道南直通特急としての「北斗」とその速達化
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「北斗 (列車)」の記事における「道南直通特急としての「北斗」とその速達化」の解説
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)による運行に移行。 月日不詳:グリーン車に禁煙席を設置。 1988年(昭和63年)3月13日:津軽海峡線開業に伴うダイヤ改正により、次のように変更。青函連絡船との連絡の兼ね合いで運行されていた函館駅を早朝・深夜に発着する列車を、寝台特急(ブルートレイン)「北斗星」に振り替える。「北斗星」の函館駅 - 札幌駅間に関しては、B寝台の一部を普通車扱いとするいわゆる“ヒルネ”と称される用法であったが、函館駅を早朝に乗車する乗客が多く、それを寝台特急である「北斗星」ではさばくことが難しいことから、「北斗星」の直後に臨時「北斗」の続行運転を行ったり、「北斗星」に函館駅から座席車を増結した事もあった。なお下り寝台特急「北斗星」は上野駅を3月13日に発車するため、北海道内は3月14日からの運転となったため、同日に限り、特急「北斗星1・5号」とほぼ同じダイヤで、臨時特急「北斗81・85号」が運転された。 「おおとり」を札幌駅を境に系統分割し、廃止。札幌駅 - 網走駅間を「オホーツク」、函館駅 - 札幌駅間を「北斗」とする。これにより、函館駅発着列車で札幌駅より先へ行く定期列車は運転されなくなる。 「北斗」一部の列車にはN・NN183系を投入し、最高速度を120 km/hに引き上げ。速達性を高め、函館駅 - 札幌駅間を3時間29分で結ぶようになった。 スーパー北斗19号(5019D)運転時刻表(1997年時点) 停車場名着発(通)函館 ・・・ 18.4600 五稜郭 ⇂ .4930 桔梗 ⇂ .5215 大中山 ⇂ .5315 七飯 ⇂ .5500 大沼 ⇂ 19.0215 大沼公園 ⇂ .0315 赤井川 ⇂ .0530 駒ヶ岳 ⇂ .0800 東山 ⇂ ⇂ 姫川 ⇂ .1345 森 ⇂ .1745 桂川 ⇂ ⇂ 石谷 ⇂ .2115 本石倉 ⇂ ⇂ 石倉 ⇂ .2415 落部 ⇂ .2630 野田生 ⇂ .2930 山越 ⇂ .3145 八雲 ⇂ .3415 鷲ノ巣 ⇂ .3545 山崎 ⇂ .3800 黒岩 ⇂ .4100 北豊津 ⇂ .4300 国縫 ⇂ .4515 中ノ沢 ⇂ .4745 長万部 ⇂ .5045 旭浜 ⇂ ⇂ 静狩 ⇂ .5615 小幌 ⇂ ⇂ 礼文 ⇂ 20.0300 大岸 ⇂ .0515 豊浦 ⇂ .0845 洞爺 ⇂ .1145 北入江(信) ⇂ .1330 有珠 ⇂ .1500 長和 ⇂ .1745 伊達紋別 ⇂ .1945 北舟岡 ⇂ .2130 稀府 ⇂ .2315 黄金 ⇂ .2530 崎守 ⇂ ⇂ 本輪西 ⇂ .2930 東室蘭 20.3315 20.3430 鷲別 ⇂ .3645 幌別 ⇂ .4030 富浦 ⇂ ⇂ 登別 ⇂ .4415 虎杖浜 ⇂ .4600 竹浦 ⇂ .4815 北吉原 ⇂ ⇂ 萩野 ⇂ .5045 白老 ⇂ .5330 社台 ⇂ .5615 錦岡 ⇂ .5915 糸井 ⇂ 21.0145 青葉 ⇂ ⇂ 苫小牧 21.0445 21.0515 沼ノ端 ⇂ .1015 植苗 ⇂ .1315 美々 ⇂ .1700 南千歳 21.1945 21.2015 千歳 ⇂ .2230 長都 ⇂ ⇂ サッポロビール庭園 ⇂ .2515 恵庭 ⇂ .2630 恵み野 ⇂ ⇂ 島松 ⇂ .2845 北広島 ⇂ .3200 西の里(信) ⇂ ⇂ 上野幌 ⇂ .3600 新札幌 ⇂ .3730 平和 ⇂ ⇂ 白石 ⇂ .4015 苗穂 ⇂ .4215 札幌 21.4500 ・・・ ※ 東山・桂川・本石倉・旭浜・小幌・崎守・富浦・北吉原・青葉・長都・恵み野・西の里(信)・平和 の時刻は出典に未掲載のため「⇂」で表記 1994年(平成6年)3月1日:このときのダイヤ改正により以下のように変更。振り子式車両281系気動車を導入し、「スーパー北斗」5往復が運行開始。これに伴い、「北斗」は2往復減となり6往復になる。 「スーパー北斗」の全列車と「北斗」の一部列車が最高速度130 km/hに引き上げられる。このうち1往復(2・19号)は2時間59分(表定速度:106.8 km/h)で運転され、表定速度が日本の在来線における最速となる。 従来、JRグループの旅客営業規則第69条・第158条の規定により長万部駅 - 札幌駅(苗穂駅・白石駅)間の運賃・特別急行料金は函館本線(ニセコ駅)経由で計算される経路特定区間の特例が適用されていたが、同日より当該区間の特例は廃止され、実際の運行経路で運賃・特急料金を計算するようになった。 月日不詳:グリーン車に喫煙コーナーを設置し、グリーン車を全席禁煙化。 5月9日:午後1時頃、室蘭線を走行中の札幌発函館行きの「スーパー北斗」10号で「床下から異音がする」と乗客から申告があり、最寄り駅に停車して点検。最後尾の車両下部に設置された推進軸の脱落を発見。 1996年(平成8年)3月16日:一部列車が新札幌駅に停車するようになる(下り1本のみ)。 1997年(平成9年)10月1日:一部列車が五稜郭駅に停車するようになる(上下2本ずつ)。 12月1日:「スーパーおおぞら」に続いて、「スーパー北斗」でも客室乗務員「ツインクルレディー」の乗務開始。 1998年(平成10年)4月11日:「スーパー北斗」の2往復に283系気動車を導入し、「北斗」1往復を「スーパー北斗」に置き換え。 12月8日:「北斗」1往復を「スーパー北斗」に置き換え。 1999年(平成11年)2月:「北斗」自由席に183系6000番台「お座敷車両」の連結を開始。 12月4日:「スーパー北斗2号」を五稜郭駅に停車拡大。これに伴い、同列車が五稜郭駅で「はつかり14号」と接続するようになる。
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