2001年:世界初の3Gサービス開始とは? わかりやすく解説

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2001年:世界初の3Gサービス開始

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 07:56 UTC 版)

日本における携帯電話」の記事における「2001年:世界初の3Gサービス開始」の解説

2001年5月には日本において、世界初第三世代携帯電話3GW-CDMA)の商用サービスNTTドコモ始まったいわゆるフィーチャーフォン日本型高機能携帯電話)と呼ばれるものだが、テレビ電話が可能となったほか、パーソナルコンピュータ接続して高速データ通信が行えるようになった。またそれまで携帯電話でのインターネット利用は、iモードなど限られたサービス枠内に留まっていたのが、パソコンと同じポータルサイトでインターネットニュースを見たり、Googleなどの検索エンジン使ったWEB検索画像検索ブログ電子掲示板へのコメント投稿もできるようになるなど、パソコンとほぼ同等利用可能になった。それによりリビングテレビニュースを見ながら分からない用語を携帯で検索して意味を調べたりコメント投稿して意見をいうのが当たり前になるなど、これまでの受け身既存メディアが流す情報接するだけの状態から人々姿勢や生活を大きく変えた(ただしパソコンではずっと以前から同じことはできていた)。 またこの頃から音楽聴取ゲーム携帯ですることが一般的になり、携帯カメラ動画撮影行われるようになった。ただし、当初多く携帯フラッシュ未対応だったため、YouTubeなどネット上にアップロードされた動画閲覧には制限があった。 2002年12月にはVodafone(現・ソフトバンク)でW-CDMA方式3Gサービスを、2002年4月からKDDICDMA2000 1x方式3Gサービス開始した。 ただし、2Gから3Gへの移行期には、アナログ1G)からPDC2G)への移行期比べて、すでに多く人々携帯電話利用していたことから、2005年ごろまでのドコモVodafone黎明期3Gサービスでは多く問題点露呈した2001年10月本格的にサービス開始したドコモFOMAでは、初期端末PDC端末比べて重く電池持ちが悪い上、サービスエリア狭く料金高かったまた、2004年のFOMA900iシリーズ登場以前FOMA端末は、PDC端末比べカメラ画素数iアプリ性能低かったこのため、すぐには普及しなかった。その後も、FOMA端末2005年ごろの機種まで、PDC端末比べてOS未熟で、キーレスポンスが遅くなりがちだった。さらに、着うたフル対応端末導入2006年夏で他キャリアより1~2年遅れた2003年10月J-PHONEからブランド変更されたVodafoneでは、2002年12月3G試験的に導入していたものの、Vodafone 3G本格的にサービス開始するまで2年かかったまた、2004年2005年Vodafone 3G対応携帯電話は、Vodafoneイギリス本部意向があり、それまでPDC端末とは全く異なる、世界共通のUI導入したことで、日本ユーザーにとっては使い勝手悪くなった上、ソフトウェアの不具合多発しユーザー離反招いた。この3G導入時失敗により、Vodafone写メール人気伸ばしたJ-PHONE時代からは一転して人気低落したその結果Vodafoneはわずか3年ほどで日本撤退決め2006年ソフトバンク携帯電話事業譲渡することになる。 一方従来cdmaOneとの下位互換性高く2002年4月3GCDMA2000 1x導入後も、2003年11月CDMA 1X WIN導入まで、あえて大々的3Gサービス強調しなかったauでは、比較スムーズに3Gへの移行進んだこのころフィーチャーフォン高機能化サイトアプリリッチコンテンツ化が進んでいたが、家庭用回線フレッツ・ISDNフレッツ・ADSLのような定額料金プランはまだなく、パケット通信費が青天井で、月額数万円~数十万円という高額請求になる、いわゆるパケ死」が社会問題化した。そこで、2003年11月には、auCDMA 1X WIN導入合わせパケット定額制導入し2004年からドコモVodafone3G回線ユーザー向けにパケット定額制導入していった。 NTTドコモのFOMA1号機のP2101V(松下通信工業(現・パナソニック モバイルコミュニケーションズ)、2001年au初のカメラ付きCDMA2000 1x機のA3012CA(カシオ計算機当時)、2002年Vodafone 3G本格的に開始され世代Vodafone 802SE(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(現・ソニーモバイルコミュニケーションズ)、2004年

※この「2001年:世界初の3Gサービス開始」の解説は、「日本における携帯電話」の解説の一部です。
「2001年:世界初の3Gサービス開始」を含む「日本における携帯電話」の記事については、「日本における携帯電話」の概要を参照ください。

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