で、定番は赤だが、白や青などの色も存在する。
●バラの花言葉
バラは色によって意味の異なる花言葉があるが、どの色でも共通しているのは、「美」である。これはギリシャ神話に登場する、美を司る女神であるアプロディーテが元となっている。アプロディーテが海から誕生した際に、陸上の神がそれに対抗する形で、バラを生み出したとされる。また、バラは古くから愛を伝えるための花として使用されてきたため、「愛」という花言葉もある。さらに、「愛」を基本としながら、11本で「最愛」、100本で「100%の愛」という風に、本数によって意味合いが変わる。
#イキシア
イキシアは、アヤメ科に属する植物であり、南アフリカが原産とされる。そして、自然に生息する原種が元々50前後ある上に、そこから様々な交配が行われたので、現代では多種多様な特徴を持つイキシアが存在している。ただ、基本的な部分は共通していて、細く伸びた茎の先に、輪郭のしっかりしている花を複数付ける。花自体は6枚の花弁が放射状に広がっている、一重咲きのものがほとんどである。花の色は品種によって大きく異なり、白の他にはピンクや赤など、暖色系のものがほとんどである。ただ、水色の品種も存在していて、フラワーアレンジメントでは、イキシアだけを集めた色とりどりの作品が作られることもある。
●イキシアの花言葉
イキシアの代表的な花言葉は、「団結」である。イキシアの花は、ひとつの茎に複数咲く上に、密接するほど距離が近いことも多い。その様子を、団結していると例えた形の花言葉である。また、イキシアの茎は非常に堅く、複数の花を付けても曲がってしまうことが少ない。その性質から、「誇り高い」という花言葉も生まれた。誇り高い人の、自分を曲げることが少ないという特徴を、イキシアの茎に例えた表現だ。
#ノアザミ
ノアザミは、キク科に属する多年草の植物である。毎年夏の季節になると、同じ個体が花を咲かせる。暖かい気候を好み、日本でも自生している様子を目にすることができる。漢字で表記すると「野薊」となるように、基本的には野生で生息している花を観賞するものだが、ガーデニングに取り入れられることもある。花は紫あるいはピンクのものが多いが、白い品種も存在し、どの色も細長い筒状の花弁が、無数に並んでいるのが特徴だ。そして、花の下にある、葉が変形した総苞片が球状であり、存在感を放つ。また、古くから食用としても使われてきた植物であり、茎と葉は天ぷらやおひたし、根は金平に調理して、花以外の部分はひと通り食すことができる。
●ノアザミの花言葉
ノアザミの代表的な花言葉は「独立」「触れないで」であり、葉の形状が由来となっている。ノアザミは外敵から身を守るために、葉の縁に無数の棘が付いている。その棘によって、誰も寄せ付けない様子から、「独立」「触れないで」という花言葉が定着した。また、それらと同様の由来の、「素直になれない恋」という花言葉もある。棘によって誰も寄せ付けないノアザミの様子を、本当は近寄ってほしいけれども、素直になれずに追い返してしまうと解釈した表現である。
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