2巻の登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/17 16:44 UTC 版)
「女騎士さん、ジャスコ行こうよ」の記事における「2巻の登場人物」の解説
セシミリル・ジルー・コトヴィック スペース騎士を名乗る宇宙からやってきた女性。19歳。普段はフルフェイス型のマスクを身につけており素顔を隠している。97センチのGカップと作中屈指の巨乳。また同性愛者でありヘンタイである。クラウゼラと同じ技を使い、彼女以上の使い手。当初は平家町の校庭に現れ、ここに埋まっている埋蔵金を掘り出した後、地球を侵略して人類を滅ぼすと通告。実は宇宙テレビ局に企画を持ち込むプロデュース業も兼任しており、その関係で大量に発注してしまったスコップを売りさばくために「埋蔵金がある」と信じさせるための芝居であった。しかし平家町の子供たちが一生懸命争って埋蔵金を掘る様がなかなかの高視聴率を記録したので、そのまま平家町の住民たちと和解し本格的にテレビ番組として放送することとなった。 その正体は3年前に行方不明になったクラウゼラの姉。戦闘兵器として過ごす日々に嫌気が差し、魔法地平から亡命し紆余曲折を得てスペース騎士になったという(紆余曲折の部分は省略されているので因果は不明)。亡命した影響でコトヴィックの名に傷がつき、更には度重なるセクハラにより評判を落としていたこともありクラウゼラには蛇蝎の如く嫌われていた。ミドルネームの「ジルー」とは「家督相続権を持たぬ自由騎士」を意味する。 2巻の終盤のKL957との戦いでクラウゼラが受けた不意打ちを庇い負傷してしまう(痛くて動けないだけで命に別状はなかった)。それを見て死期が近いと勘違いした麟一郎を気遣ったクラウゼラから「お姉ちゃん」と呼ばれ、セシミリルもまた自分が亡命した本当の理由を語った(妹からは、セクハラで処罰されるのを恐れて逃げたと思われていた)。立ち直ったクラウゼラは姉の技を用いてメタルーナKL957の二刀流を破り勝利した。その後は番組の放送も終わり、朧気ながらもクラウゼラと和解して立ち去って行った。変態的な性癖の持ち主ではあるもののクラウゼラのことは姉として愛していた。 直接の登場は2巻で終わりだが、3巻の冒頭にはポー姫と組んでクラウゼラを宇宙に拉致し、無理やりアイドル業をやらせようとして失敗したことが語られた。 メタルーナKL957 セシミリルが連れてきたスペース役者。宇宙の悪役専門のプロダクションから派遣されてきた。またセシミリルの古い知り合いでもある。「顔は怖いがイイ声を出す」と評判であり、作中でも彼の台詞は太字のフォントで表示される。当初はクラウゼラに襲い掛かり、追い詰めたところをセシミリルが庇うことで和解を促すという作戦だったがクラウゼラにあっさりと敗れる。その後、「文部科学省のブルマー狩り部隊」の協力者(扇動者)として再登場。平家町で未だに続けられているブルマーの着用の廃止と、その姿を世間に映し出すテレビ番組の中止を求めてくる。 実は傭兵専門の宇宙騎士であり、現在は銀河広域軍事帝国ハーストゥールの諜報員として活動していた。文部科学省を方便(と技術の提供)で操った後、ファウを拉致するのが目的だった。なおメタルーナとは「二足歩行型重装歩兵種」のことで、銀河全域で使われている量産型のクローン歩兵種を指す。駆けつけたクラウゼラと再度戦うこととなるが、今度はパワードスーツに身をまとい、レーザー剣の二刀流により彼女を追い詰める。大量生産されたKL957の中でも唯一宇宙騎士の称号を持ち、同属の中でも最強と言われている(ただし道具に頼り過ぎのため素手の実力は今一つ)。スーツと二刀流の剣技によってクラウゼラを寄せ付けない実力を見せるが、クラウゼラが厚着をやめ(中に麟一郎のトランクスを穿いていたので隠していた)、更にはセシミリルへの誤解が解けたことで形勢逆転される。二刀流を姉の技を用いたクラウゼラに破られ、一瞬の隙をつかれて敗北した。 メタルーナDU021 メタルーナKL957の子分にして相棒。重装歩兵種として製造されながら狙撃の名手として知られる。不意打ちでクラウゼラを狙った際にセシミリルが庇ったため、意図しない形で姉妹の和解を促すこととなった。直後にクラウゼラによって倒されてしまう。なお、メタルーナKL957自体は「騎士道に反する行為をした」として相棒の不意打ちをクラウゼラに謝罪している。
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