長寿作家へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 15:17 UTC 版)
『こち亀』で2001年に第30回日本漫画家協会賞大賞を、2005年には第50回小学館漫画賞審査委員特別賞を受賞している。 2005年(平成17年)8月6日、『こち亀』の発行部数が1億3000万部を突破し、東京・浅草神社に石碑が建立された。 2006年(平成18年)、『こち亀』が連載30周年・150巻発売・1450話記念となる。2月11日、主人公の両津勘吉の銅像が2体完成し、亀有駅の北口と南口に1体ずつ設置され秋本とラサール石井が出席して除幕式が行われた。また『あっぱれ!!さんま大教授』(フジテレビ)、『マンガノゲンバ』(NHK)など多数のテレビ番組に出演。『あっぱれ』ではアニメで両津を演じた石井との共演を果たした。 2008年(平成20年)11月8日、亀有銀座商店会ゆうろーど、中央ポケットパーク内に「少年両さん像」が設置され、秋本、ラサール石井の他、時の内閣総理大臣麻生太郎も参席し除幕式が行われた。 2009年(平成21年)2月22日、ドキュメンタリー番組『情熱大陸』(毎日放送)で人物像などが紹介された。 同年7月28日、『バラエティーニュース キミハ・ブレイク』(TBSテレビ)に出演し、テレビドラマ版『こち亀』の両津役・SMAPの香取慎吾ら出演者達と対談している。9月26日にはドラマ最終回の冒頭に生出演した。 2010年(平成22年)11月26日には、東京都青少年の健全な育成に関する条例に反対する記者会見に出席している。 2011年(平成23年)8月1日放送の『SMAP×SMAP』(関西テレビ放送製作・フジテレビ系)のコーナー『BISTRO SMAP』に、同年8月6日から公開される香取主演の映画『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE〜勝どき橋を封鎖せよ!〜』の宣伝を兼ねてサプライズゲストとして出演している。ゲストチーム(香里奈・深田恭子他)とSMAPチームによる似顔絵対決の審査員を務めた。 2012年(平成24年)10月1日に葛飾区制施行80周年を記念し初の名誉区民に顕彰された。山田洋次監督らとの同時受賞であり、「連載が始まった際、同じ葛飾区の『寅さん』に追いつくよう頑張ろうと担当者と誓ったので同時受賞はうれしいです。」と秋本はコメントしている。 『こち亀』の長期連載の間にも、多くの短編・読み切り作品を発表している。 2016年(平成28年)9月3日に神田明神で行われた『こち亀』連載40周年記念の巨大絵巻物展示会で、秋本の代表作である『こち亀』の連載を2016年9月17日発売の『週刊少年ジャンプ』2016年42号をもって完結、同日発売のコミック200巻で最終巻とすることを発表した。『こち亀』連載終了について体調面や執筆についての問題は特になく、区切りの良い時点で『こち亀』を終了させ、新たな作品に取り組みたいと言う秋本の意向によるものと報じられた。 同年9月14日、『こち亀』の連載40周年並びに200巻到達を記念して「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネス世界記録に認定された。この日の授与式にて、ギネス・ワールド・レコーズの公式認定員から秋本に公式認定証が授与されると、秋本は「漫画にとってもうれしいこと。私も今後の漫画家人生で凄く元気が出ること」と喜びを露わにした。また10月13日にはその功績が称えられ、第64回菊池寛賞を受賞した。12月31日には『第67回NHK紅白歌合戦』にゲスト審査員として出演した。2017年3月8日には『こち亀』の成果などが評価され第67回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞、同年4月25日には『こち亀』40年の連載完結に対して第21回手塚治虫文化賞特別賞を受賞した。同年7月22日には第48回星雲賞コミック部門を受賞している。 2018年(平成30年)4月11日、京都府亀岡市を舞台にした『ファインダー -京都女学院物語-』の執筆がきっかけで、亀岡市から「京都・かめおか観光PR大使」に任命される。 2019年(平成31年)4月2日 - 4月16日、布川ゆうじの企画により、天野喜孝、高田明美、大河原邦男らタツノコプロ出身のアーティストと競演した展示会「ラフ∞絵」を、3331 Arts Chiyodaで開催。 同年(令和元年)11月3日付けで発令された秋の褒章で、紫綬褒章を受章。
※この「長寿作家へ」の解説は、「秋本治」の解説の一部です。
「長寿作家へ」を含む「秋本治」の記事については、「秋本治」の概要を参照ください。
- 長寿作家へのページへのリンク