15のルール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 13:57 UTC 版)
「ぷよぷよ!! Puyopuyo 20th anniversary」の記事における「15のルール」の解説
本作には前作『ぷよぷよ7』の「だいへんしん」ルールは収録されていないが、このルールに存在した「クイックドロップ」(組ぷよを瞬間的に接地できる操作)が、基本ルール5つ(「ぷよぷよ」「ぷよぷよ通」「ぷよぷよSUN」「ぷよぷよフィーバー」「なぞぷよ」)を除いた全てのルールで搭載されている。 ぷよぷよ 初代『ぷよぷよ』に則ったルール。左から3列目が最上段まで積み上がると敗北。組ぷよは2個組のみ。このルールでは相手から送られてきた「予告おじゃまぷよ」を減らせる「相殺」や、タテ一列分のみの隙間に入った組ぷよの上下のぷよを入れ替える「クイックターン」は不可能。また「全消し」のボーナスは発生せず、「NEXTぷよ」は一手先まで、予告おじゃまぷよは岩ぷよまでしか表示されない。 ぷよぷよ通 『ぷよぷよ通』に則ったルール。相殺あり、左から3列目が最上段まで積み上がると敗北。組ぷよは2個組のみ。このルールでは、相殺しても予告おじゃまぷよが残っている場合はその残りが相殺した直後に降ってくる。また、また、このルールや「よんてさき」「ブロック」「アクティブ」では「全消し」後の1連鎖目はおじゃまぷよが30個(岩ぷよ1個)分上乗せされる。 ぷよぷよSUN 『ぷよぷよSUN』に則ったルール。『ぷよぷよBOX』以来の登場となったが、ルールはアーケード版からWindows 95版までの『ぷよぷよSUN』に準拠している。相殺あり、左から3列目が最上段まで積み上がると敗北。組ぷよは2個組のみ。フィールドは唯一14段目(画面外に2段)まであり、最大20連鎖まで可能。相殺や全消しを行うと「太陽ぷよ」が降ってくる。太陽ぷよはおじゃまぷよと同様に消すことができ、連鎖に巻き込んで消すと相手に送れるおじゃまぷよの数が増える。また、太陽ぷよを降らせたターンはおじゃまぷよは降ってこないが、相殺しても予告おじゃまぷよが残っている場合はその残りが太陽ぷよが降る直前に降ってくる。 ルール選択時に隠しコマンドを入力することで、ゲームボーイ版『ぽけっとぷよぷよSUN』に則ったルール(『ぷよぷよ通』同様、全消し後の1連鎖目において岩ぷよを送る事が可能、太陽ぷよの挙動が異なり即時発生してアクションがフィールドに反映されない、など)でプレイすることもできる。 ぷよぷよフィーバー 『ぷよぷよフィーバー』に則ったルール。相殺あり、左から3列目か4列目が最上段まで積み上がると敗北。使用キャラクターによって異なる個別の組ぷよパターンと連鎖倍率タイプが適用される。相殺をすると「フィーバーゲージ」がたまり、ゲージを満タンにすると「フィーバーモード」に突入する。また、相殺したターンはおじゃまぷよは降ってこない。なお、本作では『ぷよぷよ!』や『7』より一部のルールが再度変更され、『ぷよぷよフィーバー2』以前に近い仕様に戻された(詳細は、#ルールに関する相違点を参照)。 なぞぷよ 出題される問題(なぞぷよ)を相手より先にクリアするルール。表示された条件を先に満たしたプレイヤーのフィールドの上部に表示される「ノルマ」の数が減り、先にノルマの数だけ条件を満たしたが勝者となる。一問につき99秒の制限時間があり、時間内に誰も条件を満たさなかった場合は別の問題に切り替わる。このルールでは、ぷよを消してもおじゃまぷよは一切発生しない。組ぷよは2個組のみ。左から3列目か4列目が最上段まで積み上がった場合はフィールドがリセットされるのみで敗北にはならず、ペナルティも特に無い。また、今作ではこれまで「とことんなぞぷよ」限定だった「指定された位置でぷよを消す」問題が、対戦時にも出題されるようになった。 でかぷよラッシュ 『ぷよぷよ7』の「だいへんしん」ルールで登場したへんしんモードをベースにしたルール。ぷよのサイズが大きくなっており(フィールドが3列×6段)、同色のでかぷよを3つ以上繋げると消え、すばやく連続で消すことで連鎖数が増える「うわのせれんさ」が可能。プレイヤー全員が常に時間無制限のフィーバーモードとなり、最初から控えに用意されている予告おじゃまぷよを全て相殺すると、相手におじゃまぷよを送れるようになる。相手から送られてきた予告おじゃまぷよは組ぷよを1回落とすごとに1個ずつ降ってくるが、相殺している間はおじゃまぷよは降ってこない。中央の列の最上段まで積み上がると敗北。組ぷよは2個組のみ。 ちびぷよフィーバー 『ぷよぷよ7』の「だいへんしん」ルールで登場したへんしんモードをベースにしたルールで、「ずっとフィーバー」のちびぷよ版。ぷよのサイズが小さくなっており(フィールドが10列×18段)、無限に降ってくる連鎖のタネをひたすら消していく。プレイヤー全員が常に時間無制限のフィーバーモードとなり、最初から控えに用意されている予告おじゃまぷよを全て相殺すると、相手におじゃまぷよを送れるようになる。また、相殺したターンはおじゃまぷよは降ってこない。左から5列目か6列目が最上段まで積み上がると敗北。使用キャラクターに関係なく、組ぷよパターンと連鎖倍率タイプはこのルール独自のものに固定される。組ぷよは2個組と同色の4個のみ。 ちびぷよはっくつ 『ぷよぷよ!』で収録されていた「はっくつ」のちびぷよ版。ぷよのサイズが小さくなっており(フィールドが10列×18段)、小さいぷよの最下段に固ぷよに囲まれて埋まっている星を消すルール。星の大きさは2×2で、星の隣でぷよを消すと大量のおじゃまぷよを相手に送ることができる。左から5列目か6列目が最上段まで積み上がると敗北。組ぷよは2個組と同色の4個のみ。 とっぷう 一定時間(時間が迫ると、背景の風車の回転が速くなる)ごとに突風が吹き、フィールドに積んであるぷよが左端か右端にとばされる(隙間がある場合、その方向へぷよが寄せられ詰められる)ルール。突風は一定時間吹き続けるが、操作中の時点での組ぷよには突風の影響はなく、設置した直後に影響を受けて寄せられる。ぷよが消えた直後は全てのぷよが突風の方向へ寄せられた後に残ったぷよの自由落下が起こる。相殺したターンはおじゃまぷよは降ってこない。左から3列目が最上段まで積み上がると敗北。組ぷよは2個組のみ。 スロット ぷよを消すと画面中央のスロットに表示された数字が消した数だけ減っていき、「0」にするとスロットが停止、出た目に応じて最後にぷよを消したプレイヤーを基準にさまざまな効果が発生するルール。スロットが止まるまでのカウントは全員で共有となる。また、発生する効果はスロットの数字を「0」にして止めたプレイヤーに有益なものが多い。なお、相殺したターンはおじゃまぷよは降ってこない(スロットの効果で降ってくる固ぷよは除く)。左から3列目か4列目が最上段まで積み上がると敗北。使用キャラクターによって異なる個別の組ぷよパターンと連鎖倍率タイプが適用される。 発生する効果は以下の通り。以下、スロットの効果を発動させたプレイヤーを「自分」、それ以外を「相手」と表記。連鎖のタネゲット 自分のフィールドが強制的にリセットされ、4連鎖の連鎖のタネが降って来る。ただし、連鎖中であってもその連鎖は打ち切られてフィールドが更新されるため、状況やタイミングによっては必ず良い効果とは言えない。 スピードアップ 相手プレイヤー全員のぷよが降って来るスピードが一定時間最速になる。しかし、ぷよの消えるスピードも上がるため、時間をかけずに攻撃できるという利点もある。 こおりづけ 相手プレイヤー全員のフィールドのぷよが、おじゃまぷよと固ぷよ以外全てこおりづけ状態になる。 おじゃまプレゼント 相手プレイヤー全員のフィールドにそれぞれ固ぷよを2段降らせる。この固ぷよは相殺などで回避する事は出来ず、次のターンに必ず降って来る。 フィールド回転 自分を含む全員のフィールドが180度回転する。回転中に連鎖が起きた場合でも「だいかいてん」ルールとは異なりボーナスは付加されない。 フィールド交換 自分を含む全員のフィールドがそのまま交換される。3人以上の場合は、交換する相手はランダムになる。ぷよが消える瞬間に交換された場合は新しいプレイヤーがそのぷよを消した扱いとなり、そのプレイヤーの連鎖数に加算される。状況によって、交換前より有利になることもあれば不利になることもある。 おじゃまクリア 自分のフィールド内のおじゃまぷよ、固ぷよ、予告ぷよが全て消滅する。 よんてさき 他のルールでは次に操作できる組ぷよを表示する「NEXTぷよ」は2手先(「ぷよぷよ」ルールは1手先)までしか見られないが、このルールに限り4手先まで表示される。左から3列目が最上段まで積み上がると敗北。組ぷよは2個組のみ。この他の仕様はクイックドロップが使用可能であることを除き「ぷよぷよ通」ルールに準拠しており、相殺しても予告おじゃまぷよが残っている場合はその残りが相殺した直後に降ってくる。 ブロック 消えないブロックがあらかじめ置かれたフィールドでプレイするルール。ブロックは『なぞぷよ』など、一部のシリーズに登場した「壁」に近い存在。ブロックの設置パターンは6種類で、左から3列目が最上段まで積み上がると敗北。組ぷよは2個組のみ。上記「よんてさき」と同じくこの他の仕様はクイックドロップが使用可能であることを除き「ぷよぷよ通」ルールに準拠しており、相殺しても予告おじゃまぷよが残っている場合はその残りが相殺した直後に降ってくる。 スーパーファミコン版『す〜ぱ〜ぷよぷよ通(リミックス含む)』においても、「おぷしょん」の「KEIJOU」として類似した設定が搭載されていた。 アクティブ 連鎖中(ぷよが消えている間)も次の組ぷよを操作することが可能で、連鎖をつなげることができるルール。つなげた連鎖は最大99連鎖までカウントされ、テクニック次第では相殺できない程大量の予告ぷよを発生させられる。相殺したターンはおじゃまぷよは降ってこない。左から3列目が最上段まで積み上がると敗北。組ぷよは2個組のみ。 クロスかいてん フィールド上部のカウントが「0」になるたびに、フィールドの左3列と右3列がクロスしながら180度ずつ回転するルール。回転直後に連鎖が起こると「回転れんさ」となり、通常より多くのおじゃまぷよを相手に送ることができる。相殺したターンはおじゃまぷよは降ってこない。左から3列目か4列目が最上段まで積み上がると敗北。組ぷよは2個組のみ。 カルテット 出現する組ぷよが全て2×2の4個組のみのルール。3色・4色の4個組の組ぷよも出現する。使用キャラクターによって5種類の組ぷよパターンのどれかに固定されている。相殺したターンはおじゃまぷよは降ってこない。左から3列目か4列目が最上段まで積み上がると敗北。
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