風間隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 02:00 UTC 版)
A級3位。エンブレムは斜線と一つ目。遠征部隊。緻密な近距離戦の連携とカメレオンによるステルス戦闘を基本的な戦闘スタイルとする。隊服にはカメレオンの使用によるトリオン消費を抑える機能が追加されている。城戸の直下の部隊として隠密任務を与えられる事も多い。 風間 蒼也(かざま そうや) 声 - 緑川光 / 演 - 廣野凌大 風間隊隊長。攻撃手。男子大学生。21歳。個人総合ランク3位、攻撃手個人ランク2位。 9月24日生まれ。身長158cm。A型。みかづき座。好きな物はカツカレー・牛乳・自己鍛錬。 登場したボーダー隊員の中では同年代の木崎・諏訪と共に年嵩の部類になるが、身長はとても低い。ただし本人は気にしておらず、作者曰く「小型かつ高性能」。[要出典] 緊張時はおろか日常でさえ冷静沈着な態度を崩さず、その性格ゆえに時折辛辣な物言いをすることもあるが、菊地原のサイドエフェクトの有効性を見抜いてスカウトしたり、本部でのエネドラ戦で囮を務めた笹森を褒めたりするなど他人への評価・対応が正当なこともあってボーダーでの人望は比較的高い。 迅が遊真(実質、三雲隊の三人)のために、師の形見でもある黒トリガーを手放したことに疑問を抱き、どれ程の価値があるのかを計るため、三雲隊で唯一正隊員である修に模擬戦を持ちかける。結果、二十五戦した中で最後に引分けにまで持ち込んでみせた修に見るべきものを見い出し、「はっきり言って弱い」という総評と共に、修の戦い方に激励とも取れる評価を下している。修がB級第4戦で惨敗を喫した際には、自己鍛錬の努力は認めつつ「(自分の実力アップだけでなく)隊長としての務めを果たせ」と助言している。 迅が本部に返却したことで宙に浮いた黒トリガー「風刃」の使用者の第一候補に挙がっていたが、辞退している。 本人の言によると、兄を近界民に殺されているが、同じような境遇で姉を殺された三輪とは異なり復讐は別に考えていないらしい。 戦闘では主に「スコーピオン」を使用し、ボーダー本部でも屈指のスコーピオン使いと言われている。その変形する特性を応用した腕や足からの奇襲攻撃と「カメレオン」によるステルスを用いた戦術を得意とする。 第二次大規模侵攻では当初は風間隊としてラービットの討伐任務をしていたが、途中で現れたエネドラとの戦闘になった。戦闘当初は菊地原のサイドエフェクトによって敵の攻撃を上手く避けたり、ステルス戦闘での攻撃を仕掛けるが、「泥の王」の(気体(ガス)ブレード)によって緊急離脱してしまう。残った歌川と菊地原には撤退の指示を出す。その後は後に本部へ強襲してきたエネドラには諏訪隊に指示する事で相手の特性を分析し、弱点を見抜くことで一矢報いた。 歌川 遼(うたがわ りょう) 声 - 三浦祥朗 / 演 - 奥野翼 風間隊隊員。万能手。男子高校生。16歳。 6月10日生まれ。身長173cm。A型。うさぎ座。好きな物は犬・焼き鳥・スポーツ全般。 慎重な性格。宇佐美を立てる発言や落ち込む笹森をフォローするなど気遣いに長けており、口の悪い菊地原(同隊員)の諌め役でもある。黒トリガー争奪戦に参加していたが、あまり目立つことなくベイルアウトした。しかし、入隊時のポイントは2950と菊地原よりも高い数値を有している。菊地原と同じく進学校に通っている。宇佐美からの愛称は「うってぃー」。 第二次大規模侵攻では当初はラービットの討伐任務をしていたが、途中で現れたエネドラとの戦闘になった。戦闘当初は菊地原のサイドエフェクトによって敵の攻撃を上手く避けたり、風間のステルス戦闘での囮役をこなしたりするが、風間が「泥の王」の(気体(ガス)ブレード)によって緊急離脱してしまったため、風間からの撤退の指示を受け撤退した。その後はボーダー基地内に侵入したエネドラ相手とした、忍田率いる合同部隊に参加。菊地原とのカメレオンによる連携攻撃でのステルス戦闘でトドメを刺した。 遠征選抜試験では隊長役として参加しており、オペレーターには志岐が選ばれ、隊員に漆間、遊真、巴を指名した。コンセプトは機動力と継戦能力を重視して指名しており、閉鎖環境試験初日には男性恐怖症でガチガチな志岐のフォローを遊真と巴に頼んでいる。 菊地原 士郎(きくちはら しろう) 声 - 菅沼久義 / 演 - 宮尾颯 風間隊隊員。攻撃手。男子高校生。16歳。普段は肩につく程度のセミロングだが、戦闘時(主にサイドエフェクト使用時)はポニーテールに纏めることも。 12月14日生まれ。身長164cm。O型。くじら座。キライなものはトマト・ピーマン・煮魚・牡蠣・優秀そうなやつ。好きなものは「仲間」と「友人」。 増長しやすい性格かつ毒舌家の捻くれ者で、誰に対しても憎まれ口を叩く。黒トリガー争奪戦ではその性格が仇となって迅を侮り、「風刃」を発動した彼に首を飛ばされ最初の脱落者となった。歌川(同隊員)と同じく進学校に通っている。宇佐美からの愛称は「きくっちー」。 「強化聴覚」のサイドエフェクトを持つ。常人の約6倍の聴覚を持つが、ただ単に耳が良いというだけではなく、その真価は「聞き分け」能力にあり、音により対象の材質や攻撃の方向を高い精度で予測することが可能。このサイドエフェクトによって、カメレオン使用中でも緻密な連携を可能にしている。 修と風間の模擬戦以来、何かと修に絡むことがあるが、普段は風間隊の隊員以外と話し込むことなどほとんど無いので、目撃した時枝は遊真に「あの二人は仲がいいの?」と聞いたほどである。 第二次大規模侵攻では当初はラービットの討伐任務をしていたが、途中で現れたエネドラとの戦闘になった。戦闘当初は自身のサイドエフェクトによる聴覚情報をリンクをさせることで敵の攻撃を上手く避けたり、ステルス戦闘での攻撃を仕掛けたりするが、風間が「泥の王」の(気体(ガス)ブレード)によって緊急離脱してしまい、風間からの指示によって撤退する。その後はボーダー基地内に侵入したエネドラに対して忍田率いる合同部隊に参加。サイドエフェクトによる味方への聴覚情報によるアシストと連携攻撃によるステルス戦闘でトドメを刺した。 ガロプラの侵攻時にはウェン・ソーと戦っている那須と熊谷のフォローに向かい、自身の聴覚で藁の兵の本体を当てて熊谷に教えた(本人曰く「足音聞けば1発」)。 遠征選抜試験では隊員役として参加しており、北添4番隊に所属する。事前アンケートで一緒に行きたくない人に南沢と真木を選んでおり、南沢と同じ部隊なことから、初日から嫌そうな表情を見せている。 三上 歌歩(みかみ かほ) 声 - 豊嶋真千子 風間隊隊員。オペレーター。女子高校生。16歳。Aカップ。 2月23日生まれ。身長152cm。A型。みつばち座。好きな物はとんこつラーメン・大福・漫画。2月生まれのため歌川・菊地原の1学年先輩に当たる。 前任の宇佐美からの推薦により、風間隊のオペレーターに就任した経緯を持つ。小柄だが面倒見の良いしっかり者で、沢村・小南ら多くの女性隊員から慕われている。
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