2代目 S10型とは? わかりやすく解説

2代目 S10型(1975年 - 1979年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 09:19 UTC 版)

日産・シルビア」の記事における「2代目 S10型(1975年 - 1979年)」の解説

2代目シルビア当初、500cc×2ローターロータリーエンジン搭載し1973年昭和48年秋頃発表予定されていた[出典無効]。しかし直前勃発した中東戦争によるオイルショックを受け、日産燃費の悪いロータリーエンジン搭載して発売断念設計変更経て既存のL18型レシプロエンジン搭載し2年越しデビューこぎつけた1975年昭和50年10月、A-S10型発売日本国内車名は「ニューシルビア」で、エンブレムにも「NEW」文字見られる。このエンブレム最後まで「NEW Silviaと書かれており、前期型エンブレムCSP311型シルビアと同じ字体だった。コンセプト初代はうって変わり北米市場向けの「セクレタリーカー」として開発された。うねりの強いスタイリングから、「ハマグリ」の愛称を持つ。イメージ・キャラクターには、当時人気だった女優シルビア・クリステル起用していた。 プラットフォームはB210型サニーベースとしており、サスペンションフロントストラット式リアがリーフリジッド式を採用している。ハードウエアの面でも初代との繋がり全くないエンジンは、昭和50年排出ガス規制対応のための排ガス対策システムであるNAPS備えたシングルキャブレターのL18型(105PS)を搭載1976年昭和51年5月NAPS備えた電子制御式燃料噴射のL18E型(115PS)を搭載したLSEシリーズ追加従来キャブ仕様LSシリーズそのまま併売され、全車昭和51年排出ガス規制対応となる。この時からLSLSEともに型式B-S11型に変更された。 1977年昭和52年8月マイナーチェンジフロントグリル意匠変更フロントバンパー四隅へ対衝撃ゴム配置され後期型移行エンブレム書体もこの時から新デザイン変更最上級グレードであるType G設定された。 1977年昭和53年9月専用ツートンカラーアクセントストライプボディ同色フェンダーミラー専用シート綾織生地)、専用バッジなどを装備した限定車「セレクトモデル」を追加設定。 なお、2代目シルビアについては「後期型へのマイナーチェンジ時に型式がS11へ変更されキャブ仕様LSシリーズから電子制御式燃料噴射仕様LSEシリーズ移行した」と受け取れる記述行っている資料も多いが、前述通り型式変更前期型途中LSEシリーズ追加され全車昭和51年排出ガス規制対応した際のことであり、また後期型においてもLSシリーズ継続販売されていた。 直線的な美しデザインを持つ初代とは対照的に北米受けを狙った2灯式ヘッドランプスタイリング日本顧客には共感得られず、国内販売台数は月2,000台ほどと、ライバルトヨタ・セリカには遠く及ばず不振だった。 この世代の北米向けモデル初めSX車名使われた。名称はDatsun 200SX通称5マイルバンパー呼ばれる大型バンパー前後装着していた。 販売終了前月までの新車登録台数累計は48438台

※この「2代目 S10型(1975年 - 1979年)」の解説は、「日産・シルビア」の解説の一部です。
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