2代目 RS20/30系 (1959年 - 1962年)
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「トヨペット・マスターライン」の記事における「2代目 RS20/30系 (1959年 - 1962年)」の解説
1959年3月に販売開始。 乗用車の雰囲気を盛り込むことで一定の評価と需要を獲得した初代マスターラインではあったが、クラウンがS20系へとマイナーチェンジを果たし、アメリカ車志向の一層の豪華さと見栄えの良さを身に付けると、マスターラインの欧州車風の簡素に過ぎるスタイルや、旧弊な足回りが見劣りするようになる。 そこで、初代RS型クラウンのフロントダブルウィッシュボーンサスペンションの成功で自信を着けていたトヨタは、これらの不満を解消すべく、1.5トン積み以上のトラックを除き、小型車のフロントサスペンションから車軸懸架を一掃することとなる。 同時に2代目マスターラインでは、車体の多くやフレームをS20系クラウンと共通化し、居住性と見栄えの向上に注力した。外観は、前半分はほぼクラウンと共通で、後半分はクラウンとの類似性も持たせつつ、直線状のキャラクターラインが特徴の独自デザインとなった。車名はマスターの商用車を表すマスターラインのまま据え置かれた。 1960年10月に道路運送車両法改定に伴う小型自動車の規格改定(全長×全幅×全高・4,300mm×1,600mm×2,000mm以下→4,700mm×1,700mm×2,000mm以下、ガソリンエンジンの総排気量・1,500cc以下→2,000cc以下)を受け、クラウンと共にマイナーチェンジを実施、ピックアップに2ドアダブルキャブ仕様を、バンに4ドア仕様をそれぞれ追加した。型式がピックアップがRS36型、ダブルキャブピックアップがRS36P型、2ドアバンがRS36V型、4ドアバンがRS36V-B型となり、エンジンが全車1.5LのR型ガソリンエンジンから1.9Lの3型ガソリンエンジンに変更されただけでなく、クラウン同様にタイヤとホイールも小径化(15インチ→13インチ)され、更にホイールのP.C.D.までも変更(スタッドナット6穴・139.7mm→スタッドナット5穴・114.3mm)された。
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