東風本田汽車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/23 08:07 UTC 版)
![]() | |
![]() 第2工場の正門 | |
種類 | 合弁会社 |
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略称 | WDHAC |
本社所在地 |
![]() 430056 湖北省武漢市武漢経済技術開発区車城東路283号 湖北省武漢市漢陽区江城大道369号 湖北省武漢市蔡甸区硃山湖北路1号 |
設立 | 2003年7月16日 |
業種 | 輸送用機器 |
事業内容 | 自動車の製造・販売 |
代表者 | 渡邉丈洋(総経理) |
資本金 | 5億6,000万USドル |
従業員数 | 7482人(2013年9月30日時点) |
主要株主 |
東風汽車集団股份有限公司(50%) 本田技研工業(40%) 本田技研工業(中国)投資有限公司(10%) |
外部リンク | https://www.dongfeng-honda.com/ |
東風本田汽車有限公司(とうふうほんだきしゃゆうげんこうし、とんぷうほんだきしゃゆうげんこうし、簡体字:东风本田汽车有限公司、英字:Dongfeng Honda Automobile Co., Ltd.、通称:東風ホンダ)は、本田技研工業が東風汽車との合弁で設立した中国で四輪自動車の製造と販売を行う会社である。
産業区分上は、中国の国家基準「国民経済行業劃分」(GB/T4754-2017)により、ガソリン・ディーゼル自動車完成車製造(C3611)、自動車用原動機製造(C3620)に属する。
沿革

- 2003年7月16日 - 東風汽車と本田技研工業が合弁で「東風本田汽車(武漢)有限公司」を設立。湖北省武漢市の完成車工場「武漢万通汽車有限公司」の株式の50%をホンダが取得する形で設立された[1][2]。
- 2004年4月24日 - CR-Vが生産開始[3]。
- 2004年5月12日 - CR-Vが発売[4]。
- 2005年4月18日 - 社名を「東風本田汽車(武漢)有限公司」から「東風本田汽車有限公司」に変更[5]。
- 2006年2月26日 - 年産12万台拡張工事が完了[6]。
- 2006年4月22日 - シビック発売開始[1][7]。
- 2007年3月7日 - エンジン工場が稼働開始。年産12万台の能力を持ち1.8Lと2.0Lエンジンを生産する[8]。
- 2009年7月27日 - 初代スピリア発表。CU1/2型アコードの中国仕様車である[1][9]。
- 2009年12月10日 - CR-Vの年間販売台数が10万台を突破[10]。
- 2010年6月25日 - 年産24万台拡張工事が完了[1][11]。
- 2010年11月5日 - 第二工場の起工式を実施[12]。
- 2011年7月25日 - 累計生産100万台達成。同時にCR-Vの累計生産台数が50万台に到達[13]。
- 2012年4月22日 - 8代目シビックをベースに開発した自主開発車「CIIMO」(シーモ、中国語名:思銘)を発表[1][14][15]。
- 2012年7月10日 - 第二工場が稼働[1][16]。
- 2012年7月12日 - エリシオン発売開始[1][17]。
- 2013年4月20日 - 上海モーターショーにて「ジェイド」(中国名:傑徳)を発表。2012年の北京モーターショーにて発表した「Concept S」の量産化車種である。なお、車名はかつてホンダが販売していたオートバイと同一である[18]。
- 2013年7月16日 - 創立10周年記念式典を開催[19]。
- 2022年1月6日 - 武漢市の武漢経済開発区にEV車専用工場の建設を発表[20]。
- 2022年11月28日 - 新型コロナウイルス感染症拡大による外出規制で、武漢工場の従業員の出社がままならなくなったため同工場の操業を停止[21]。
生産車種(販売終了分を含む)
- グレイズ(哥瑞,2015~2020)- シティ(日本名・グレイス)
- ジーニア(竞瑞,2016~2020)
- シビック(思域,2006~)
- シーモ(思銘,2012~2015)
- ENVIX(2019~)
- スピリア/スピリア・スポーツハイブリッド(思鉑睿,2009~2018)
- インスパイア(英壮派,2018~)
- ジェイド(傑徳,2013~2020)
- エリシオン(艾力紳,2012~)
- XR-V(2014~)
- HR-V (3代目北米仕様) (2023〜)
- CR-V(2004~)
- UR-V(2017~)
- ライフ(来福,2020~)
- ホンダ・e:NS1 (2022〜)
関連項目
- 広汽本田汽車 - もう一つの中国合弁会社
脚注
- ^ a b c d e f g “公司简介” (中国語). 東風本田汽車. 2013年7月26日閲覧。
- ^ “中国 東風汽車公司との新たな四輪完成車生産事業をスタート”. 本田技研工業ニュースリリース (2003年8月6日). 2013年7月26日閲覧。
- ^ “东风本田汽车(武汉)有限公司CRV下线暨投放仪式” (中国語). 東風本田汽車有限公司 (2004年4月24日). 2013年7月26日閲覧。
- ^ “东风hondaCR-V5月12日全国统一上市” (中国語). 東風本田汽車有限公司 (2004年5月12日). 2013年7月26日閲覧。
- ^ “大事记 2005年4月” (中国語). 東風本田汽車有限公司. 2013年7月26日閲覧。
- ^ “东风本田12万辆乘用车项目建成投产” (中国語). 東風本田汽車有限公司. 2013年7月26日閲覧。
- ^ “东风Honda全新CIVIC全国统一上市” (中国語). 東風本田汽車有限公司 (2006年4月22日). 2013年7月26日閲覧。
- ^ “东风本田12万台发动机生产线建成投产” (中国語). 東風本田汽車有限公司 (2007年3月7日). 2013年7月26日閲覧。
- ^ “创领新市场 东风Honda思铂睿超凡诞生” (中国語). 東風本田汽車有限公司 (2009年7月27日). 2013年7月26日閲覧。
- ^ “CR-V年销突破10万辆” (中国語). 東風本田汽車有限公司 (2009年12月10日). 2013年7月26日閲覧。
- ^ “历经近七载滚动发展 东风本田年产24万辆能力建设终实现” (中国語). 東風本田汽車有限公司 (2010年6月25日). 2013年7月26日閲覧。
- ^ “東風ホンダ第二工場鍬入れ式 ~2013年に生産能力を12万台へ拡大~”. 本田技研工業ニュースリリース (2010年11月5日). 2013年7月26日閲覧。
- ^ “東風ホンダ累計生産100万台達成”. 本田技研工業ニュースリリース (2011年7月25日). 2013年7月26日閲覧。
- ^ “東風ホンダ自主開発モデル「CIIMO」を発表”. 本田技研工業ニュースリリース (2012年4月23日). 2013年7月26日閲覧。
- ^ “思铭CIIMO激情登场 售价11.18万元-11.98万元” (中国語). 東風本田汽車 (2012年4月22日). 2013年7月26日閲覧。
- ^ “東風ホンダ第二工場の稼働を開始”. 本田技研工業ニュースリリース (2012年7月10日). 2013年7月26日閲覧。
- ^ “售价28.38-31.98万 ELYSION 艾力绅上市” (中国語). 東風本田汽車 (2012年7月12日). 2013年7月26日閲覧。
- ^ “Hondaの新価値MPVコンセプトモデル「Concept M」を2013年上海モーターショーで世界初公開”. 本田技研工業ニュースリリース (2013年4月20日). 2013年7月26日閲覧。
- ^ “東風ホンダ創立10周年記念式典および中期事業計画発表会を開催”. 本田技研工業ニュースリリース (2013年7月16日). 2013年7月26日閲覧。
- ^ “東風Honda 電気自動車専用工場を建設”. 本田技研工業ニュースリリース (2022年1月6日). 2022年11月28日閲覧。
- ^ “中国コロナ感染拡大、ホンダなどの生産に影響”. ロイター (2022年11月28日). 2022年11月28日閲覧。
外部リンク
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