2代目 RTD型(1995-1999年)
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「ローバー・400」の記事における「2代目 RTD型(1995-1999年)」の解説
1995年にフルモデルチェンジを行なった。開発は、初代と同様にホンダとの共同作業にて進められたが、発売時には提携関係が終わっていた。 デビューは5ドアハッチバックタイプが先行し、1996年に5ドアハッチバックのリア周りを大幅に変更したローバー400サルーンが登場した。ローバージャパンが1996年よりサルーンタイプを正規輸入した。 ステーションワゴンである「416SLi Tourer」は、ホンダ製エンジンに置き換わりローバーK16エンジンとZF製CVTを積み、「Rover Tourer (ローバー トゥアラー)」として400シリーズから独立しローバーステーションワゴンとして引き続き1999年までカタログに載ることとなる。 主要メカニズムは共同開発車でもある当時の欧州向けシビックと共通する部位こそ多いものの、味付けはまるで異なるもので、自社開発のガス封入式ダンパーを採用するなど徹底したチューンが行われており、乗り心地の良さと、ハンドリングの良さをうたっていた。事実、NASAのドライバーコンフォートレベルテストではナンバー1の総合評価を獲得している。 装備面では輸入車としては安価な価格設定にも関わらず、本木ウォールナットパネルやレザーシートといった、いかにも英国車的な作りを売りにしていた。 エンジンバリエーションはホンダ・ZC型 SOHC 1.6Lと、ローバー Kシリーズ DOHC 1.4L、DOHC 1.6L、DOHC 2.0L ローバー自社開発ディーゼルエンジン2.0Lが用意された。ATモデルはホンダ製のみが搭載された。なお、欧州ではMTの需要が高く、本国英国ではほとんどがローバーエンジンを搭載した物が流通していた。 ホンダガソリンエンジンは日本国内に流通しているホンダ車の物とは下番が異なり、ヘッドカバーなど細部に違いがある。 主に欧州圏用、ローバー向けのエンジンとされている。 日本では1996年から発売を開始し、サルーンタイプのホンダエンジンを搭載した「416SLi」、「416Si」が輸入され、1998年には電動格納ミラーや同色サイドモールディング等を搭載した限定車コンフォートパッケージが登場した。ハッチバック版やローバー製エンジンを搭載したモデルは日本には輸入されなかった。
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