2024年世界水泳選手権とは? わかりやすく解説

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2024年世界水泳選手権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/10 04:37 UTC 版)

第21回世界水泳選手権大会(21st World Aquatics Championships)は、2024年2月2日から18日までカタールドーハで開催された世界水泳選手権[1]。大会後23日から3月3日まで世界マスターズ選手権も開催された

概説

本大会は当初、2023年11月に「第20回」として開催予定であったが、前回となる福岡大会コロナウイルス感染症の影響で2023年7月に延期となったことにより本大会も2024年2月に延期。同年にパリオリンピックが開催されるため、同一年に五輪と世界選手権が開催される異例の状況となった。且つ合間調整のため2022年にハンガリーブダペストで「第19回」が行われたため、回数も「第21回」となった。

こうした事情もあって、以下に示す一部競技・種目ではオリンピックの世界予選を兼ねている。

パリオリンピックの世界予選を兼ねた競技・種目と条件
対象となる実施競技・種目 オリンピック出場権付与条件 除外国家・選手(獲得済)
競泳・リレー種目 右欄の国々(前年福岡大会メダリスト)を除いた上位13位以内(福岡大会及び今大会の予選での成績を含む)
OWS10km
(マラソンスイミング)
以下の成績を収めた選手の所属国に付与
  • 右欄の選手(前年福岡大会メダリスト)を除いた上位13位以内
  • 各大陸連盟内で最上位
  • フランス(開催国枠)[2]
アーティスティックスイミング
  • チーム:大陸別選手権優勝国を除いた上位5か国[3]
  • デュエットのみ:チーム出場権を含めた出場権既獲得国を除いた上位3か国
飛込
水球

以下の国々を除いた男子上位4か国、女子上位2か国[4]

  • フランス(開催国枠)
  • 前回福岡大会決勝出場国(右欄)
  • 大陸予選優勝国

開催地決定までの選考過程

2016年1月31日、FINAはハンガリーブダペストで開催された理事会にて、ドーハと南京市との争いとなり、ドーハを第20回世界水泳選手権大会の開催地に決定した。

競技日程

[5][6]

Opening ceremony Preliminaries Finals Closing ceremony M Men's matches W Women's matches
2月 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 Total
Ceremonies
競泳 4 4 5 5 5 5 6 8 42
マラソンスイミング 1 1 2 1 5
アーティスティックスイミング 1 2 2 2 1 1 1 1 11
飛込 2 2 1 1 1 2 1 1 2 13
ハイダイビング 1 1 2
水球 W M W M W M W M W M W M W M 2
Total 2 4 4 3 3 5 3 2 3 4 4 5 6 6 6 7 8 75
Cumulative Total 2 6 10 13 16 21 24 26 29 33 37 42 48 54 60 67 75 75

会場

カタール水泳連盟はメインとなる競泳・AS・水球会場をアスパイア・ドームにすると計画しており、OWS会場にFINAマラソンスイミングワールドシリーズの開催実績をもつドーハ中心部の海岸で行う。その他飛込はハマド水泳センターで開催が含まれる。

競技結果

競泳競技

男子

種目
自由形
50m ウラジスラフ・ブホフ
 ウクライナ
21.44 キャメロン・マケボイ
オーストラリア
21.45 ベン・プラウド
イギリス
21.53
100m 潘展楽
中国
47.53 アレサンドロ・ミレシ
イタリア
47.72 ナンドル・ネメト
 ハンガリー
47.78
200m ファン・ソヌ
韓国
1:44.75 ダナス・ラプシス
 リトアニア
1:45.05 ルーク・ホブソン
アメリカ合衆国
1:45.26
400m キム・ウミン
韓国
3:42.71 エリジャ・ウィニントン
オーストラリア
3:42.86 ルーカス・マルテンス
ドイツ
3:42.96
800m ダニエル・ウィフェン
アイルランド
7:40.94 エリジャ・ウィニントン
オーストラリア
7:42.95 グレゴリオ・パルトリニエリ
イタリア
7:42.98
1500m ダニエル・ウィフェン
アイルランド
14:34.07 フロリアン・ウェルブロック
ドイツ
14:44.61 ダビド・オブリ
フランス
14:44.85
背泳ぎ
50m アイザック・クーパー
オーストラリア
24.13 ハンター・アームストロング
アメリカ合衆国
24.33 クサヴェリ・マシューク
ポーランド
24.44
100m ハンター・アームストロング
アメリカ合衆国
52.68 ウーゴ・ゴンザレス
スペイン
52.70 アポストロス・クリストウ
ギリシャ
53.36
200m ウーゴ・ゴンザレス
スペイン
1:55.30 ロマン・ミチュコフ
スイス
1:55.40 ピーター・コッツェ
南アフリカ共和国
1:55.99
平泳ぎ
50m サム・ウィリアムソン
オーストラリア
26.32
オセアニア新
ニコロ・マルティネンギ
イタリア
26.39 ニック・フィンク
アメリカ合衆国
26.49
100m ニック・フィンク
アメリカ合衆国
58.57 ニコロ・マルティネンギ
イタリア
58.84 アダム・ピーティー
イギリス
59.10
200m 董志豪
中国
2:07.94 カスパー・コルボ
オランダ
2:08.24 ニック・フィンク
アメリカ合衆国
2:08.85
バタフライ
50m ディオゴ・リベイロ
ポルトガル
22.97 マイケル・アンドリュー
アメリカ合衆国
23.07 キャメロン・マケボイ
オーストラリア
23.08
100m ディオゴ・リベイロ
ポルトガル
51.17 ジモン・ブヒャー
 オーストリア
51.28 ヤクプ・マエルスキ
ポーランド
51.32
200m 本多灯
日本
1:53.88 アルベルト・ラツェッティ
イタリア
1:54.65 エスペルンバーガー・マーティン
 オーストリア
1:55.16
個人メドレー
200m フィンレー・ノックス
カナダ
1:56.64 カーソン・フォスター
アメリカ合衆国
1:56.97 アルベルト・ラツェッティ
イタリア
1:57.42
400m ルイス・クレアバート
ニュージーランド
4:09.72 マックス・リッチフィールド
イギリス
1:57.42 瀬戸大也
日本
4:12.51

大会協賛社

WA公式パートナー

その他の協賛企業

脚注

  1. ^ "FINA announces changes to international events calendar" (Press release). FINA. 1 February 2022. 2022年2月1日閲覧
  2. ^ 上位枠で獲得できなかった場合に限られる。上位枠で獲得できた場合は次点の国に渡る。
  3. ^ Marta Martín & Gisella fava (2022年10月27日). “【パリ2024への道】アーティスティックスイミング、出場資格取得プロセスを解説”. Olympics.com. 国際オリンピック委員会. 2023年10月5日閲覧。
  4. ^ Virgílio Franceschi Neto (2022年10月22日). “【パリ2024への道】水球、出場資格取得プロセスを解説”. Olympics.com. 国際オリンピック委員会. 2023年10月5日閲覧。
  5. ^ Koos, Tonrin (2023年9月26日). “World Aquatics announces the competition schedule for the World Aquatics Championships - Doha 2024”. 世界水泳連盟. 2023年10月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月2日閲覧。
  6. ^ World Aquatics Championships Doha 2024”. 2023年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月2日閲覧。

関連項目

  • AFCアジアカップ2023 - 同時期に行われる国際スポーツ大会。新型コロナウイルスの影響や度重なる開催地変更による延期により、日程が本大会と重なる事態になった。

外部リンク




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