2024年のイギリスとは? わかりやすく解説

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2024年のイギリス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/14 09:21 UTC 版)

2024年のイギリス (2024ねんのイギリス)では、2024年イギリスに関する出来事について記述する。

できごと

スポーツ関連のできごとは、この節ではなく、かなり下に位置する「文化、スポーツ」の節に書いてください。

主なできごと(通年)

  • 2024年イギリス総選挙での労働党の勝利 -キア・スターマー率いる労働党が、過半数を大きく超える議席を獲得して政権交代。14年ぶりの政権奪還となった。
  • 記録的な洪水とストーム・バートの被害(11月) - イングランド南部とウェールズで大雨による洪水が多発し、ストーム・バートの影響で数百件の住宅が浸水、交通インフラも混乱した。
  • チャールズ国王の健康問題 - チャールズ3世ががんと診断され、一部の公務を休止。イギリス王室の将来に関する議論や、ウィリアム皇太子の役割が注目された。
  • 生活費高騰の継続と抗議活動 - エネルギー価格(ガソリン代、ガス代など)や食料品価格の高騰が続き、各地で生活費に関するデモストライキが発生し、公共交通や医療分野にも影響を及ぼした。
  • ロンドン市長選でサディク・カーンが3選 - ロンドン市長選で現職のサディク・カーン(労働党)が再選され、同職初の3期目となった。治安・住宅・交通政策が争点となった。

1月

2月

3月

4月

5月

6月

  • 6月5日 - チャールズ国王の肖像が入った新紙幣の発行が開始[6]
  • 6月25日 - チャールズ国王が第126代天皇の徳仁を国賓として歓迎式典に招待[7]

7月

8月

9月

  • 9月30日 - 国内最後の石炭火力発電所ラトクリフ・オン・ソア発電所英語版が運転を終了し、国内を通じて1882年から続いた石炭火力発電への依存を終えた[10]

10月

11月

12月

政治

元首、政治上の要職など

選挙

  • 5月2日 ロンドン市長選 - サディク・カーン(労働党)が再選され、3期目の市長に。改革UKの候補者はハワード・コックス(Howard Cox)だった。投票率:40.5%。
en:2024 London mayoral election(2024年ロンドン市長選挙、英語版)も参照
  • 5月2日 イギリス北西部のブラックプール・サウスのイギリス議会下院議員を選ぶ補選がおこなわれ、最大野党・労働党の候補が58.91%の票を得て勝利した[20]
en:2024 Blackpool South by-election(2024年ブラックプール・サウス補選、英語版)も参照
  • 5月2日 地方選挙 -イングランドの107の自治体の2,658議席の選挙が行われ、労働党が最も多くの議席を獲得。改革UKは677議席を獲得し、地方政治において存在感を示した。
  • 7月4日2024年イギリス総選挙が行われた
  • 労働党が412議席を獲得し、174議席の過半数を確保。
  • 保守党は121議席にとどまり、過去最悪の敗北。
  • 改革UKは5議席
  • 緑の党は4議席

2024年を通してみると、労働党の復権、改革UKの台頭、保守党の凋落が起きた。

経済


気象、地象、自然災害

イギリス国内の気象地象自然災害

ストーム・バート
  • 春には海洋熱波が発生し、夜間の気温上昇が起きた。
  • 夏は、2015年以来最も涼しい夏となり、平均気温は長期平均を下回った 。
  • 9月と10月には、南部と中部イングランドで記録的な降水量が観測され、グロスターシャーでは1836年以来降水量が最も多い秋となった。
  • 11月にはストーム・バート(Storm Bert)が上陸し、南ウェールズと南西イングランドで広範な洪水と停電が発生し、500軒以上の住宅が被害を受けた 。
en:Storm Bert(ストーム・バート、英語版)も参照

科学、テクノロジー


芸術、文化、スポーツ

ハイカルチャー、サブカルチャー、流行、ゲーム、スポーツなど幅広く

文学

舞台

映画

テレビ放送

1月1日~4日にトビー・ジョーンズ監督によるドラマ『ミスター・ベイツvsポストオフィス』が放送された。

音楽

ボードゲーム

チェス

英国チェスチャンピオンシップ(en:British Chess Championship)が7月27日から8月4日にキングストン・アポン・ハルで開催され、86名のチェスプレーヤーが参加し、優勝はGawain Jones、2位がDavid Howell、3位がMatthew J Wadsworthだった。

スポーツ

サッカー

ラグビー

クリケット

スポーツ関連のできごと

死去

1月

グリニス・ジョンズ
デヴィッド・ソウル

2月

クリストファー・プリースト

3月

エドワード・ボンド英語版
デヴィッド・サイドラー

4月

ピーター・ヒッグス
アンドルー・デイヴィス

5月

バーナード・ヒル

6月

マイケル・モズリー英語版

7月

ジョン・メイオール

8月

アレクサンダー・ゲール

9月

マギー・スミス

10月

リアム・ペイン
ポール・ディアノ

11月

マイケル・ルース
ピート・シンフィールド
コリン・レンフルー

12月

オリヴィア・ハッセー
フレイザー・ストッダート

脚注

  1. ^ 英ウェールズ自治政府で初の黒人首相 国内の首相職が全て非白人男性に”. 産経新聞 (2024年3月21日). 2024年10月3日閲覧。
  2. ^ アフリカ大陸縦断 英男性、1.6万キロ完走”. フランス通信社 (2024年4月8日). 2024年10月3日閲覧。
  3. ^ スコットランド民族党新党首にスウィニー氏、自治政府首相就任へ”. ロイター (2024年5月7日). 2024年10月3日閲覧。
  4. ^ チャールズ英国王、公式肖像画公開 即位後初”. フランス通信社 (2024年5月15日). 2024年10月3日閲覧。
  5. ^ シンガポール航空機、乱気流に巻き込まれ緊急着陸 英男性死亡し30人以上けが”. 英国放送協会 (2024年5月22日). 2024年10月3日閲覧。
  6. ^ チャールズ国王の新紙幣、英国で流通開始”. CNN (2024年6月6日). 2025年3月8日閲覧。
  7. ^ 両陛下、英国の歓迎式典に出席 日本ゆかりの品を前に「ワンダフル」”. フランス通信社 (2024年6月26日). 2024年10月3日閲覧。
  8. ^ 英国14年ぶり労働党政権 総選挙、スターマー氏勝利宣言”. 日本経済新聞 (2024年7月5日). 2024年10月3日閲覧。
  9. ^ 刃物でダンス教室襲撃、子ども2人死亡 17歳少年を逮捕 英”. フランス通信社 (2024年7月30日). 2024年10月3日閲覧。
  10. ^ イギリスが石炭火力発電を廃止、産業革命以来142年の歴史に幕”. 英国放送協会 (2024年10月1日). 2024年10月3日閲覧。
  11. ^ “英国、チャゴス諸島をモーリシャスに返還 インド洋の戦略的要衝”. ロイター. (2024年10月3日). https://jp.reuters.com/world/security/JOGVUEOMQFPCTM2CAQ5RME6SIA-2024-10-03/ 2024年10月3日閲覧。 
  12. ^ スターマー英首相の首席補佐官が辞任、政権内の不和巡る報道で”. ロイター (2024年10月7日). 2025年3月8日閲覧。
  13. ^ ノーベル物理学賞に「AIの父」、ヒントン氏とホップフィールド氏”. 日本経済新聞 (2024年10月8日). 2025年3月8日閲覧。
  14. ^ ノーベル化学賞にGoogle研究者ら たんぱく質解析用AI”. 日本経済新聞 (2024年10月9日). 2025年3月8日閲覧。
  15. ^ Train crash Wales: Passenger dies and 15 hurt as two trains crash” (英語). 英国放送協会 (2024年10月23日). 2025年3月8日閲覧。
  16. ^ イギリス保守党の新党首にケミ・ベイデノック前ビジネス貿易相…強硬右派、党勢立て直し目指す”. 読売新聞 (2024年11月2日). 2024年11月2日閲覧。
  17. ^ 世界最高齢男性、112歳で死去 イギリス”. 英国放送協会 (2024年11月27日). 2025年3月8日閲覧。
  18. ^ スターマー英政権で初の閣僚辞任、ヘイグ運輸相 過去の有罪判決認める”. 英国放送協会 (2024年11月29日). 2025年3月8日閲覧。
  19. ^ TPPにイギリスが正式加盟 経済圏はヨーロッパにも拡大”. 日本放送協会 (2024年12月15日). 2025年3月8日閲覧。
  20. ^ 英補選で保守党大敗 地方選も苦戦 総選挙前、スナク政権に痛手”. 朝日新聞. 2025年6月14日閲覧。
  21. ^ a b Reviews 2024, Antony & Cleopatra”. Shakespeare's Globe, official site(シェイクスピアズ・グローブ公式サイト). 2025年6月14日閲覧。
  22. ^ 英バンド「オアシス」再結成を発表 来年にはライブツアー”. フランス通信社 (2024年8月27日). 2024年10月3日閲覧。
  23. ^ 英国最多キャップ保持者の英雄。スティーブン・デイビスが39歳で現役引退”. フットボリスタ (2024年1月28日). 2024年10月3日閲覧。
  24. ^ 北アイルランド首相にオニール氏、英分離派シン・フェイン党から初”. ロイター (2024年2月5日). 2025年3月8日閲覧。
  25. ^ 23歳MFフォーデン、イングランド人史上最年少でCL通算50試合出場に到達”. サッカーキング. フロムワン (2024年2月14日). 2024年10月3日閲覧。
  26. ^ N・フォレストの勝ち点4剥奪 プレミアリーグの財務規定違反で”. フランス通信社 (2024年3月19日). 2024年10月3日閲覧。
  27. ^ CL・ELベスト4にプレミア勢が「0」…準決勝前での“全滅”は2014-15シーズン以来9年ぶり”. サッカーキング. フロムワン (2024年4月19日). 2024年10月3日閲覧。
  28. ^ ジェプチルチル、女子単独レースの世界新で優勝 ロンドン・マラソン”. フランス通信社 (2024年4月22日). 2024年10月3日閲覧。
  29. ^ 45試合残してプレミアリーグで新記録樹立! 今季通算得点数が歴代最多「1092」に到達”. サッカーキング. フロムワン (2024年4月25日). 2024年10月3日閲覧。
  30. ^ マンチェスター・シティ、プレミア史上初の4連覇達成”. フランス通信社 (2024年5月20日). 2024年10月3日閲覧。
  31. ^ 欧州CL決勝、警察が50人以上逮捕 ピッチ侵入者も”. フランス通信社 (2024年6月2日). 2024年10月3日閲覧。
  32. ^ ロンドン・シリーズは「ヨーロッパへの窓口」。MLBが目指す「海外公式戦」の未来<SLUGGER>”. THE DIGEST. 日本スポーツ企画出版社 (2024年6月11日). 2024年10月3日閲覧。
  33. ^ Los Angeles Dodgers' Rookie Makes Illustrious Team History in Tuesday Win” (英語). スポーツ・イラストレイテッド (2024年6月19日). 2024年10月3日閲覧。
  34. ^ ハンガリーが決勝T進出に望み、負傷者出しながらも劇的弾で勝利”. フランス通信社 (2024年6月24日). 2024年10月3日閲覧。
  35. ^ ハミルトンが英国GP優勝、21年サウジGP以来待望の勝利”. フランス通信社 (2024年7月8日). 2024年10月3日閲覧。
  36. ^ スペインが4度目のEURO制覇 イングランドの悲願打ち砕く”. フランス通信社 (2024年7月15日). 2024年10月3日閲覧。
  37. ^ 元世界1位アンディ・マレー、パリ五輪後の現役引退を表明”. フランス通信社 (2024年7月23日). 2024年10月3日閲覧。
  38. ^ Olympics track cycling: Great Britain win women's team sprint gold” (英語). 英国放送協会 (2024年8月5日). 2025年3月8日閲覧。

関連項目

外部リンク




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