2代目 RD4/5/7型(2001年 - 2006年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 01:46 UTC 版)
「ホンダ・CR-V」の記事における「2代目 RD4/5/7型(2001年 - 2006年)」の解説
2001年9月18日にフルモデルチェンジ。エンジンはK20A型が搭載され、初代で酷評を受けた4WDシステムも大幅に進化し、ミドルクラスクロスオーバーSUVとしては十分な性能となった。トランスミッションは4速ATと5速MT。 室内居住空間を重視したのは初代モデルと同様である。また、エクステリアデザインもキープコンセプトながら、さらに都会向けにリファインされたものの、樹脂パーツも多用するなどアウトドアライフを連想させるデザインとなっている。インテリアでは、初代の特徴であった、広く開放的な室内はそのままに、インパネと一体型の個性的なパーキングブレーキレバーや、メーター横に伸びたシフトレバー、大型のドアポケット、ペットボトル飲料の保冷・保温ができる「インパネ・マルチボックス」など、SUVのワイルドさとミニバンの使い勝手が融合した特徴的なインテリアであった。タイヤは北米からの要請で、ランニングコストを抑える目的で他のSUVよりも小さめのものになっている。 また、当車のラージプロジェクトリーダーだった八郷隆弘はその後、ホンダの社長に就任している。 しかし、セールス面では日本国内でのSUVブームの沈静化や、従来のプリモ・ベルノ店併売からベルノ店の専売になったこともあり、初代モデルほどの数字は記録できなかった。反面、北米・欧州・アジアでの評価が非常に高く、アコード、シビックに続く全ホンダ車中第3位の販売台数を誇り、世界的にはヒットした成功作といえる。 2004年9月22日に行われたマイナーチェンジでは既存のK20A型を廃止し、当初から北米仕様に設定されていた、アコードやオデッセイ、エレメントに搭載されているK24A型が全車に採用され、トランスミッションもすべて5速ATとなった。なお、欧州仕様ではAT比率が非常に低いためMT車が継続販売され、N22A型ディーゼルターボエンジンが追加された。 2006年9月に生産終了。在庫対応分のみの販売となる。 2006年10月に3代目と入れ替わって販売終了。 日本では初代ほどの人気は獲得できなかったが、英国スウィンドン工場で生産されているCR-Vは北米に輸出され、現地の会社でないにもかかわらず対米輸出台数が1位となるなど、大きな人気となった。 中国では東風本田汽車の最初の車種として2004年4月24日から生産が開始され、5月12日に発売が開始された。なお、上海モーターショーに、デザインの酷似した中国製自動車が出展され、物議を醸した。 前期型フロント(アジア仕様) 前期型リア(アジア仕様) 後期型 後期型リア 前期型ベースの教習車 前期型ベースの教習車、リア。熊本県の寺原自動車学校のもの。
※この「2代目 RD4/5/7型(2001年 - 2006年)」の解説は、「ホンダ・CR-V」の解説の一部です。
「2代目 RD4/5/7型(2001年 - 2006年)」を含む「ホンダ・CR-V」の記事については、「ホンダ・CR-V」の概要を参照ください。
- 2代目 RD4/5/7型のページへのリンク