6月11日の誕生花
6月11日の誕生花一覧
6月11日の誕生花には、「アガパンサス」「ベニバナ」「リーガルリリー」がある。■アガパンサス
アガパンサスは、球根から成長する、アフリカ原産の植物である。いくつかの品種に分かれるが、それらはアガパンサス属としてひと括りにされることが多い。葉は地面の近くで広がるが、茎はそこから突出して伸び、比較的高いところで花を咲かせる。茎は先端部分で無数に枝分かれし、それぞれの先で花が咲くため、単体でも複雑な見た目になるのが特徴である。花の色は水色や紫といった、青系統が基本であるが、品種改良によってピンクや白などの種類も生まれている。そして、鑑賞用として広く親しまれている花であり、日本でも庭に植えられたり、花束に取り入れられたりすることは珍しくない。
●アガパンサスの花言葉
アガパンサスには、「ラブレター」や「恋の訪れ」といった花言葉があるが、それは名前が由来となっている。「アガパンサス」という名前は、ギリシャ語で「愛」を意味する「アガペー」と、「花」という意味の「アントス」を組み合わせたものである。その名前によって、古くから、意中の相手に気持ちを伝えるために用いられることが多かった。そのため、愛を伝えるという意味合いで「ラブレター」、アガパンサスを贈ることがきっかけで、恋愛関係が始まるという意味で「恋の訪れ」という花言葉が付いた。また、アガパンサスの花の基本色が、知性を示す青系統であることから、「知的な装い」という花言葉もある。
■ベニバナ
ベニバナは、キク科に属する植物であり、球体に近い形に広がる花が特徴だ。そして、その花の色が、黄色からオレンジへと変わり、最後には赤に変わるという性質を持っている。そのため、色の変化を楽しむための観賞用として使用されることが多い。また、古くから染料の素材として重宝され、現代でも食品添加物を始めとして、幅広い分野で活用されている。さらに、油の材料にもなり、ベニバナ油という名前で、汎用性の高い油として使用されたり、マーガリンの素材になったりする。その上、生薬の素材にもなるため、古くから、人の生活にとって欠かせない存在として扱われてきた植物である。
●ベニバナの花言葉
ベニバナの代表的な花言葉は、「化粧」「装い」である。これはベニバナを素材にした染料が、化粧品に使用されていることが由来である。特殊な化粧品ではなく、口紅やチークといった定番のものに使用されてきたため、ベニバナが化粧に関する花というのは有名である。また、「包容力」という花言葉もあるが、それは、球体に近い花のシルエットが、何かを包み込んでいるように見えることが由来とされている。
■リーガルリリー
リーガルリリーは、ユリ科に属する白い花である。中国四川省で、イギリス人のプラントハンターによって発見された後、イギリスで様々な交配が行われたという経緯がある花だ。そして、6月から7月にかけて、筒状の花を横向きに咲かせるという特徴を持つ。その花は基本的に白がベースであるが、純白のものだけでなく、花弁に沿って赤い筋が入っているものや、内側が黄色いものなどが存在する。植物としては、暑さに強いという性質があり、日本でも育てることが難しくない。そのため、一般的に観賞用として育てられることが多い。
●リーガルリリーの花言葉
リーガルリリーの代表的な花言葉は、「威厳」と「荘厳」である。「リーガルリリー」という名前は、「王者」という意味の「リーガル」と、「百合」を意味する「リリー」が組み合わさっている。花が王冠のように見えるということで、王者の百合という意味の名前が付けられた形だ。その王者の要素が、花言葉にも反映され、王者に欠かせない「威厳」と「荘厳」が花言葉となっている。また、「純潔」「無垢」という花言葉もあるが、これらはリーガルリリーの花の色が由来である。基本的には、特に色が付いていない純白であるため、何にも染まっていないという意味で、「純潔」「無垢」が花言葉となっている。
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