1990年代後半 クロック数競争とは? わかりやすく解説

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1990年代後半 クロック数競争

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 06:57 UTC 版)

CPU年表」の記事における「1990年代後半 クロック数競争」の解説

業務用 CPU分野では、この頃急速に能力を向上させてきたパソコン押されワークステーション市場徐々に失っていった。代わってインターネット時代到来とともに業務用CPU徐々にサーバ分野へと拡大していった。サーバ向けプロセッサではCPU64ビット化一段落し、高クロック化とマルチプロセッシングへと向かったパソコンCPU分野では1990年代半ばWindows3.1Windows95 などの GUI OS普及したことで、個人ユーザーの間でもCPU性能極端に追い求めるスピード飢餓(その究極自作パソコンユーザによるCPUオーバークロックである)の状態も出現した一方1990年代後半には、インテル PentiumPentium III時代急激な性能向上が見られ1990年代末頃になるとスピード飢餓時代徐々に解消していった。この過程x86CPU互換品作っていたメーカー再編進みNexGen買収した AMD勢い伸ばした1990年代末頃になると、CPUグラフィックチップ分野から撤退した事業売却したりする動き活発になった。 半導体回路微細化ムーアの法則)により回路設計自由度増し商用プロセッサにも投機的実行アウト・オブ・オーダー実行などの高速化手法続々導入されマイクロアーキテクチャ飛躍的に複雑化した。PA-RISCMAX命令MMX PentiumSSE命令など、CPU内蔵され命令複雑化多様化進んだ1995年 IBM/モトローラ PowerPC 60432ビットRISC CPU当時パソコン向けCPUとしては卓越した演算性能誇りPower Macintoshの上機種採用されたほか、IBMのサーバ・スーパーコンピュータにも採用された。 1995年 IBM/モトローラ PowerPC 60332ビットRISC CPU。低消費電力低価格特色があり、Power MacintoshPowerBook採用されたほか、組み込み向け広く使われた。 1995年 サン・マイクロシステムズ UltraSPARC64ビットRISC CPU1995年 インテル Pentium Pro32ビットCISC CPUCISC命令RISC命令セットOPs)に変換して実行する当時トレンドインテル初め採用したCPU当時先進的技術全て盛り込んだP6マイクロアーキテクチャ設計プロファイルは、10年以上に渡って同社におけるプロセッサ設計土台となる。 1996年 MIPS R10000 1996年4月 ヒューレット・パッカード (HP) PA-RISC800064ビットRISC CPU1997年 AMD K632ビットインテル互換CPU買収したNexGen設計流用している。 1997年 IBMモトローラ PowerPC750/74032ビットRISC CPU。「PowerPC G3」とも呼ばれる第3世代 PowerPC603譲り低価格・低消費電力と、604凌駕する演算性能あわせもつPower Macintosh G3PowerBook G3iMaciBook採用されたほか、組み込み向けにも広く使われニンテンドーゲームキューブWiiCPUベースになっている1997年 サン・マイクロシステムズ UltraSPARC II 1997年1月 インテルMMX Pentium発表32ビットCPUマルチメディア演算機能 (MMX) を搭載1997年5月 インテルPentium II発表32ビットCPU第6世代コア。独自のカートリッジ採用するなど従来異な方向打ち出したが、やや迷走気味になった1998年1月 コンパックDEC買収アメリカ合衆国情報産業再編進みつつあった中での大きな事件1つであり、DEC保有していたStrongARMインテル売却された。 1998年 IBM、 PowerPC750L 世界初銅配線製作されCPU消費電力削減可能になった。 1998年 AMD K6-232ビットインテル互換CPU低価格パソコン市場健闘しシェア伸ばしたインテルCeleron登場させるきっかけになった1998年 インテル Celeron発表AMD K6-2対抗したPentium対すローエンドCPU位置づけだったが、実質的にメインストリームCPUとなった1999年2月 ISSCCにて、ソニー・コンピュータエンタテインメントが"Emotion Engine"を発表プレイステーション22000年発売)向けに開発された。 1999年 インテル Pentium III 発表32ビットCPUPentium IIに高クロック化を意識してパイプライン長大化する改良施しマルチメディア演算機能拡張したSSE追加したもの。 1999年 AMD Athlon32ビットCPUインテル Pentium III激し性能競争繰り広げた1999年 モトローラ XPC7400を出荷32ビットRISC CPU128ビットSIMDAltiVec搭載し、「PowerPC G4」と呼ばれるPower MacPowerBookCPUとして採用されたほか、ルーターなど組み込みシステム向けにも広く利用される

※この「1990年代後半 クロック数競争」の解説は、「CPU年表」の解説の一部です。
「1990年代後半 クロック数競争」を含む「CPU年表」の記事については、「CPU年表」の概要を参照ください。

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